(ゾクシン),カミナリ 1935年 栃木県 雷が鳴っているときに裸でいると、雷にへそを取られるという。
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キツネモチ 1922年 今日狐持ちと言われている家は金持ちが多いが、かつては貧乏が多かったと言う。ある家は紙屑買をしていたが、ある日狐に出会い、自分を大切にしてくれるなら金持ちになる方法を教えてやろうと言われ、枠を売って歩くように言われた。それが良く売れてすぐに金持ちになったという。その家には今でも神棚に枠が飾ってあるという。
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ヒョウ 1975年 山口県 昭和十八年の雨乞いでは、帰りに直径四cmぐらいの角のたった、臍のある雹が降った。
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キツネノヒ 1971年 山梨県 20年程前には冬にきつねの火が、提灯のように道に10~20も出たという。
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テンサラバサラ 1952年 山形県 テンサラバサラは雷様と共に降ってきた天からの授かり物だ。佐藤家のものは真っ白で丸く、兎の尾の先を切ったような形である。小豆大の大きさで白い毛が密生している。白粉を食べて段々大きくなる。子供を産んで増え、持っていると良いことがあるという。
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ヤマタロウ,カワタロウ,ヤマワロウ,ヤマワロ 1999年 宮崎県 山太郎は山の神で、2月1日を太郎朔日といい、山太郎と川太郎が交代する日。山太郎は山わろうともいう。
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ヨビイシ 1967年 福島県 呼び石といわれている石の前に立ち声を発すると返事があるという。
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(ゾクシン),カミナリ 1936年 栃木県 初雷が鳴ったときには節分の豆を食べれば、雷に潰されないという。
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(ライフン) 1982年 滋賀県 正徳6年6月12日夕方、大津に雷が落ちた。その家の中に麝香の臍のような物があって良い香がした。ある人が言うには、それは雷糞と言って薬種として効能があるといい、よくあることだそうだ。雷が落ちたところには、必ず何かがおちているという。
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クダショウ 1934年 静岡県 谷の沢にいるクダショウという鼬ほどの獣を捕らえてきて、自宅に祀ると金持ちになるといって、実行している家もあるそうである。
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テンサラバサラ 1952年 山形県 テンサラバサラは天から授かったもので、飼っているとその家はとても幸福になる。弥惣兵衛家では、明治36年に地上1m位のところを飛んでいたのを拾った。土蔵の改築時に紛失してしまい、その後不幸なことが続いた。
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イシジゾウ 1961年 岩手県 昔、石地蔵の前で泥棒が金持ちを殺して金を盗んだ。泥棒は地蔵に口止めしたが、自分で喋ることになると言われた。3年後、果たしてそうなり、3年前に殺した金持ちの息子にそうとは知らず喋ってしまって敵を討たれたという。
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ヒトカゲ 1985年 徳島県 昭和五年頃の話。筆者が外で遊んでいると、父が帰ってきて「ちょっと前に人が通らなかったか」と言う。「誰も通らなかった」と言うと、父は「三間ほど前に人影が見えて追いつこうとしても追いつけないし、声をかけても返事がなかった」と言った。
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カネダマ 1996年 神奈川県 カネ玉という直径20センチ程の赤い火の玉のような玉を見ると金持ちになると言われているのは知らないが、空を飛ぶのを見たことはある。
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シチニンミサキ 1943年 高知県 外出して急に原因不明の発熱にかかって帰宅すると七人みさきにいきあったという。自宅に入る前に蓑をもって本人をさびる風習があり、そうすると翌日に全快する。
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キツネ 1974年 滋賀県 夜道を歩いていると、前に白い火が飛んでいて、土堤が目の前にあるように見えたことがあった。
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キツネ 1981年 和歌山県 呼ばれたときに1度目で返事してはいけない。人なら2度3度と呼ぶが、狐は1度しか呼ばない。それに返事すると化かされる。
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ヒノタマ 1999年 宮崎県 直径約30cmの丸い火の玉が、青白く尾を引きながら飛んでいたのを見た友人がいる。地上3mほどのところを飛んでいた。
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(ゾクシン),カミナリ 1933年 神奈川県 雷が鳴っているときに裸でいると、ヘソを取られるという。
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テンメイ,ショウグンヅカメイドウ 1974年 京都府 寛政7年8月24日の日暮れ前から東の方角がしばしば鳴った。大きな鼓を鳴らすような音だった。暁になって鳴りやんだという。昔から将軍塚鳴動というものがある。
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(ゾクシン),カミナリサマ,ネコ 1933年 神奈川県 雷が鳴っているときは猫を抱いていてはいけない。猫は魔物なので、雷様が乗り移るという。
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