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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

モメンヒキババア
1939年 福岡県
執筆者が幼い頃住んでいた家の近くに、屋敷跡の空き地があった。そこに落葉樹の古木があり、木が風に鳴る音が綿くり車の音のようだった。子供たちは、その音を聞くとモメンヒキババだと言って恐れた。白髪の婆さんが木の下で綿くり車を回していて、人が通り過ぎると、振り返って恐ろしい目で睨むのだという。

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モメンヒキババ
1956年
夜に大木が強風にどよめく音を、樹下に白髪の老婆が綿繰り車を廻している音と、子供らは聞かされておそれた。人がいくと恐ろしい目でにらんだという。
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モーレイ
1969年 鹿児島県
戦前のこと、良く怖がる婆さんがいた。サルウカレというところで叫んだりしていた.。またある雨の日、臆病な男がマキ取りにいった。誰かがクルタンド節を歌っていた。その辺は雨が降る時にモーレイが出るといわれるところだったので男は薪を取らずに帰った。その音は実は竹やぶの音であった。
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シナモン
1975年 新潟県
日暮れどき、婆さんが田仕事を終えて坂を下ってくると、向かいの山で木を引く人足たちのかけ声がする。迎えにきた家の者に聞くと、人足たちはとっくに山を下っているとのこと。かけ声はシナモン(ムジナのこと)のいたずらであった。
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テング
1964年 滋賀県
天狗さんの木と恐れられるモミの大木があった。話者が子どもの時分、この木で天狗さんがお囃子をしていた。
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アズキトギ
1987年 長野県
昔,部落の真中を流れる川に「すくじの橋」という木の橋がかかっていた。秋の夕暮れの頃,ある村人が橋を渡ろうとすると橋の下から女のすすり泣くような声と,ショキショキと小豆をとぐような音が聞こえてくる。他にも聞いたという者があり,2,3人の若者が正体を見届けるため橋の傍の物陰に隠れることになった。夕暮れ時になると音がするので橋の下を捜したが何もいない。その後しばらく音はしなかったが,また耳にする者が増えだした。不思議なことに橋を渡ろうとすると泣声や音はやむのだが,通り抜けてしまうとまた始まる。振り返るとまた物音がやむ。いつの間にか「あずきとぎの女」と呼ぶようになった。
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テングノキタオシ,タイボクニオノヲアテルオト,タイボクノタオレルオト,カイオン
1982年 新潟県
長野県境の布目という山地に小屋を建てて木を伐りにいった。若い衆5人、御飯をする女衆2人でいった。小雨が降る晩の夜中に遠くからカーン、カチーンと大木に斧をあてる音がしてきて、音はだんだん近づき大きくなり、メリメリメリ、ザーッと大木の倒れる音がした。小屋にのしかかってくるような音で、おそろしかった。その音は小屋にいる全員が聞いたという。朝に外へ出てみると大木などは倒れていなかった。これは、天狗の木倒しという怪音だといわれている。
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コドモノコエ
1995年 福島県
小さいころ、夜中にふと目を覚ますと、家の前の道路から「泥棒まてー」という子供の声と、下駄で走って行く音がした。それっきり何も起こらず、朝目を覚まして外へ出てみたがいつもと同じようであった。
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ガワッパ
1951年 熊本県
子供の頃、父と馬見原往還を歩いていると、夜更けなのに、山の中で木を伐る音がした。自転車のベルの音が後ろから聞こえたが、いつまでたっても自転車は追いつかない。父によれば、ともにガワッパの仕業だという。また、親戚の老人が祝儀の帰り道、家に辿り着いたと思って寝たが、翌朝気付くと山の中に1人で寝ていた。これもガワッパの仕業だという。
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カシャンボウ
1981年 和歌山県
話者が子どもの頃のこと。近所のお婆さんが井戸に水汲みに行ってカシャンボウに騙され、腰巻ひとつになって座っていた。カシャンボウはシシャンボという木の葉を食べさせてくれたという。
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キツネ
1938年 長野県
昔、お湯に入りに行った帰り、大川のそばに小さい小屋があった。月夜であったのに大雨になったので、皆あわてて小屋に入った。傘を持って近所の人が来てくれたが、一番年取ったお婆さんが下駄ではたくと「キャン」といって消えた。それは狐で、いい月夜のままだった。
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キツネ
1973年 岩手県
話者が木伐りをしていたころのこと。他に誰もいないのにパカリパカリと木伐りをする音がする。不思議に思って音のほうに行って見ると、狐が木の枝を咥えて木を叩いて、木伐りの音を出していた。
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ケンムン
1983年 鹿児島県
幼い頃、海に遊びに行く途中で、モクマオの木に座っている白っぽいものがいた。ひざをかかえていたが、赤ちゃんのようにくちゃくちゃだった。後にいとこが、舟の中で話すケンムンの話をしていたので、自分が見たものもケンムンだろう。
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タヌキ
1989年 長野県
山の高いところに小屋があり、話者は若い頃泊まったことがある。夜中、人が山の下から登ってくるような声がしたので誰か来たと思って外に出ると誰もいない。また小屋に入ると、すぐそこで声がする。たぬきに化かされていると気づいたので、もう外に出ないようにしたという。
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ウブメ
1979年 山形県
話者が17才の時、蚕の桑が不足したので親族の家に桑をもらいに行く途中に、棒木を積んだ川原から橋を渡ろうとすると、女が棒木に腰をおろして子供を抱いており、手を振ってきた。不思議に思いながら通りすぎると「今晩は」と挨拶してきた。その女は縞の着物を着ていたのがはっきり見えた。帰りにもその女はいて、恐ろしくなり逃げ帰ったという。
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キツネ
1988年 茨城県
話者の祖母が夕方、塩辛を持って近所の山道を歩いていたら、方角がわからなくなった。草刈をしている女に尋ねたら、逆の方向を教えられた。歩いているとなんとなくゾッとし、腰につけた塩辛の瓶が重くなる。狐がついていると思った。そのうちドォーンと突き飛ばされた。いままで人気のない山中だと思っていたが、実は人家の近くだったと気付いた。
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キツネ
1980年 青森県
小さいころ、夜、おばと一緒に畑に行ったらおばが「キツネがだます」と叫んだ。行ったらほんとに子どもを持ったキツネがぐるりを歩いていた。
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ユキオンナ
1994年 京都府
昔、お婆さんが正月の餅つきの準備をしていると、軒先に人の気配がしたので障子を開けてみた。すると色白のきれいな女が立っていた。お婆さんが大声で怒鳴ったら、女は消え、雪の上に足跡だけが残っていた。村人たちは雪女だといって怖がった。
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タヌキ
1984年 山梨県
曾祖母から聞いた話。ある家の土蔵の裏のケヤキの木の下に、毎晩丑三つ時に半纏を着て手拭をネエサンカブリにした娘が出て、ネンネンコロリヨの子守唄を歌った。戸の隙間から覗くと狸の尻尾が見えた。赤飯などをおいておくと食べ、次の日もまた化けてやってきた。毎晩来ていたが、いつしかこなくなった。
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コリ
1937年 大阪府
畑の畦道を歩いていると、辺りが突然真っ暗闇になった。しばらくすると元に戻ったが、その場にいた筆者の母が、後年、あれは狐狸の仕業であると筆者に語った。
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カミカクシ,サムトノバア
1996年 岩手県
若い娘が梨の木の下に草履を脱ぎ捨てたまま行方不明になり、30年余のち、親類の家に極めて老いさらばえたその女が帰ってきた。女は、人々に会いたかったから帰ったのだとつげ、再びあとをとどめず行き失せた。その日は風が激しく吹く日だったので、遠野では今でも風の騒がしい日にはサムトの婆がかえってきそうな日だと言うとのこと。
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