キツネ 1982年 東京都 狐はチョウチンをつけてきて、人に車の音を聞かせる。近くまでくると、チョウチンも車の音も消えてしまう。
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ネコ 1974年 栃木県 車で猫を捨てに行ったら、車が谷に落ちたことがあるという。
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ヒガタタクリ 1934年 岩手県 子供たちが火にあたってばかりいると、「ひがたたくりが来るぞ」と戒められる。
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テング 1985年 高知県 天狗は様々な音を出す。木を倒す音や、鉄砲を撃つ音、太鼓をたたく音や、虫送りをする音などである。
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アオイテ 1999年 栃木県 山道を走っていた車がガソリンスタンドで休憩を取った。乗っているうちの2人が買出しに出かけて車に戻ると、車に残っている人が青い手に足を掴まれて動けなくなっていたので、2人は逃げ出した。再び車に戻ると人はいなくなっていた。
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オト,タヌキノタイコ 1914年 岩手県 深山で夜に大木を切り倒す音がすることがある。初めは斧の音がして、次に木の倒れる音がし、その木の倒れるときの風が人のいるところにブワリと来るという。その他に太鼓の音が聞こえることもある。いわゆる狸の太鼓なのだろう。
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チワタ 1976年 福井県 血綿という物が若狭の海に近頃出た。これが出ると戦乱が起こるという。赤い綿のようで、幅1間の平き物である。5里も10里も続いていたという。
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ムジナ 1990年 秋田県 狢は夜に、太鼓の音や木をきる音、倒す音をさせる。
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タヌキ 1937年 大阪府 夜、狸の棲み家から、地車の囃子の音が聞こえてくる。
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(ムクリコクリオニ) 1979年 子供が泣いているのをやめさせるのに、「むくりこくり鬼が来る」という。むくりこくりとは蒙古と高句麗のことである。
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アシマガリ 1938年 香川県 綿のようなもので、人の足にからみついて苦しめることがあるといわれている。正体は見せないが、狸の仕業であるといわれている。
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キュウキュウシャ 1998年 静岡 救急車が通るとき、親指を隠さないと死ぬ。音を聞いても同様。
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アシマガリ 1956年 夜道を行く人の足に綿のようなものがからみついて人を苦しめることがある。狸の仕業とも。
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キツネ 1960年 岩手県 狐は山中で木を伐るような音、そして人の怒鳴り声などを出す。しかし木を伐る音だけで、木を倒す音はしない。
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アズキトギ 1987年 長野県 夜,村の大きな木の下を通ると小豆をとぐ音がした。恐ろしかった。
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テングノキダオシ 1986年 茨城県 杉の巨木が数多くある所では、夜半に音がして何かが飛ぶ。すると山奥から、斧で木を切る音と、木が倒れる音がして、風が吹く。これを天狗の木倒しという。
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(ゾクシン),ユビ 1998年 静岡県 霊柩車か救急車が通ったときに親指を隠さないと死ぬ。音を聞いても同じ。
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セコゴ,(カッパ) 1976年 大分県 トチーンと山の中で木を伐る音がしたり、水に飛び込む音がする。これはセコゴがやっている音であるという。
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テング 1988年 富山県 明治の初めにお宮跡の古木を切ろうとすると、天狗様が毎晩大騒ぎした。木が倒れる音と手を叩く音がする回数が、翌日木が何本きられるかの数と同じであったという。
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シロイワタミタイナモノ 1989年 鳥取県 馬場の山の中腹を白い綿みたいなものがスーッと通った。
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(オウムイシ) 1979年 三重県 志州答志郡磯部の岩を先年見に行ったが、岩の近くで音をだしても、音は返ってこず、離れたところで音を出すと音が返ってきた。地元の人が言うには、金属音以外は返ってくるそうだ。音の感じは井戸の中で響いてるようである。
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