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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(バイカノカゼ)
1979年 広島県
伊予国の沖合いにある「みたらひ島」に風待ちで停泊していたところ、どこからともなく濃厚な梅花の香りがしてくる。島によい梅があると思ったが捜してみても無く、島人に聞けばここから10里(約40キロメートル)離れた備後にある梅林から、風に乗ってにおってくるという。

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シマアソビ,シマノアソビ
1975年
西国で、沖に投碇し停泊することがある。その様なとき夜更けに島がすぐそばに現れ、島の木々や家、行き交う人々が間近に見えることがある。船が島に近づいたのかと思うが、夜明けになると周囲は海原のみである。蜃気楼の類いだろう。
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ミヤコドリ
1974年 宮崎県
日向国青島には昔から雌雄の都鳥が棲んでいるが、これは島の神使とされる。此島は霊島であるからか、もしも溺死体が島に流れつくなどの不浄があると、この鳥が庄屋の家に飛んできて鳴くという。
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ツクモダニ,オニ,ヘビ
1984年 長野県
九十九谷がある。100以上あっても、100と数えてはいけない。もし100になりそうだったら2本指を一度に折り曲げて99としなくてはいけない。もし100と言うと、鬼や蛇などが出て村が踏み荒らされてしまう。
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アマゴイ,タイ
1934年 香川県
昔三味線島という島があり、田井という強欲な地主がいた。旱魃の時、島人は天災と年貢の取立てに悩まされ、雨乞いをしたところ、雨が降り続き、田井の屋敷は島と共に沈み、島は2つに分かれた。その付近でとれる鯛は田井一族に似ているという。
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ヒノタマ,キツネビ
1935年 山口県
火の玉の話はあるが、狐火はない。島には狐がいない。
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ピシノシタノセカイ,ニーノクニ,ウシノカタチノカミ
1986年 沖縄県
ピシの下の世界は地底他界を連想させ、島人の中にも、これを「ニーの国」と表現する人がある。上地翁の話では、ピシが実在のナガピシと特定されている。ナガピシは島の東側にあり、そのことと牛の形の神が男神で、島の繁栄や島人の生命をつかさどることとは無関係ではない。
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ニンジン,コウシン
1960年 山形県
新入りの家で講をしている最中、主人が料理していた人参を赤坊と思って驚いた人々は10人中9人が帰ってしまった。主人は実は庚申で、人参1人分で1000年長生きするという。唯一残った東方朔は9人分食べて9000年生きた。
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タタリ
1935年 三重県
弘化2年、弁天島と呼ばれる島の近くを舟で過ぎていた庄屋の兼次郎は、一條の水柱が立っているのを見て、島に近づいてみると何かの頭が見えたという。その三日後に弁天島に渡った親子の木こりが谷に落ちて死んだ。これは神の祟りと考えられた。
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キタキョウガシマ,オキノキョウガシマ
1956年 宮城県
周囲絶壁の島。昔、1人の老僧が島に現れて、読経念仏後、経巻を埋めて去ったという。
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イヌガミサマ
1941年 香川県
庭に三枚の瓦を立てて、犬神を祀る。島の人が浜に出て潮を汲んでいると、柄杓の中に入って島に上ったという。
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ミヤジマサマ,ゲッケイ
1929年 香川県
むかし宮島様が、この島に来たことがある。その時に、谷が不足していたので、すぐに立ち去った。それから、女がこの島に来ると月経が上がるので、みんな行くことを嫌がっている。
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〔トラ〕
1976年
鎮西の未申の方角のはるか沖に度羅島という大きな島がある。この島の人は、姿は人であるが人を食する。ゆえに人の中にあって人にふさわしくない物を食べる者のことを度羅人という。今、人に似ず行跡の悪い者のことを度羅うちというのも、ここから出た言葉だろう。
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ヤマネコ
1929年 東京都
島に人が住んでいないころ、この島へ行く人を山猫が喰い殺して困っていた。大浦又次福谷太左衛門という侍が槍で退治するが、今度はその霊が人を取り殺すようになった。大島に来た役行者が祠を建て、その島で猫という言葉を使わないようにするとおさまった。
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ヘビ
1999年 佐賀県
神様のお使いの蛇は、島渡りをする。
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〔コンジキノトリ〕
1963年 愛媛県
宗方と浦戸の境にある福島(鶏島とも)に、神宮皇后三韓征伐の後に、百済・新羅・任那からの貢物を積んだ船が仮泊した。翌朝、船から貢物である金色の鶏が飛び出して行方不明になった。故に島を「鶏島」あるいは福の神が上がった島「福島」と呼ぶという。
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ウマ
1996年 香川県
ウマセンバという所がある。夜中に馬が1000頭くらい走る音がしたという。その馬は全部片目だっただったという。戦争で死んだ馬を供養しなかったからだといわれている。
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ウシオニ
1915年 山口県
昔、天文年中に牛鬼が島に現れて害をなしたため、島民は離散した。その時、伊予の人である藤内図書がこの島に漂着して理由を聞き、この島に住む城喜兵衛の弓術者と謀って怪物を射殺し、民家3軒を復活させた。それより追々に村が繁盛するに至ったという。字三浦の付近には牛鬼が牙を研いだといわれる大きな石があり、その隣の浦を牛鬼退治の際、休息したことから休場と呼んでる。
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コロヘータ
1983年 東京都
狼や狐が古くなって人を馬鹿にするようになったのをコロヘータという。こうなると1本の茅に1000匹かくれるというようなもので、やたらに人の目に触れない。
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ハマユウレイ
1982年 三重県
浜幽霊といって、漁をしていると向うにも舟が出てきて、杓をくれという。それで底抜けの杓をくれてやった。底のあるものをやると舟に水を入れて溺れさせられたり、島だと思って一生懸命泳ぐと島じゃなかったりした。
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キエタオンナ
1996年 山梨県
梅ヶ島から古谷城のほうに女の人が出てきて、悲鳴を残して消えた。その場所に不動明王を祀った。
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ネズミ
1979年 岡山県
数年前に備中国のある人の倉に、海より出てきた夥しい数の鼠が襲った。毎日4~500匹捕らえたが、猫は1匹ずつ食い殺していたので間に合わず、犬のほうが役に立ったとその主人から聞いた。
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