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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ザシキワラシ
1958年 岩手県
ある人が見た座敷童子は2尺(60㎝)くらいで髪を芥子坊主にした裸の子供。それが脇の下に入ってきたので捕まえようとしたが、鰻のようにネバネバしていて捕まえられなかった。戸は閉まったままなのに出たので、座敷に居るのだろう。念仏を唱えたら行ってしまった。

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ザシキワラシ
1958年 岩手県
座敷童子は古い家に出る。小学校1年生くらいの背丈の子供。寝ていると出てきて、そうするともう動けなくなる。
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ザシキワラシ,ネズミ
1958年 岩手県
座敷童子は旧家の納戸にいる。古鼠とも子供ともいう。寝ていると柱を伝わって下りてきて、体の上にのぼってくる。そうするともう動けなくなる。
類似事例

ザシキワラシ
1958年 岩手県
座敷童子は古い家に出るが、姿は見えないという。
類似事例

ザシキワラシ
1958年 岩手県
座敷童子は床の間のある座敷に出る。床柱を下りてくる。床の間の前の畳に布団が触らないようにして寝れば出ない。2人で胸の上で相撲をとったり、鼠のような声を出したりする。座敷童子が来ると体が動かなくなる。
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タカタカボウズ,カワウソ
1985年 愛媛県
執筆者の父親が祖母から聞いた話に、タカタカ坊主が出たというものがある。ある夜、中門の戸がたたかれるので開けると高下駄を履いた小僧がいる。どんどん背が高くなるので「高いねや」と言うと低くなり、「低いねや」と言うと高くなる。伸びきった頃を見計らって棒で足を払うと一匹のカワウソになり逃げて行った。
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バケモノ
1937年 福井県
おばさんが帰り道に、木の下にいる娘を見つけた。おやすみなさいと挨拶をすると、大きな声を出して娘がだんだん大きくなった。これば化物だと思って、念仏を唱えるとその娘は消えていなくなった。
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シバテン,シバテング,テング
1915年 高知県
川のあたりを通ると、3尺ぐらいの裸の子供が出てきて相撲を取ろうと言う。これが芝天、もしくは芝天狗である。その人は必ず求めに応じて相撲を取る。他の通行人が見ると、本人は芝天と相撲を取っているつもりでも、棒に抱きつき藁束を捻じ伏せているのだという。
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ヌレオナゴ
1991年 愛媛県
たかなご坂を通ると女が赤子を抱いていて、「子を抱いてくれ」と言った。抱いてやると赤子が次第に重くなったので放り出して逃げると女は追ってきた。家に入って戸を閉めると、女は先が鉤になった髪の毛を投げつけてきた。朝見てみると、釣り針のような毛が戸に残っていた。二枚戸だったので助かった。それで「二枚戸は祟られん」という。
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テングサマ,カミカクシ
1983年 富山県
40年位前の話で、隣村である砺波で一人の子どもがいなくなって村一同で名前を呼んで太鼓を叩いて探したが見つからなかった。2晩いなくて、3日目の朝に川のふちの木の根っこの側に子供が笑って坐っていて見つかった。2日間ものを食べずに、雨も降ったのに着物はぬれていなかった。子どもに尋ねてもさっきから坐っていたという。これは天狗さまの仕業だと言った。また、神隠しで、子どもを粗末にするからだとも言った。
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ホトケ
1941年 不明
心中しようとした家族の息子を、通りかかった人が不憫に思い連れて帰って自分の娘と添わせるために育てた。するとその息子は他に女をこしらえてしまったので、娘は家を出た。母は娘を探し出し、どうか家に戻ってくれと頼んだ。そこへ娘の言い交わした男も一緒になってくれといいに来た。娘はどっちに行けばいいかわからず、橋から身を投げた。娘の体は二、三間流れたあと仏になって緋の衣を着た姿になり、わきへ上がっていった。
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タカボウズ
1998年 奈良県
愛宕神社のお祭を見に行った子供3人が声をあげながら逃げ帰ってきた。藪から高坊主が出てきて、桃畑に入っていったという。高坊主には足がなく、真白い着物を着て角帯を締め、玉蜀黍の毛のような髪を生やしていたという。
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カッパ,コウジン
1914年 佐賀県
商家の11、2歳の娘が寺子屋の帰りに隣家の童子に会い、観成院の前の川で遊ぼうと誘われた。一旦家に戻って出かけようとすると、親が用心の為に荒神様を拝ませ、額に竈の墨を塗った。約束した童子は娘の額を見て、もう一緒に泳ぎたくないといって立ち去ったという。童子は河童であった。
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ヒトツメコゾウ,タヌキ
1970年 鹿児島県
昔、山寺に晩になると一つ目小僧が出た。夜中に厠に行くと、下から手が出て尻を撫でる。旅の坊さまがその手を捕まえてみたところ、毛が生えていた。引き揚げて見ると正体は狸であった。
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ユキオンナ
1976年 宮城県
若侍が赤ん坊を抱いた雪女に子供を抱くよう頼まれた。抱いていたら女は消え、氷のように冷たい赤ん坊は腕から離れず気を失った。その後のっぺら坊の女が出たり、一尺ほどの小坊主が二丈にも伸びたと思ったら砕けて雪に変わったりということがあった。
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イタチ
1937年 福島県
母が井戸端で2尺ばかりの人を見た。なんとも形容できない変なみっともない顔であった。間もなく消えたが、鼬だろうとのことであった。8、9尺ほどポコポコと赤青い火が立ちのぼり、ポッと消えるので鼬だという。
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ノシ,カッパ
1932年 愛知県
のしの棲む淵の近くで草刈りをしていた女は、淵の方向から菅笠を被った小さい小僧がやって来るのを見た。直感的にのしだと思った女が、持っていた鎌を夢中で振り回したところ、驚いた小僧は石塊の様な形となって淵の中へ消えた。
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カッパガミ
1956年 宮城県
農夫が馬の尻にくっついた河童を捕らえるが、向後人や馬に仇をするでないぞと放してやる。その後、農夫の家で振舞に膳椀が足りないと、不足の分だけ前夜軒先に置いてある。振舞が終ったのち元の所に置くと夜中に運び去る。あるとき椀の蓋をなくしてそのまま軒下に置いたら、以後持ってこなくなった。河童が助けられたお礼によその家から持ってきていたので、一つでもなくしては先方に申し訳ないと思ったのだろう。河童はいたずら者ながらも恩も耻も知っているといって、祠を立てて祀ったという。
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イバラギドウシ
1931年 大阪府
ある髪結商の夫婦は榎の木の下に捨てられている赤ん坊を拾った。眼光鋭く牙が2本もある人間離れした異形の赤ん坊であったが、夫婦は慈しみ育てた。ところがちょっとしたことからおかしな噂が広まり、童子は家を出た。これが後の茨木童子だという。
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キノコノカサ
1939年 新潟県
廃寺の庭で子供が盆踊りをしていた。その子供が、突然茸の笠になり、そして茸の脚となった。驚いて庵に逃げ込んだが、後で調べに行くと既にその姿はなかった。
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ザシキオボコ
1982年 宮城県
人の家に泊まったとき、夜中に廊下を掃く音がしたのでのぞくと、白い着物を着た子どもがいた。座敷オボコだった。子どもがいたずらをしたときなどは「座敷オボコが来る」と戒められる。
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