モー 1941年 鹿児島県 モーは、姿は鳥に似ている。夕闇にまぎれて人間の子どもを食べるという。
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モーコ 1973年 岩手県 子どもが泣き出したときには「モーコが来るぞ」と言って脅す。モーコは鎌倉時代に襲来した中国の元のこと。
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モウ 1979年 岐阜県 悪いことをするとモウが来るぞと子どもを威した。モウとは化け物で、蒙古のこと。
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モズナ 1977年 富山県 モズナは子供が悪さをすると、それを注意するときに「モズナ来てつかまえていくぞ」というように使われていた。
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モーモー 1983年 富山県 子どものころにはよく、「モーモーがくるよ」と言われた。昔蒙古と喧嘩して蒙古がモーモーになったのだと言う。
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モーコ,(イエ,ヤシキニデルヨウカイ) 1989年 長野県 家・屋敷にはモーコが出るという。
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モーモードキ 1941年 山口県 夕方、家の外で遊んでいると「モーモードキが来るぞ」と言われた。夕闇にまぎれて子どもを取って食べるものだというように信じていた。
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ガモンジー,ガゴゼ 1921年 静岡県 子供をおどすのに、「ガモンジーが来るぞ」「ガモンジーに噛ませるぞ」という。
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サンマイタロウ 2000年 石川県 子供をしかる時、サンマイタロウが来るぞと言ってよく驚かせたものだ。他に、狐やムジナが来ると言って驚かせたこともあったという。
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モッコ 1993年 岩手県 子供がいうことを聞かないと「蒙古が来る」と威した。
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シラセ 1964年 不明 子どもが生まれるとき、産の神の来訪を告げる知らせがあった。
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ムクリコクリノオニ,(ゾクシン) 1976年 子供を泣き止ませる時、むくりこくりの鬼が来ると言うのは、蒙古国裏が訛ったもの。がごじというのは大和元興寺に鬼が住んでいた事に由来する。
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(ムクリコクリオニ) 1979年 子供が泣いているのをやめさせるのに、「むくりこくり鬼が来る」という。むくりこくりとは蒙古と高句麗のことである。
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モー,モーモ 1977年 富山県 モー、モーモモはお化けの話のことである。「モー出るぞ」というように脅しに使われた。
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キジムナー 1967年 沖縄県 キジムナーはおかっぱ頭の子供で家の裏側から入ってくる。戸を開ける気配は感じられるが姿はわからない。昼夜を問わず体調の悪いときに現れる。キジムナーに襲われることをウサーリンといい、圧迫されて動きが取れなくなる。隣に寝ている人がその人をたたくと逃げる。害はない。また他の説として松明のような明かりを持つ。いずれも住み処はガジュマルやウスクの木である。旧12月8日のムーチーの日にムーチーの煮汁をそれらの木にかける。魔除けという。
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オスネババア 1996年 新潟県 子供が言うことを聞かないと、オスネババアが来ると言った。漫画では、同じように子供が言うことを聞かないとことらが来ると言われていたと描かれている。
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(ゾクシン),コウジンサマ 1933年 神奈川県 ムズノコ(幼児のえりくびの毛)を残しておけば、ヒジロ(囲炉裏)に落ちても荒神様が助けてくれる、という。
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(ゾクシン) 1998年 全国一般 夜、子供が口笛を吹くと、鳥の夜泣きと思いあやかしの者がくるという。
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キツネ 1961年 静岡県 岩地では子どもが急にいなくなることを狐にダマされたという。朝になって帰ることもある。
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ヨナキノマジナイ,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 乳児が夜泣きをしたら、家の周囲を回りながら、ウブの神さんが帰ったら「ただいま帰りました」と言うといわれている。
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