国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

テンサラバサラ
1952年 山形県
テンサラバサラは天から授かったもので、飼っているとその家はとても幸福になる。弥惣兵衛家では、明治36年に地上1m位のところを飛んでいたのを拾った。土蔵の改築時に紛失してしまい、その後不幸なことが続いた。

類似事例(機械学習検索)

テンサラバサラ
1952年 山形県
テンサラバサラは雷様と共に降ってきた天からの授かり物だ。佐藤家のものは真っ白で丸く、兎の尾の先を切ったような形である。小豆大の大きさで白い毛が密生している。白粉を食べて段々大きくなる。子供を産んで増え、持っていると良いことがあるという。
類似事例

テンサラバサラ
1952年 山形県
太郎七家のテンサラバサラは20年程前、大雷が鳴った翌日に自宅前で拾った。2個あり、直径1.8cm程度である。「持っていると金持ちになったり良いことがあると言うが・・・」と問うと「そう言われているがどんなもんか」との返事だった。
類似事例

オシラサマ
2001年 青森県
某家のオシラサマは、元々はマリコという屋号の家のものであったが、火事の際にそのオシラサマが山に飛んでいったのを見つけてきて祀るようになったのだという。
類似事例

カネダマ
1938年 東京都
カネダマは唸りながら飛ぶ。カネダマが出た家は滅び、カネダマが落ちた家は栄えると言う。オカシラという家では30年程前にカネダマが裏の藪に落ち、それから栄えだしたと言う。
類似事例

オシラサマ,ヒカルコボク
2001年 青森県
某家のオシラサマは、祖父の代に火事にあった際、屋敷内で焼けて光っていた古木から形作って祀ったものだと言う。だが、父の代に信心が薄れてこれを焼き捨ててしまったところ、不幸ごとが続いた。これはオシラサマのとがめであると言うことになり、再び新しく作り直して屋敷内のお堂に祀った。
類似事例

プンプクチャガマ
1957年 新潟県
某家ではプンプク茶釜で役人を接待して、他人の土地を踏まなくてもいいほどの土地を貰った。この茶釜を黒岩の某家にあげたところ、プンプクプンプク転がって戻ってきた。「なぜ戻った」と言って火箸で叩いたらツバが割れ、戻らなくなったが、家によくないことが続いた。今は熊谷の寺の宝物になっている。
類似事例

クラノカミ,ハクジャ
1941年 岐阜県
土蔵の中または付近に白蛇がいて、それが蔵の神、或いは蔵の主と呼ばれている。ある家の若主人が蔵に入ったら、大きな蛇がいて、それを殺そうとしたが失敗した。数日後、蛇が水を飲みに蔵を出たところを見て殺したが、次第にその家の身代が悪くなったという。
類似事例

オシラサマ,タタリ、オグナイサマ
2001年 青森県
佐々木家にもとあったオシラサマは、この神が暴れて困った分家から預けられたものであったが、これを祀る家では鶏卵を食べられなくなってしまって困るので、川に流して捨ててしまった。そのときは何もなかったが、ある年に主人が眼病を患ったところ、これが捨てたオシラサマの崇りであることが分かったので、新しくまた神を祀ることとした。7・8寸の男女2体の人形で、オセンダクは首からまとい、オグナイサマと呼んでいる。
類似事例

ネコヅカ
1948年 岩手県
350年ほど前の話である。福蔵寺で飼われていたトラという猫は大変かわいがられ、30歳になった。そのころ藩主が死に葬儀が行われたが、その最中に棺が天に巻き上げられ、下りてこなくなるという事件が起こった。居合わせたものがいくら加持祈祷を行っても効果はなかったが、福蔵寺5世の大突和尚が駆けつけて祈ると、風はおさまり、柩は元の場所に戻った。この功により、寺領30石をたまわった。これはトラが長年の恩返しをしたものであった。その後、トラの行方は知れなかった。寺の鬼門に猫塚を建てた。
類似事例

オシラサマ
2001年 青森県
某家では屋敷地の一角に祠を建ててオシラサマを祀っているが、これは以下の理由による。親類が家を壊した際に、屋根裏からオシラサマが一体だけ見つかり、これは対で祀るものであるからともう一体を新しく作ってもらった。その後、新築の家にそれらを連れて行ったところ、不幸が起きたので原因を確かめると、オシラサマが人に見られるところに祀ってもらいたがっているとのことだったので、それからは屋敷内の道路の角に祠を建てて祀るようになった。
類似事例

コロコロ
1951年 大分県
木田家は橋下に住む犬神を拾って床下で飼っていた。白黒斑のイタチ様のもので常人には見えず、宙を歩くため足音も聞こえない。増えすぎると飼い主まで食い殺すので、時々は間引きする要がある。木田家前で転ぶと憑く。左足の親指から憑くので、すぐ親指を捻ると良い。
類似事例

ヘビ
1979年 三重県
ある人が谷に正月の若水を汲みに行き、「福を授けてください」と祈ったら、白蛇が前掛けに飛び込んできた。その白蛇を倉庫に祀ったらその家は栄えたと言う。
類似事例

オシラサマ
2001年 青森県
オシラサマの性格を語る伝承の中には、火事を知らせる、飛び歩くという事例が多く見られる。某家では、天保年間に火事になった際、オシラサマが元村の方へ飛んでいき、その後、母親が目の病気となってしまった。
類似事例

オシラサマ
1999年 宮城県
某家のオシラサマは、もともと舞根集落の家にあったが火事で中井集落に飛び、そこの家でも火事にあって某家に飛んできたと言う。あるとき話者(オカミサマ)が足が痛くなったので、某家のオシラサマを拝みに行ったところ、オシラサマの足にスガリ(蜂)がたかっていた。其れを知らせたのだろう。
類似事例

ヒジャマ
1977年 鹿児島県
ヒジャマは空の甕に宿をとり、家を焼く。ヒジャマに焼かれそうで危険な年は、小屋を作って甕を置き、その小屋に火をつけて焼いた。その火の勢いでヒジャマを天へ帰したのである。
類似事例

ガマガエル,ミズゴロウ
1982年 宮城県
養蚕で栄えた家が没落していた。ある時家人が、蚕が5,6匹ずつ飛んでいくのをみた。不思議に思ってつけると、大きなガマガエルが舌を伸ばして蚕を食べていた。そのガマガエルを殺してミズゴロウと名づけて祀ったら、家は再び栄えた。
類似事例

ヘビ
1936年 香川県
八栗聖天のご神体は蛇で、家内においておくとそのお体が太るにしたがい、その家の身代も太っていく。あまり大きくなりすぎて家に置くことが出来なくなると、その家は没落する。
類似事例

タイコザカ
1986年 埼玉県
昔、幸福寺の近くに一匹の竜が住んでいた。この竜は寺の鐘つき堂の主だといわれていた。ある時竜が近くの沼まで出掛けて帰ってくると何者かに鐘を盗まれていた。怒り狂った竜は、寺で大事にしていた太鼓を持ち出し、「これを借りていくぞ、鐘が戻ったら返す」と叫ぶや、どこかへ行ってしまった。その後その太鼓を見たものはいない。今、寺の前にある坂を歩くと「ポン、ポン」と音がするのは、この時竜が隠そうとして埋めたからだと伝えている。さて、この鐘を盗んだ者はなんと筑波山に住む竜であった。今でも筑波山のお寺の鐘をつくと「栢間恋し」と鳴るそうだ。
類似事例

ツルベオトシ
1992年 石川県
荒れた屋敷の竹薮に、天から下がって出てくる釣瓶落(つるべおとし)がある。それに手足が触れると取れなくなり、そのまま天に連れていかれるという。
類似事例

オシラサマ
1932年 岩手県
ある家でおしら様をもてあまし、ある時川に流したところ、おしら様は川下には流れず川上に行き、ある人に拾われ、また元の家に戻ってきたという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内