国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

キツネビ,キツネノヨメイリ
1990年 長野県
大日向の川縁の道に、夜、10個くらいちょうちんの火が並んで灯ったり消えたりしていた。皆はきつね火だとかきつねの嫁入りだとかいった。

類似事例(機械学習検索)

キツネ,チョウチン
1990年 長野県
昔はきつねがたくさんいた。夕方になると、越という向こうの部落の手前の田んぼでちょうちん行列のようなものが見える。15・6ほど連なっているのが、風のない夏の蒸し暑い晩にはよくあった。きつねが出していたが、火ではなく、後光がさしているのだという。
類似事例

キツネビ
1983年 東京都
婿様が来るというので迎えに行くとたくさんのちょうちんが見えた。その晩11時ごろ、ちょうちんがこっちからひとつ行った。そうすると、十字路の方々にちょうちんが行った。これを狐火という。
類似事例

キツネノヨメイリ
1973年 三重県
赤や青の火が、四つ辻の辺りに続いて灯ることがあった。これをきつねの嫁入りと言った。
類似事例

キツネノヨメトリ
1991年 石川県
山で火の玉が5,6個、一列になって動く。きつねの嫁取りという。1分ほどで消えてしまう。
類似事例

キツネビ,キツネノヨメイリ
1979年 山梨県
子供のとき、山の上や、藪の中の人のいない所で、一列に並んだたくさんのキツネ火がついたり消えたりするのが見えた。それはキツネの嫁入りであった。
類似事例

オタヌキサン
1976年 愛媛県
いなか道で夜に追いはぎが出現することがある。大宮八幡宮の宮司が日が暮れて帰るとき、大宮八幡宮社の定紋の入ったちょうちんが現われて家まで導いてくれた。
類似事例

キツネノヒ
1971年 山梨県
20年程前には冬にきつねの火が、提灯のように道に10~20も出たという。
類似事例

キツネビ
1989年 長野県
夜中、田んぼの中で火が燃えたり丘の向こうの山の辺りで火がついたりして明るくなることがある。きつね火だという。
類似事例

キツネビ
1990年 長野県
秋の夕方6・7時くらいになると、きつね火が板場の赤坂山の松の根っこに出る。ホオズキのように赤く、ぼおっと出る。円く光り、後光がさしている。きつねのちょうちん行列が始まると、足下にきつねが座っているので、化かされないように早く帰るという。
類似事例

キツネビ
1956年 静岡県
きつね火が大井川を真直ぐに渡るのを見て、「なかなかすごいな」と言っていると、二つに割れて、「なかなかうまいことをするな」と、十文字に火をつけた。持っていた灯火を投げ付けると、火はひとつ消えた。それ以来、その人の家は不幸が続いた。
類似事例

キツネノヨメイリ,キツネノチョウチン
1989年 長野県
ある老人が町からの帰りに山道を通っていると、きつねの尻尾のある花嫁とそのお供を見つけた。それを見て笑うと、2人はちょうちんを放り出して逃げ出してしまった。老人は珍しいと思って狐のちょうちんを持ち帰った。するとその夜きつねが訪ねてきて「ちょうちんがないと娘の嫁入りに困る」と訴えた。老人は哀れに思ってちょうちんを返してやった。夜になると、素晴らしいちょうちんが並んでいた。明くる日の晩には、きつねがご馳走を持ってきたという。
類似事例

キツネビ,キツネノヨメイリ
1988年 群馬県
遠くの山の稜線上に灯りが並び、提灯行列のように見えるのがキツネ火である。キツネの嫁入り行列だと言う人もいる。とてもきれいなもので、パッと消えたかと思うと、別の位置にパッとつく。終戦直後、特によく見えたが、現在は見えない。夜7時半ごろが多く、真夜中には出ない。
類似事例

キツネビ,キツネ
1977年 茨城県
田んぼ道を、列になって点滅しながら動いていく狐火を見たことがある。狐の嫁入りだと教えられた。この辺りには多くの狐や狸が住んでいた。帰りに土産の天ぷらを狐に取られた、狐に化かされて田んぼを這い回っていたという話も聞かれた。
類似事例

キツネ
1997年 岐阜県
ある年の2月の寒い夜に小郷で結婚式が行われた。花嫁行列が行われているとき、西山に提灯の明かりが見えた。この日の結婚式は1組だけであったので、皆が怪しんだ。気付いた時には既に明かりは消えていた。これは結婚式のご馳走目当てにきつねが化かしているのだろう、ということになった。
類似事例

キツネノヨメトリ
1967年 石川県
夜、イカ釣りをしていると道のないところに火が幾つか見える。狐の嫁取りという。
類似事例

キツネビ
1964年 福島県
行く手に青い火が「ぽこっ、ぽこっ」とついては消えた。7時か8時ころ。きつね火を遠くに見るときは、本当のきつねはすぐ足元にいるという。
類似事例

タヌキノヒ
1985年 和歌山県
夜になると道に青い火が10ぐらいともるのを狸の火という。通行人がごちそうを取られることがあった。
類似事例

チョウチンノヒ,タヌキノギョウレツ
1922年 徳島県
盆踊りの夜、中洲の萱原に火が行列していくのを見た。狸の行列であっただろう。
類似事例

キツネノヨメイリ,アオジロイヒカリ
1990年 長野県
青白い光が雨降りの後に道をちょろちょろと歩いているが、数が増えてだんだん明るくなって、嫁入り行列になる。杯事もするしご馳走も食べるし、人間の婚礼と同じようなことをして、きつねの嫁入りが行われるという。
類似事例

(キツネビ)
1990年 長野県
風呂が外にあった頃、よくきつね火を見た。ずうっと灯りを並ばせてみせるのだが、1匹か2匹でやるものらしい。西の方角に見えるのだが、そういうときにはすぐ後ろにきつねがいるという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内