国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

スイジンサマ,ガラッパサン
1989年 鹿児島県
昭和28年に川畑政則氏が志布志の山下病院に入院していた時に、町中であるのにガラッパサン、水神様が夜中の2時頃まで「ピーヒョー」とにぎやかに鳴いた。

類似事例(機械学習検索)

ガラッパ
1989年 鹿児島県
真夜中に庭の五右衛門風呂にガラッパが入っていた。人が大勢通るような音やピーという音が聞こえたという。ガラッパの入った後の風呂に入ると病気をしないという。
類似事例

スイジンサマ,ガラッパサン
1989年 鹿児島県
水神様、ガラッパサンは、春に雨が止んで夜明けになると屋敷の向いの山でピーピー、あるいはヒューヒューという。
類似事例

スイジンサマ
1989年 鹿児島県
昭和30年ごろまでは、春の彼岸ごろ、夜明け前後になると鳥のようにピーピーと啼きながら水神様が山の方から川へ下る声を聞いた。姿は見えないが、賑やかで眠れないほどであった。秋に山へ帰るというのは聞いたことがない。
類似事例

タヌキ
1975年 高知県
人形使いの嘉代次は狸も使うと評判であった。病人が床につき、嘉代次の台詞を言う時は、その周りで念仏を唱えると病人は嘉代次の家の方へ突然走り出し、ばったり倒れるが快癒する。嘉代次が村を出ると、夜中に一つだけ鳴っていた氏神様の太鼓も鳴らなくなった。
類似事例

キツネ
1976年 東京都
文政5年、コロリが流行した折、狐が人に憑いて人命を損ずることが少なからずあった。本所松井町のある女房が8月23日に突然発狂したようになったので、これは狐が憑いたのではないかと、色々ありがたいお札を集めたり、祈祷など行ったが効果がなかった。そこで伊勢神宮のお祓いなら恐れないものがないだろうと持ち出したら、女房は震えだし、お祓いを納めてくれるように懇願した。早々に立ち退くように命じたところ、手を窓の外へ出してくれるように願った。狐は手の指爪の間に潜んでいるという。そこで手を引いて窓の外へ出したら、その場で女房は倒れて、気がついたときには何も覚えていなかった。
類似事例

ガラッパ
1982年 鹿児島県
昭和25年、ある市議が谷川を埋め立てて家を建てたら春秋の彼岸ごとに家の中でガサガサ音がして眠れなかった。地元の古老が埋めた川は河童の通り道だったというのでお祓いしたらその後は止んだという。
類似事例

カメ,ダイカイリュウオオカミ,ダイカイリュウダイジン
1995年 愛知県
明治42年9月10日に身長約6尺、幅3尺7寸、重さ13貫という大きな亀が瀕死の状態で小佐の浜に上がった。その亀は事前に浄土寺の亀岳鶴翁和尚の夢に白髪の老人となって現われ、自分を神に祀れば諸願成就を約束すると言っていた。和尚はこの亀の死後大龍神大菩薩として寺のケヤキの根元に埋葬し供養した。またこの亀の背には奉大海龍大神という文字と共に伊賀上野町の谷村佐助ら一族の名が書かれていたが、これは病気平癒を願った佐助が伊勢神宮に祈願したところこの亀がやはり白髪の老人の姿で夢に現れ大海龍大神を名乗り、のちに亀の姿で現れ病を平癒せしめた際にこれを喜んでその背に書いて海に逃がしたものであるということだった。のち、この神に祈願すれば生活に関することで叶わないことはなかったという。
類似事例

イヌガミ
1986年 愛媛県
犬神は病気している人によく憑いた。憑いたら太夫さんやお山さんにおまじないをして取り落とした。病人に犬がとり憑くと病人が「ワンコワンコ」と吠えた。拝んでもらうときに病人が「イヌルイヌル」と叫ぶと犬が落ちて元に戻る。本人は性根が二つあったんだと思う。
類似事例

カイチョウ
1974年
寛政七年八月、宮中で毎夜犬の鳴くような声が聞こえた。のぞいてみたが姿ははっきりとしなかった。
類似事例

フクタロウ,カワタロウ
1935年 神奈川県
相州金澤村の漁村、重右衛門の家に持ち伝わる箱に、水難疱瘡の守り神と記してあり、家の中に祭ってあった。享和15年5月15日夜に重右衛門の妹の夢の中に童子が来て、私はこの家に久しく祭られるが、未だによく知るものがいないので、一社を建ててくれ。そうすれば水難疱瘡麻疹の守り神として擁護するといった。妹はそれを親類に告げ、箱の中を見ると異形のものがいた。面は猿のようで四肢に水かきがあり、頭には凹んだところがあった。それを福太郎と称した。その後他の家に出したがそこでも夢告があり、水神と勧請した。またさまざまな霊験があったという。
類似事例

オイヌサマ
1979年 山梨県
なに左衛門の家では、身延の奥の方までオイヌサマの額を借りてきて、食事ということで塩をあげていた。ある日の夜に、おじいさんが喉に魚の骨をつっかえて医者もさじを投げた。そこのお嫁さんがオイヌサマに塩を盛っておいた。親戚の人が来ると、玄関の外に黒い大きな子牛のようなものが立っていた。みんなが寝てしまって、おじいさんが1人で苦しんでいると、オイヌサマが喉をなでて治してくれて楽になった。後に身延の奥の方までわらじを何足も作ってお礼に行った。
類似事例

フナダマサン
1958年 香川県
フナダマさんは寂しい所にいると必ずイサム。多くは夜にチッチッチ…と、こうろぎの鳴き声に似ている。災難があるときは速く鳴く。明治末か大正初年に叔父の兼松を乗せた船が難破した。その時兼松の奥さんは家で寝ていたが、転覆したのと同時刻に表の雨戸の外でフナダマさんがしきりにイサンでいた。フナダマさんが災難を知らせてくれた。
類似事例

アマザケジゾウ
1956年 宮城県
元和2年(1616)吉岡三万八千石に封じられた伊達河内守宗清(政宗の三男)は、ある日吉田川でオウガイ漁をして帰城の途中、梵天をかついだ行者に会った。面白半分で生臭さのオウガイを渡すと、行者はかたく断った。河内守は起こって無礼打ちにしたが、たたりをうけて奇病にかかり、35で他界。後に行者の埋葬地に石地蔵を立てて供養した。耳の病気のとき、竹筒に甘酒を入れて奉納すると治る。
類似事例

ツキモノ
1922年 京都府
政やんという男が、盗みをしたり賭博にふけったりする兄をもてあまして大桶の中にほりこむと、兄は死んでしまった。それを嘆いた母親は後を追った。それから半年ほどして政やんはぶらぶら病にかかって奉公先から戻ってきた。憑き物だろうということになり、坊さんに祈ってもらって大施餓鬼をするとすっかりなおってしまった。
類似事例

ガマ,ヘビ
1974年 東京都
文政3年11月中旬、ある夫婦が東叡山根岸の弁才天の祠に参詣した。その夜に、下男の夢に蝦蟇が現れた。台所の流しの下に住む癩蝦蟇だと言う。今日参詣した際同道した婦人の月の障りの為にそこに住む蛇の行法が破れた。その蛇が仕返しに来るが守ってやると言った。翌日流しを見ると大きな蝦蟇が死んでいた。主人の夢の中に蝦蟇が現れ、自分は死んだが、数々の種を残したので、なお主人の家を守ると言った。翌日の夜、今度は蛇が現れて、自分もこの家を守ると語った。
類似事例

カイビョウコタババ
1987年 長野県
昔,ある六部が根津村の長命寺大日堂にお篭りしていると,子猫が沢山集まってきてうるさく鳴く。よく聞くと「国分寺の小太ばば来なけりゃ踊りにゃならん」といっており,大きい怪猫が嵐と共に入ってきて子猫達と共に踊り狂った。六部が仕込杖で怪猫を刺すと,血を滴らせて逃げていった。次の日,「小太ばば」が門前の小太郎の家の老婆であることを知り,訪ねてみると,老婆は昨日足を痛めて寝ているという。六部がお薬師様に祈願して法力を身につけ小太郎の家に乗り込むと,老婆は怪猫の本性を現して尾野山に逃げ込んだ。家を探すと,縁の下から老女の白骨が現れた。小太郎は薬師様に願をかけ,六部の助けで尾野山に飛びつけて怪猫を仕留めた。今も国分寺の裏に六部の石塔があり,小太郎屋敷という地名も残っている。
類似事例

テング
1972年 千葉県
権現森には天狗がいて、笛太鼓でピーヒャラにぎやかに囃していたという。
類似事例

キツネ,ネズミニオサレル
1960年 大阪府
昭和25年8月4日午前3時、寝付こうとしたら急に体が2寸くらい跳ね上がった。体が天井を破り、屋根を突き抜けて大空へ飛昇したように感じだ。
類似事例

テング
1977年 和歌山県
和西盛氏の父親は、月の28日になると岩山(トヤグラ)から太鼓や笛の音が聞こえたものだという。天狗さんが酒を飲んで騒いでいるからだという。また、シジミ貝のからがたくさんあるのは、天狗が食べたからだという。
類似事例

イヌガミツキ
1954年 島根県
病人が犬神憑きだとわかると、雨戸を閉めて外部と隔離する。どこからなぜ来たのかを聞いても言わない場合は、小豆飯で機嫌をとるとしゃべりだす。それでも病気が治らないときは、青竹で「帰れ」と責め立てる。すると狐のような恰好で飛び回る。出ていくときに伏せて倒れるが、その時手の平を開いていれば、犬神はその人から離れて帰っていくという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内