国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

コンブ
1978年 新潟県
大年の晩には、ごぼう・こんにゃく・焼豆腐・コンブを煮た、「年取りのオヒラ」を食べる。これを食べると年を取る。特にコンブは「よろこんぶ」といい、必ず入れた。「年を取りたくない」と言ってこれを食べずに縁の下に隠れていると、余ったものを全部くれていっぺんに年を取ってしまったという話がある。

類似事例(機械学習検索)

トシダマ
1943年 島根県
年神様が大晦日に年玉を配る。ある男が年をとりたくないと考えて、藪の中に隠れていたが、年神が上から年玉を投げたので、仕方なくまた1つ年を取ってしまったという。
類似事例

キツネ
1984年 山梨県
狐に憑かれるとたくさんものを食べるようになるが、食べても食べても痩せていくという。
類似事例

トリツキスジ
1979年 岐阜県
以前は、とりつき筋の人が他人に取り憑くといわれていた。赤ん坊が取り憑かれて死んだりした。取り憑かれた人は取り憑いた人と同じ身振り・動作をする。取り憑く人は別にその気はなく、ふとしたときに取り憑いている。その人が去ると憑き物も落ちるという。
類似事例

バケネコ
1931年 沖縄県
猫は年を取ると化ける力を得るという。しかし、狐や狸の話は聞かない。
類似事例

(ゾクシン)
1958年 香川県
豆まきの豆は年の数より多く食べると早く年を寄せるので多く食べてはいけない。
類似事例

クダギツネ,(ツキモノ)
1989年 長野県
クダギツネはごく小さいものであるという。しかし、これが病人に憑くと、病人の食べ物を全部食べてしまうので、やせ衰えると言われている。
類似事例

エト
1956年 宮城県
その年の干支が穀物を食べないものに当たった年は作柄が悪く、穀物を食べるものに当たると良いという。また未年は紙の値が良いという。
類似事例

カッパ
1941年 秋田県
植物に関する俗信。胡瓜の尻のところを食べると、河童に取られるという。
類似事例

オニ,ダイジャ
1978年 長崎県
対馬では「川渡り団子」を食べずに川をわたってはならない。食べずに行くと大蛇にとられる、とも言われる。また、この餅を鬼が食べている間に逃げてきた、ボタン餅を食べていたため遅くなり、かえって危難を逃れたと言う話も伝わっている。
類似事例

エビスサン
1988年 岩手県
12月5日はエビスの年取りである。エビスさんは子供がたくさんいて食べさせられないので、この日はたくさんの粥を炊き、家じゅうで萩の箸で食べた。赤飯を食べる家もある。
類似事例

オニ
1989年 兵庫県
吉井部落では正月のぞうには臓腑煮であるといい、これは昔鬼が正月の御馳走に毎年1人ずつ取って食ったことの真似という。7日は唐と日本の鬼が交際をして、七色のものを入れて食べたといい、20日は骨正月といい、ぶりの骨を食べる。これは20日になるともう骨がなくなって、骨しか残っていなかったので鬼がこの骨を食べたのだといわれる。
類似事例

ニクショク
1974年 東京都
寛永5年、伊勢参宮した者が帰路三州岡崎で鹿肉を食べた。帰宅後飯を食べなくなり、虫を掘り出して食べていた。後に堤に捨てられて、猫・犬・鼠などの死体を食べるようになった。
類似事例

オニ
1989年 兵庫県
養父郡吉井部落では暮れに目上の者が目下の者に「機嫌よう年をとりまひょ」と挨拶に回る。これは「鬼に取られてへんか」ということで、もし鬼に取られて年を取れないようであれば何とかしてやるから家に来いという意味だという。挨拶を受けた家では「先ほどは御念に入りまして」と礼に行く。これはお蔭様で鬼に取られずに年が越せそうだという意味だという。
類似事例

ガタロウ
1987年 奈良県
男の子がお昼を食べに帰る途中、土橋を渡っていたら真ん中にガタロウがいた。ガタロウは相撲を取ろうと言ったが、男の子は腹が減っているから食べて来たら取ると言った。そして食べて来たら、ガタロウはちゃんと待っていた。するとガタロウは、仏さんに供えたご飯を男の子が食べていたので、相撲をやめて川に飛び込んだ。
類似事例

タヌキ
1993年 香川県
あるおじさんに狸が憑いていた。狸が、家族5人で食べるというので、うどんを7わ作ったら、その人は全部食べてしまった。その人は狸がもとで死んだ。狸は腹の中に入ると臓物を食べる。
類似事例

オバケタマゴ
1984年 長野県
お祭りの時、ある男が木に登って鳥の卵を取ってきた。この卵を食べようとして鍋で煮ていると、次々と増えていく。神様の卵を取って来てしまったことに気づき、急いでお祓いをして神様の怒りを鎮めてもらった。
類似事例

(ゾクシン)
1980年 岐阜県
兎を食べるとエグチになるといわれていて、女性はあまり食べなかったという。
類似事例

トシトリモチ,(トシヲフヤス)
1984年 新潟県
6月1日は年取りの日だといっているが、それは昔、元服前の子どもが親の仇討ちをするのに、年齢が足りないのでこの日年取り餅を食べ、年をふやしてから仇討ちをしたからだという。
類似事例

ウミガメ
1976年
海亀の卵は憚って取らない。取ると祟りがあってその年は不漁になる。海亀は海中において竜王の次に勢いのあるものだという。
類似事例

ヤマノカミ
1982年 山形県
山の神は女の神で三人の娘がいたが、亡くなるときに、娘たちに日頃食べさせたことのないおずけ(味噌汁)をかけたマンマを食べさせないでくれ、すぐに腹がすくからといったので、今も山に入るときにはおずけをかけてマンマを食べるな、そうすると怪我をするという。おつゆをかけて食べたい場合は、汁椀の方へ飯を入れて食べればよい。
類似事例

タカボーズ
1985年 和歌山県
夜の鮎漁の時に、タカボーズが角力を取ろうと言って出て来る。角力を取っていると鮎をすっかり取られた。気がついてみると、木の切り株の流木と角力を取っていた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内