アワビ 1983年 鮑というものは、大海の底にある岩に付いて、潮の陽気をもって自然に生じるという。
類似事例 |
|
(ゾクシン) 1999年 長野県 産の時間は、潮の満ち潮の時によって生まれる。
類似事例 |
|
マンチョウ,カンチョウ,ウンメイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 子供が生まれた時が満潮であれば運命は良く、干潮であれば悪いという。
類似事例 |
|
クジラ,ウミガミ,カミツカイ 1999年 非捕鯨地域でも捕鯨地域であっても、鯨は、海神の神使いや海からの贈り物として考えられていた。
類似事例 |
|
フネユウレイ,マノモノ 1974年 高知県 漁に出て不思議なことに会うと、早緒からのぞくとその本性がわかる。
類似事例 |
|
エイ 1978年 沖縄県 あるとき、マサリヤという男が浜辺で釣りをしているとエイという大魚がかかった。たちまちエイは美女となり、マサリヤと契りを交わし子どもも生れた。ある日、マサリヤが浜辺を歩いていると子どもが現れて、エイのいる竜宮へとマサリヤを誘った。竜宮からの帰りに美酒がいくらでも出てくるルリ壺を貰った。マサリヤはこの壺を誰にも見せないようにしていたが、豊かになり心がおごると多くの人に見せてしまった。すると、ルリ壺は白鳥となり、東へと飛び立ち宮国のシカブヤーという家の庭木にとまった。家の主人の夢に白髪の老人が現れ、旧9月の乙卯に物忌みをして白鳥を祀れば世果報を与えると告げた。
類似事例 |
|
ジンベイサメ 1956年 海の怪。畏怖というよりは、漁師から大漁を与えるものとして、霊妖視されている。頭部も尾部もわからぬほど大きく、船団の下に入って船を支えていることがあり、その周りには鰹の大群が遊泳して大漁となる。ただしこれに出遭ったのちは、舟に穴が開いてないかどうか調べねばならない。現在でも信じられており、このとき海中の光るところを竿で突くと、沈んで消えてしまうともいう。海の怪物というより、鯨か鮫の一種で、今でも生息しているといわれている。
類似事例 |
|
ジンベイサメ 1956年 海の怪。畏怖というよりは、漁師から大漁を与えるものとして、霊妖視されている。頭部も尾部もわからぬほど大きく、船団の下に入って船を支えていることがあり、その周りには鰹の大群が遊泳して大漁となる。ただしこれに出遭ったのちは、舟に穴が開いてないかどうか調べねばならない。現在でも信じられており、このとき海中の光るところを竿で突くと、沈んで消えてしまうともいう。海の怪物というより、鯨か鮫の一種で、今でも生息しているといわれている。
類似事例 |
|
ジンベイサメ 1956年 海の怪。畏怖というよりは、漁師から大漁を与えるものとして、霊妖視されている。頭部も尾部もわからぬほど大きく、船団の下に入って船を支えていることがあり、その周りには鰹の大群が遊泳して大漁となる。ただしこれに出遭ったのちは、舟に穴が開いてないかどうか調べねばならない。現在でも信じられており、このとき海中の光るところを竿で突くと、沈んで消えてしまうともいう。海の怪物というより、鯨か鮫の一種で、今でも生息しているといわれている。
類似事例 |
|
(ゾクシン),サメ 1933年 福島県 正月元日、五節句に生まれた子は紫肝(ムラサキギモ)だといい、鮫にとられるので船には乗れないという。
類似事例 |
|
アクセイ,ボタンモチ 1983年 5月の中旬に、南の空に悪星が出現したという。これを見た者は必ず死んでしまうといって大いに恐れられたが、家ごとに牡丹餅をこしらえて食べるとその難を逃れるという。
類似事例 |
|
クジラ,(ゾクシン) 1999年 佐賀県 鯨は和尚の生まれ変わり。鯨の黒皮は和尚の衣。
類似事例 |
|
フナユウレイ,アカイタマ 1979年 徳島県 潮の具合で魚が引くと、舟の前に真っ赤なものがばーっと集まる。これは船幽霊である。また、赤い玉が飛ぶ。
類似事例 |
|
マンザイ,マンボウ,エンギウオ 1950年 静岡県 漁の最中にマンザイ(マンボウのこと)が浮かんでいるとこれに銛を打って捕る。それは大漁を呼び込む縁起魚であるとされているのだが、妊娠中の妻をもつ者はこれをしない。もし銛の当たり所が悪く逃げられると、生まれてくる赤子にその銛が当たった様な痣ができると言われているからである。
類似事例 |
|
カンノンサマ 1940年 鳥取県 千数百年前、領海だった網代浦の観音岩附近から出現したと言われている観音様は、以前は誰であろうとも下馬しないと正面を通過できなかった。下馬しない場合は、落馬したといわれている。
類似事例 |
|
イワナ 1943年 岐阜県 岩魚は笹葉より生ずるという。昔ある夜に双六の某家に1人の僧侶が来て、経を読ませてくれというので読んでもらった。しかし突然なので麦団子を汁に入れてもてなした。僧は喜び殺生するのはよくないと戒めた。後日その事を隣人に話すと、先日毒流しをすると一尺以上の岩魚がつかまったので家に持ち帰り料理しようとすると腹の中に麦団子があったという。岩魚が僧に化けて某家に来たのだという。
類似事例 |
|
(ツキニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 三日月様が立った形で出たときは、帆かけ船といって漁がある。横に平たく出たらしけ月だという。三日月様を拝めなかったら悪月だという。
類似事例 |
|
ウンメイノカミ 1928年 鹿児島県 ある夜、漁師が神様が立ち話をしているのを聞いた。それによると、今夜産まれた女の子は嫁入りのとき、雨を避けようとしてうつろに入った木が倒れて押し殺される運命であるということだった。嫁入りの日、娘は漁師に助けられて事なきを得た。それからは子供が生まれるとすぐ、運命の神の悪因縁を払うために鍋墨を額につけるようになった。
類似事例 |
|
クジライシ 1996年 三重県 波切神社には、鯨石がある。鯨石は、鯨の腹の中から出てきたものだという説がある。
類似事例 |
|
バカクサン 1931年 和歌山県 馬角さんは漁労の神で、紀州徳川家初代の頼宜公の馬に生えた角を家臣の某かが藤白権現に奉納したものであるといわれている。三葉葵の紋が入った厳重な5重の箱に入れられ、大きさは1寸弱の蛹くらいに見える褐色物であり、牙には見えない。魚の取れないときに馬角さんを漁場に持っていくと魚が集まると信じられており、遠くからもこれを迎えることがあったという。
類似事例 |
|