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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガゴジ,オニ
1979年
子供を驚かすのにがごじというのは大和国元興寺の鬼のことである。また、手を組み顔に当てて「ぜぜががう」と驚かすこともある。

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ムクリコクリノオニ,(ゾクシン)
1976年
子供を泣き止ませる時、むくりこくりの鬼が来ると言うのは、蒙古国裏が訛ったもの。がごじというのは大和元興寺に鬼が住んでいた事に由来する。
類似事例

オニノメン
1972年 岐阜県
嫁が毎晩願掛けに出かけていくのをよく思っていなかった老婆が、鬼の面をかぶって嫁を驚かせた。すると嫁は恐れず、手を合わせて座り拝みだしたので、面を取って謝ろうとしたところが面がはずれなくなってしまった。そのいわれがおでこさん(でこしき岩)になって残っているという。
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カンノムシノマジナイ
1964年 福島県
田という字を一二度子どものてのひらに描いて、「あるだけのむしをはらいたまえ、あぶらうんけんそわか」と口の中だけで唱え、ふっとふく。虫が白い煙か糸のようになって指の先から出て行くのが見えるという。子どもは催眠術にかかったようになり、「見えた見えた」という。
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ガゴメン,メン
1921年 鹿児島県
子供同士がおどかし会うときに両手を使って鬼面のような面相をして「がご面」が来たという。寝つきの悪い夜には添い寝の母にご面が噛みに来るから早く寝よといわれた。鹿児島では一見恐怖を生ずるような面相をした妖怪の類をすべて面という。漠然と子供をおどす時には「面どん」が来るという。
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ヨウジノタマシイ
1942年 愛媛県
幼児を驚かせると、ウブ(小児の魂)が抜ける。戻すには、幼児を臼に入れて、呪文をとなえつつ、杓子で招く。これをウブイレという。
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ガゴジ
1979年
顔をしかめて、「がごうじ」と驚かしても問いが止まないとある。
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カイブツ
2000年 沖縄県
怪しい人と行き違えなくてはならない時は、ハンカチ等を額に巻きながら「ワンヤ、ターデ、シッチョウミ」と大声を発して大手を振って歩けば怪物は退散するとされている。
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タヌキ
1973年 三重県
遍昭寺にはたぬきがいて、よく人を化かして驚かせていた。若衆が立っていて、その人が家の者に似ていたので名前を呼んだが、答えなかった。鳥打ち帽を目深にかぶっていて動かなかったので、その人はたぬきだったのだろう。
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オニ
2000年
普通ではない姿をした鬼になるために、顔を赤くすることがよくある。鉄輪を頭に置いたり、番人の姿をすることもあるが、いずれも人間離れをした恐ろしい姿である。
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カブソ
1994年 富山県
かぶそ(かわうそ)は、人をからかう。年寄りが通ると子供に化ける。男が休んでいると、女が声をかけてきた。その姿には下半身がなかったのでかぶそに化かされたと知った。
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(ムクリコクリオニ)
1979年
子供が泣いているのをやめさせるのに、「むくりこくり鬼が来る」という。むくりこくりとは蒙古と高句麗のことである。
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オデキノイッパイデキタコドモ
1996年 東京都
大晦日にはおできのいっぱいできた子どもが「おぼう、おぼう」と言って現れる。その子をおんぶして、自分の家の縁側に下ろすと、「ガラーン」と音がして、お金がいっぱい入ると言う。
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クシ,カミカクシ
1942年 和歌山県
神隠しの子どもを捜すのに、櫛の歯を折って、桝の尻を掻いて、変な音をたてる。
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オニ
1989年 奈良県
大和の上北山村では、大晦日の晩、「鬼が娘に変装して戸を叩いてやって来る。だからいいホタを燃やす。そうすれば如何なる怪物でも入ってこない」といい、この夜は寝ない。
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キツネ
1998年 茨城県
嫁が子供を背負って実家に逃げ帰ろうとしていた。人家がないところに来たら、笛太鼓の音がした。祭をしているのかともい立ち止まったら、すると背中の子供が泣き出したので、狐が化かしているのだと気づいた。
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ゼンキ,ゴキ,エンノギョウジャ
1928年 大阪府
摂津の箕面山に夫婦の鬼がいて、夫を赤眼、妻を黄口といった。5人の子を持ち、人の子を捕まえて食べていたという。そこで、役行者は鬼の子のうち末子を呪力で岩窟の中に隠した。二鬼が役行者を尋ねてきたとき、人の子を食わないならば子供の居場所を教えた。その後、夫は前鬼、妻は後鬼と改名し、行者の身辺を一時たりとも離れることはなかったという。
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カイビョウコタババ
1987年 長野県
昔,ある六部が根津村の長命寺大日堂にお篭りしていると,子猫が沢山集まってきてうるさく鳴く。よく聞くと「国分寺の小太ばば来なけりゃ踊りにゃならん」といっており,大きい怪猫が嵐と共に入ってきて子猫達と共に踊り狂った。六部が仕込杖で怪猫を刺すと,血を滴らせて逃げていった。次の日,「小太ばば」が門前の小太郎の家の老婆であることを知り,訪ねてみると,老婆は昨日足を痛めて寝ているという。六部がお薬師様に祈願して法力を身につけ小太郎の家に乗り込むと,老婆は怪猫の本性を現して尾野山に逃げ込んだ。家を探すと,縁の下から老女の白骨が現れた。小太郎は薬師様に願をかけ,六部の助けで尾野山に飛びつけて怪猫を仕留めた。今も国分寺の裏に六部の石塔があり,小太郎屋敷という地名も残っている。
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クスノキ,フナダマサマ
1928年 長崎県
摂津の箕面山に夫婦の鬼がいて、夫を赤眼、妻を黄口といった。5人の子を持ち、人の子を捕まえて食べていたという。そこで、役行者は鬼の子のうち末子を呪力で岩窟の中に隠した。二鬼が役行者を尋ねてきたとき、人の子を食わないならば子供の居場所を教えた。その後、夫は前鬼、妻は後鬼と改名し、行者の身辺を一時たりとも離れることはなかったという。
類似事例

インノコ
1974年
平清盛が幼い頃、夜に恐れをなしたときには、守り役らは「院の子院の子」と言って邪祟を鎮めたということで、京の童たちが口ずさんだという。
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オニ,カイブツ
1957年 奈良県
大和の上北山村では、暮れに鬼が娘に変装して戸を叩くという。そこでいいホタを燃やすと、いかなる怪物も入ってこないという。
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