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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タイ,タコ
1980年
鯛の中には光るものがあり、ある人が鯛を切って鉢に入れていたところ、夜になって強く光ったという。これを煮て食っても害はないという。また蛸も夜になると光るという。

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イシ,セキカ,ヘキセキ
1980年
いつぞや鯛をくれた人がいて、その鯛を調理してみると、腹の中から鯛の口より大きい石が2つ出てきた。直径8~9寸ほどの青色をしたきれいな丸い石だったという。これは人間でいうところの結石に似たものか、という。
類似事例

コイノメダマ
1939年 埼玉県
かつて、ある老人が眼の病気になったとき、鯉の目玉を飲み込んだら、利き目がありすぎて、夜でも光が流れるように見えたという。これは本人から聞いた話だという。
類似事例

タコ
1982年 宮城県
小浜海岸で夜釣りをしていた人が、光る皿のようなものが二つ飛んでくるのを見た。それは蛸で、光るものは蛸の眼だった。
類似事例

クモ
1939年 和歌山県
ある晩、紀ノ川へ鮎漁に出かけ網を投げ込んだ。すると四方が電灯を灯したくらいに明るくなったので、驚いて逃げ帰った。次の日、網を上げに行き、付近の人に尋ねると、川端の森に大きな蜘蛛が住んでいて、物音に驚いた蜘蛛が涎を垂らしたのだろうといわれた。その涎が光るのだそうだ。また、蜘蛛の火というものは、明るいものだという。
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(ヒノナカニカイヲホウリコムモノ),ヒカルモノ
1976年 大分県
冬の寒いときは夜に磯に行ってはいけないという。貝を拾った後に浜で火を焚いていると、何者かが貝を火の中に放り込み、焼けたものから取って食べている。恐ろしくなり船で逃げると、浜で「貝のあとくちに吸おうと思っていたのに残念だ」と言って地団駄を踏んでいる影があったという。しばらく後、船の舳先を光るものが通ったという。
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バンレイ
1974年 東京都
天明年中、ある者が鰻を仕入れたが買った覚えのない大鰻が2匹混っていた。裂こうとしたが手慣れているにもかかわらず錐で手を刺してしまった。他の者がさばこうとすると腕に巻きついてきて、尾で脇腹を打ってきた。助けるつもりはないからおとなしくしろと言ったら料理できたが、死体を焼く匂いがした。その夜丑3つ時のころ、鰻の生け簀の所でおびただしい音がして、驚いて行ってみると、上にのせた石はそのままだった。中を見ると多くの鰻が蛇のように睨んだ。もう1匹の大きな鰻は消えていた。
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ニチレン
1972年 長崎県
日蓮が枯れ木の枝を逆さまにさしておいたら、根がついて銀杏になったという。また、焼いた鯛を生かしたことがあり、今でもこの鯛はどこかで生きているという。
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ヒカルトリ
1981年 茨城県
魚を取りに行った時、川上から川下へと光ものが飛んでいた。青色の光が出て、時々羽で風を切る音も聞こえた。
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(ウミニカンスルゾクシン)
1964年 福島県
海で夜寝ないで魚をつることをよごめるという。そうしたときは、おやじが2・3日も帰ってこないことがある。家の人は心配して初盛り(陰膳)する。陰膳のふたをとってその裏に水気がみずみずしくついていれば、海に無事でいるなどと安心する。
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キリ,クヌギ,ナマイカ
1971年 茨城県
桐の木の根、クヌギの木の根、生イカは、暗いところに置いておくと光るので、化かされてしまう。
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キツネビダマ
1975年 京都府
元禄のはじめ、上京の人が夜、東川へ漁に出た。加茂の辺りで狐火を網で捕らえた。持ち帰って翌日見ると、うす白い鶏の卵のような形で昼は光らなかった。夜になると光り蝋燭より明るいので重宝した。それをもって漁に出たとき、どこからか大石が川に落ち同時に光るものを失った。
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カワボタル
1938年 千葉県
夜中、二人が釣りに出たら、突然嵐のような天気になり、やがて周りは真っ暗になった。その時、水中より青い火がひらひらと燃え上がり、一人の舟の方に近づいてきた。目をつぶって念仏を唱えたら消えた。翌日、漁師に話を聞くと、このようなカワボタルが出るのは常のことであると分った。もし追い出そうとして叩いてしまったら、砕け散って舟に火をつける。単なる炎ではなく、油のようにぬるぬるして落ちないという。
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タタリ,カツオ
1977年
鰹の生首の黒焼きは妙薬となるが、鰹は生首を切ると祟りがあると伝えられる。ある人が鰹の生首を切ったところ、同時刻にその人の妻が吐血して病気になった。病気は回復したがその後言葉をうまく喋れなくなった。
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カッパ
1931年 長崎県
ある人が歳の晩に鯉釣りに出かけた。12時頃になって頭に皿のある者が水中から出て来て釣糸にすがったので、驚いて逃げ帰った。
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ニンギョ
1928年
人魚は非常に魅力的で、眉、目、鼻、手、頭は美しい女のようである。色は白く、鱗には細毛があり、髪の長さは5、6尺ある。陰形は人と同じで、交合の際も人と異なることはない。また、人を傷つける事はないといわれている。臨海の生き物を取って池や沼で養うという。
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サメ,オベスサマ
1975年 新潟県
イカ釣りをしていると、海のそこに自動車のライトのように大きいものが二つ光って見えた。それが上ってきて舟をとらえ、明かりにしていたゲントウが落ちてこわれてしまう。サメのいたずらだという人もいる。
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キツネ
1935年 埼玉県
夜に鮎を捕りに行ったところ、魚を入れた笊がひとりでに動き出した。地面を離れ、一尺ばかり宙に浮いていた。人々は騒いだが、1人の男が言うには、狐が笊の中の魚を食べようと頭を入れたが、抜けなくなって首を振っている。狐の姿は見えないので、笊だけが動いて見えるのだと言った。
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イワナ
1943年 岐阜県
岩魚は笹葉より生ずるという。昔ある夜に双六の某家に1人の僧侶が来て、経を読ませてくれというので読んでもらった。しかし突然なので麦団子を汁に入れてもてなした。僧は喜び殺生するのはよくないと戒めた。後日その事を隣人に話すと、先日毒流しをすると一尺以上の岩魚がつかまったので家に持ち帰り料理しようとすると腹の中に麦団子があったという。岩魚が僧に化けて某家に来たのだという。
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ニンギョウブ,ハッピャクビクニ
1956年 福島県
庚申の晩に人形のようなものを料理して出されたので、みんな食わずに持ち帰った。そのうちの一人の娘が知らずに食べ、長生きをした。それはニンギョウブ(人魚)というもので、娘は八百ビクニ。海の魚を食うときはニンギョウブに触った尻から食うと長生きにあやかれる。川の魚は尻尾で跳ぶので、悪いものがついているという。
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エビ
1979年 徳島県
夜、魚釣りの餌にするための海老を川に捕りに行った人がいた。松明を照らすと海老がたくさんいたので、たくさん捕った。重くなったのでこれくらいでいいだろうと帰った。次の日捕れた海老を見てみると、石だったという。
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