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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ザルミカゲ
1980年 茨城県
鹿嶋の南に息棲明神の社があるが、その近くの湖の中に大きな石の瓶が2つある。ただし湖は海につながっていて満ち引きがあるのに、かめの中は真水だという。理由を知る者はいなかったが、これは享保の頃にオランダ人が将軍に献上した石と同じで、石川宮内は「ざるみかげ」という海水を真水に変える石である。

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チョウロクセキ
1973年
潮は常の水より軽いので、海中の40尋より下は真水である。オランダ船には潮漉石が常備されており、これで潮を漉すと真水となるという。この石がないときは、俵に米をおいて潮を漉せばいい。日本では生駒でとれる。
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ダケイシ,コウボウダイシ
1958年 岐阜県
ダケ石は弘法大師の杖が石になったといわれている石で、この石に触ると怪我をするという。
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イダチノイド
1976年 大分県
イダチの井戸というものがある。押出の鼻先にあり、神武天皇が水を飲んだという井戸である。海岸の岩場で松が一本立っている。ここはどんなに潮が満ちてきても、真水であるという。
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カッパ
1975年 福島県
河童が座ったようなくぼみのある石が2つあり、親河童の石、子河童の石と呼ばれている。そのくぼみに石を当てられればいいことがあるという。
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トバドノ,シンレイ
1974年 京都府
伏見小倉の湖は昔巨掠の入江といって淀川につながる大きな湖水である。この中に1丈以上の大きな鯉2匹いる。このあたりの漁師はこの鯉を鳥羽殿と呼んで湖中の神霊とする。
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バンノイシ
1980年 岐阜県
盤の石という石がある。これは弘法大師が碁を打った石だといい、これをかまうと暴風雨になるという。一メートル四方くらいの石である。アマノジャクのいわれがあるともいう。
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イシ
1993年 岐阜県
貧しい夫婦が石の近くに赤ん坊をおく。1時間ほどで戻ってみると、赤ん坊はいない。夫婦は石の近くに住むようになる。石が泣いているのに気づき、ほお擦りすると石は泣き止む。
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ヲロチ,ヤマタノオロチ
2001年 青森県
難蔵という法師が常陸国と出羽国に間にある湖に至った際、自ら九頭の蛇へと姿を変えて、湖に住む八頭の蛇と戦った。八頭の蛇は傷を負い、齶田の湖に退いたと伝えられている。
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バケイシ
1987年 山形県
化け石という石は、若い女に化けて侍を騙して斬りつけられた。その石が今でもある。
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セッショウセキ,ヤカンタマモ
1975年 栃木県
殺生石は下野国那須野にあり、方五間ほどの垣で囲んだ毒石で、この石に触れた人や虫、獣は死ぬ。近くにある那珂川を渡る人がよく溺死するのは石の毒気のためだという。野干玉藻が精霊石になったという。会津磐梯山にも毒石があり、触れた禽獣は皆死ぬ。
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タツ
1980年 愛知県
尾張国にある、ふさの浦という所に行った際、貝のような石を拾った。とても美しかったので床の間においていたら、石の周囲が湿った。よく見ると、石に針先ほどの穴が開いていたので、ここから水が出たものと思い、石を煮たら湿らなかった。そこで石を割ってみると、中には小さな蛇に足が生えたような虫が死んでいた。これはたつ(龍か)だろう。
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(ゾクシン)
1982年 群馬県
石に関する俗信一束。白い石を死に石と言い普段使うのを嫌がる、石は卯の年に子を産む、など。
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ヨビイシ
1967年 福島県
呼び石といわれている石の前に立ち声を発すると返事があるという。
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イシカンノン,ヒカルタマ
1984年 長野県
尼僧が石を拾おうとしたが、小さいのに持ち上げられない石があった。その石から夜に青い光が出るので村人は怖がった。庄屋の主人の夢に老人が出て、石を手厚く祀るようにと言った。すると石は大きくなっていき、現在では手のいぼに効用があると言う。
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ワラウチイシ
1976年 大阪府
天下茶屋村の東方にある円山という丘の上には、兼好法師の藁打石という石があった。享和元年の四天王寺回禄の際、近村より礎石となる石を集めたところ、この石も持って行かれた。ところが、怪事が起こったので、石は元の場所に戻されたという。
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イキイシ
1929年 岩手県
石が川をさかのぼることがあるという。和賀郡の川に巨大な石がある。これは、和賀川が大水にあった時には、洞の中にあったものが、20年後には1町も遡って今の場所に来たのだといわれている。そのような石を生石という。
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レイハイイシ,タスケイシ
1930年 栃木県
日光二荒山神社の別宮に瀧尾神社というのがある。このお宮の周りにある1間四方位の石は子種石と呼ばれているが、「日光山誌」によれば、この石を礼拝石、もしくは助石といって、日光責で気絶したものをこの上に置くとたちまち蘇生するという。
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ヒトトリイシ
1974年 福島県
奥州磐梯山の人捕石は毒石であって、殺生石と同じである。
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フウフイワ
2001年 愛知県
日間賀島の彦間の浜に2つの格好の良い石があった。ある時三河一色の人がこの石の片方を船に積んで帰った。その夜から女性の泣き声が聞こえるようになり、ある日その石から聞こえてくることがわかった。石を元の場所へ返すと泣き声は止んだという。それから日間賀島の人はこの石を夫婦石と呼ぶようになった。
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シロイシサマ
1991年 愛知県
真っ白なきれいな石で、石を動かすと「もとの山へ帰りたい」と泣く。その石を盗もうとした者は体が痛くなった。
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ダイジャ
1996年 神奈川県
箱根神社の芦ノ湖へ、お祭りのときに毎年新しい鉢を作って赤飯を入れて沈めるいわれがある。湖の底に大蛇がいて、湖が荒れていけないからだと言う。今でもやっている所がある。
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