ヤ,タケ 1930年 神奈川県 矢箆が淵というところでは、畠山重忠が戦死の際に、ここに二本の矢を立てたといわれる。そこから根が出て、毎年二本ずつ矢竹が増えていたという。
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サル 1978年 ある大名が猪狩りをしていた時、7尺程の猿が現われ勢子を襲った。矢で射ったが猿に矢を受け止められた。鉄砲で撃ったら、猿は頭が砕けて死んだ。
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ニワトリ 2001年 新潟県 加茂神社の、左甚五郎の彫刻の鶏が毎朝鳴いたので、矢で射った。
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(ゾクシン) 1982年 新潟県 花に関する俗信。桐の花が咲くとイカがとれる。アヅキの花が咲くとマスがとれるなど。
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(ゾクシン),ウドンゲノハナ 1935年 栃木県 うどんげの花が咲くと、人が死ぬという。
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ムジナ 1941年 秋田県 ある晩、節穴から外へ向けて矢を射ると、何かが「キャッ!」と悲鳴をあげた。行ってみたら、大きな狢の化物がその矢に当たって死んでいた。
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(ゾクシン),ウドンゲノハナ 1933年 栃木県 うどんげの花が白く咲くのは盗難、黒く咲くのは死去、赤く咲くのは幸福の前兆。
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メイルクドノツツミイケ 1929年 東京都 メイルクドの堤池は、腰掛石から為朝が射た矢が掘り切りを射抜いて落ちたという地の一つで、その矢の跡が池になったと言う。
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ヤマノカミ 1984年 山梨県 正月21日は山の神の日で、この日は山の神の矢射りの日で、山の神が矢を射るので山に行かない。
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ウドンゲ 1956年 宮城県 ウドンゲの花が咲くと不吉などと言う。
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ソーレンバナ 1939年 鳥取県 曼珠沙花をソーレン花と呼ぶが、長病の者が寂滅するのはこの花が咲く頃だといわれている。
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テンペンヨウイ 1977年 観応年間、古い箒に花が咲いた。臼の木に花が咲いた。伐って10年以上過ぎた椿が葦のように伸びた。
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ユミカケマツ 1990年 大分県 為朝が九州地方を統一しようとしたとき、山頂の松に的をおいて、統一できるかどうかを託して矢を射った。矢は松にあたり、その重さで木が曲がって大蛇の伏したような形で成長したのが「弓掛け松」といわれている。
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ダイジャ,ネコ 1997年 高知県 刑部さんという人が洞穴に住む大蛇を退治しようとした。矢を用意していたら猫が側にやってきた。そした煙草の脂をつけた矢も作ったが、そのときは猫はいなかった。洞穴の中の蛇に矢を射尽くしたが全部跳ね返された。そこで煙草の脂をつけた矢を射かけたら大蛇は死んだが、刑部さんも祟りで死んだ。そこで大蛇と刑部さんのたたりを恐れて神社に祀った。
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ヤマノカミ 1989年 静岡県 山の神の祭りの日に山に入ると、流れ矢にあたって目を怪我する。
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オニ 1965年 和歌山県 昔、那智山に鬼が居て乱暴したので、刈場刑部左衛門という武士が1000本の矢を持って退治に行った。鬼は大きな釣鐘に隠れて矢を防いだので、刑部左衛門は999本を射てから「矢が尽きた」といって鬼をおびき出し、最後の矢で退治した。刑部左衛門はその功績で殿様から那智の滝の奥の山を貰った。色川の川原には鬼が隠れたという岩が今もある。
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ツチグモ 1988年 奈良県 高天山(今の金剛山)には大きな土蜘蛛が住んでいたので、矢で射殺した。その矢が落ちたところを矢の段という。土蜘蛛の屍骸は高天山神社の傍らに埋めた。そこを蜘蛛塚と呼ぶ。蜘蛛の住んだ蜘蛛の窟が神社前にある。
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タイマサン 1956年 宮城県 御崎の北の丘。美しい花の咲く桃が多い。神があまりに花を惜しむので、実が落ちて育たないという。
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カミ,シラハノヤ 1930年 島根県 平家の勇士がやって来て、御社を今ある所に移したいといった。景清の築いた城跡が山の上に残っているが、もとは八幡宮があった。城郭を構えようとして神に祈祷すると、遷座の許しが出たので、喜んで白羽の矢を射た。矢は今の社の池の中に刺さった。そこに社を造り白羽の矢を神宝の第一とした。
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ナナフシギ 1986年 茨城県 鹿島神社にある七不思議の内の2つ。鎌石藤に花が咲くと豊作となり、咲かないと不作である。鹿島松は何度切っても芽が出てきて、枯れない。
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(ゾクシン),ウドンゲノハナ 1936年 京都府 宇津村では、優曇華の花が咲くと、貧乏になるという。
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