国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カンラン
1973年
橄欖という木は、楫に使うと悪魚の害を除き、魚の骨が刺さった時やフグにあたった時も、この実を粉にして飲めば骨が下り、毒も消えるという。

類似事例(機械学習検索)

スルメ,(イカ)
1979年
鰒の毒にあたったら、スルメ(イカ)を煮て食べれば治るという。ふぐの毒には柔魚(イカ)を食べると治るという医伝もある。
類似事例

シロイホウセンカ
2000年 鹿児島県
鹿児島県では、白い鳳仙花を飲むと、魚の骨が喉に刺さったのが取れるといわれている。
類似事例

(ゾクシン)
1975年 愛媛県
橡の実を拾って帰り、牛や馬が腹痛を起こしたときに、これを粉にして飲ませるとすぐに良くなるといわれている。
類似事例

カッパ
1936年 岩手県
昔、矢川という川のほとりで馬を川に入れていると、急に馬が驚いて厩に逃げ込んだ。見に行くと手綱に河童がからみついていた。河童は自分の宝物のサラをやるから許してくれといった。これを削って飲めば打ち身やくじきが治る整骨の薬になるという。その功能は高く、名薬といわれた。
類似事例

オニノアバラカミ
2001年 青森県
6月1日に、魚の骨などのアラを藁ツトに入れておいたものを煮て食べると、夏負けしないとか、体が丈夫になるなどという。
類似事例

スッポン
1976年
薬用にする鼈を殺すことができず、鼈にその由を言い含めて放ったところ、病が癒えた。このような話がたくさんある。筆者の知人もそうやって病が治ったという。
類似事例

ビワ(ゾクシン)
1938年 鳥取県
枇杷は魔除けの木として植える。昔は枇杷の棒で罪人を撲殺したので嫌った。枇杷の棒で打つと肉と骨とが別れて傷が回復しないので木刀に使用する。移植したらその人が死なないと実がならない。
類似事例

(ハノカミサマ)
2000年 新潟県
風邪や疳、耳痛、歯痛など、さまざまな病気を治してくれる。
類似事例

タイ,タコ
1980年
鯛の中には光るものがあり、ある人が鯛を切って鉢に入れていたところ、夜になって強く光ったという。これを煮て食っても害はないという。また蛸も夜になると光るという。
類似事例

ヲヲリョアプセンテ
1975年 イタリア
イタリヤの河海に多く生える草で、悪虫や金瘡に良く効く。死体に使えばその体は腐らない。
類似事例

タタリ,カツオ
1977年
鰹の生首の黒焼きは妙薬となるが、鰹は生首を切ると祟りがあると伝えられる。ある人が鰹の生首を切ったところ、同時刻にその人の妻が吐血して病気になった。病気は回復したがその後言葉をうまく喋れなくなった。
類似事例

タコ
2002年 山口県
昔、甚平という漁師が住んでいた。魚を捕ることが巧みで近隣の者は皆知っていた。ある日甚平が岩の近くで魚釣りをしていると、急に船が傾いた。見れば大きな蛸の足が船縁を掴んでいた。甚平はその足を包丁で切って持って帰った。その味を覚えた甚平が翌日も岩へ行ったところ、その日も蛸が現れた。こうした日が5日続き、8本の足が3本にまで減った日に、甚平はこの蛸を捕ってやろうと包丁の代わりに縄を持っていった。それきり甚平は帰らず、主のいない船が夕方に浦へ流れ着いた。村人達はきっと蛸に食われたのだろうと噂した。それ以来その岩を甚平岩と呼ぶようになった。
類似事例

ガマノドク
1974年 広島県
備後福山の人が、夜中に誤って蝦蟇を踏み殺したところ、足首に熱湯のように熱い息を蝦蟇がかけた。以来その部分が腫れ痛むようになったが治療により治った。しかし翌年の同じ時期に死んでしまった。蝦蟇の毒のためだろう。
類似事例

ワニ
1933年 福島県
ある日、浜辺に出ていた娘が鰐にさらわれた。悲しんだ老僧はある日一匹の大鰐を見つけたので仇討ちとばかりに弓矢で射た。娘の追福を祈るために巡礼に出たら、幾年か後ある木賃宿で鰐の骨を見つけた。老僧が鰐の骨を蹴った拍子に倒れ、それが原因で死んだ。たぶん毒が入っていたのだろう。
類似事例

ウオ,コノハ
1947年 山梨県
薄月夜に夜網で魚を採っていると面白い程採れた。石につまずいて肩から外れて拡がった網にも魚が入るほどだった。はっと正気に戻ってビクを見ると、木の葉が沢山詰まっていた。
類似事例

カッパ,カワビソ
1982年 石川県
夕方、馬を川へ入れて足を洗っていると、河童(カワビソ)が馬の後足を引っ張った。馬が足で蹴ったところ、カワビソの手が外れた。それを返してやると、良薬の元となる玉をくれた。
類似事例

リゲン
1956年 宮城県
亀に酒を飲ませて海に放してやると大漁になるという。
類似事例

ヒョスボ
1992年 宮崎県
馬の手綱にひょすぼの腕がまきついてちぎれた。腕を返すとお礼にひょすぼは薬の製法を教えてくれ、魚をかけてくれることになった。魚をかける鉤を木から鹿の角に変えたら、ひょすぼは来なくなってしまった。
類似事例

(ボウサンニバケタサカナ)
1982年 群馬県
清鏡の渕で釣はしてもいいが、毒を流して魚を取ってはいけない。昔、坊さんが毒を流すなといって団子をくれた。その後忠告を聞かず毒を流したら、とった魚の腹の中から団子が出て来た。
類似事例

トクラノドクガワ
1956年 宮城県
昔,この地の素封家に美しい娘がいた。何時からともなく,夜毎娘の所に美しい若衆が通ってくるようになり,娘は目に見えて憔悴していった。母が色々問いただした結果,男はどうも化生の者らしいということになり,両親は田束山のお上人に相談した。上人の教えに従い,小豆5石を大鍋で煮てその煮汁を七日間川の上流から流したところ,翌日に川の主の年を経た大鱈が死んで浮かび上がった。娘もやがて回復した。その川を毒川と呼び,また鱈を煮るとき小豆を入れると骨まで煮えると言われている。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内 ENGLISH