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検索対象事例

ジヌシサマ,トウビョウヘビ,シチニンミサキ,ミサキダイミョウジン
1983年 岡山県
真庭郡湯原町にある男滝の南の畑の中の石塚の地主をトウビョウ様と呼ぶ人がいる。この塚は、昔同地にあった屋敷の者がトウビョウを飼う為に設けたものなのだという。

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ジョロウグモ,タキノヌシ
1989年 静岡県
天城湯ヶ島町の浄蓮の滝の主は女郎蜘蛛。農夫が滝の上で休んでいると、蜘蛛が足に糸を巻きつける。糸を桑の切り株に掛けたら、大地が震えて切り株は滝に呑み込まれた。
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トウビヨー,ムスメ
1955年 岡山県
トウビョーは頸に輪型のある一尺ばかりの小蛇だが、指を指しても祟るといって子供も恐れる。子供のときの話で、雄滝というところに石グロがあって、畑の持ち主が取り除こうとするとトウビョーが中から何百も這い出して、それを見た人は熱を出して寝込んだという。
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オシドリ,ユメ
2002年 栃木県
相生町の東端に鴛鴦塚という石造の小祠がある。この辺一帯は阿曽沼であったが40年前に埋め立てた。嘉禄年中に太田二郎という狩人がいた。ある日鴛鴦の雄を取って帰ったが、その夜の夢に1人の女が枕辺に立って泣き、なぜ私の夫を殺したのかと恨みを述べて和歌を呼んで去ったという。翌朝見ると昨日の鴛の雄と嘴をあわせて死んでいる雌がいた。太田二郎は驚き、一念発心して仏門に入り弔ったのがこの塚の由緒という。
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ジョロウグモ,タキノヌシ
1989年 静岡県
天城湯ヶ島町の浄蓮の滝の主は、女郎蜘蛛だという。
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トウビョウ
1913年
トウビョウは白い首輪をつけており、トウビョウを養う家の者が自らトウビョウを虐待すれば祟られるが、他家の者が虐待する分には問題ない。トウビョウがいるという噂のある金持ちの家に、旅の商人が来た。小甕があったので蓋を取ってみると、中で何かが蠢いていた。気味が悪かったので、鉄瓶の熱湯をかけて立ち去った。その後、その家では、このためトウビョウが死んだのを喜んだという。
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リュウ,クロイマダラノアルウシ
1983年 岐阜県
龍がいるとも黒い斑のある牛の主がいるともいわれる滝がある。その主は、水を自在に操り、雨乞いにも用いられている。
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オシドリ,フジン
2002年 栃木県
犬伏町下の谷に鴛鴦塚がある。太田二郎左エ門尉式宣という弓術の達人が、鳥獣を射ていた。ある日三毳山で狩をしていたが終日獲物がなく、帰ろうとしている時に阿曽沼の東岸で鴛鴦を見つけて射て持ち帰った。その夜熟睡していると忽然として戸外に声がして、妙齢の婦人が歌を詠み、号泣した。3、4回それが続いたので一喝し戸を開けると一羽の鳥が飛び去った。不審に重い夜が明けてから鴛を射たところに行ってみると、鴛が菰の茎を咥えて死んでいた。式宣は悔悟して、自ら塚を築いて鴛を併せて埋葬し、入道した。
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シンキョーヅカ,シンキョーボーズ,ヒノタマ
1987年 長野県
今は団地の所に昔はシンキョーヅカと呼ばれる塚があった。その塚付近にヒノタマがでたが,これをシンキョーボーズが出たと村人は言っていた。
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ナガモノ
1968年 奈良県
ナンジョウの滝は、昔からテングや牛鬼など、様々な怪異が伝えられる幽域である。その主はナガモノで、エノキ滝とかけもちしているという。
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トウビョウ
1960年 岡山県
トウビョウの住む家を訴えたある家の家人が、背中がかゆ憂くてむずむずするため祈祷師におがんでもらうと、トウビョウの住む家の恨みを買ったためにトウビョウがやってきて体に乗り移っているということであった。トウビョウは金をくわえてくるともいう。一般にトウビョウがいるといわれる家は嫌われる。
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ガワラ
1983年 愛媛県
入野村の庄屋の家で一匹の馬を飼っていた。入野の原で走らせていると、この原より少し南にある淵からがわらが出てきて馬の綱を身に巻き付けて淵に引き入れようとする。馬は引きずり込まれて頭も隠れるほどになった時、驚いて一目散にかけて庄屋の家に帰った。がわらは綱にからまったまま力なくうずくまっていた。5、6歳の子供のようで頭には皿のようなものがあった。農民はそれを打ち殺して埋めた。その塚をがわら塚という。
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ダイジャ
1992年 茨城県
真壁郡真壁町椎尾の諸塚には昔大蛇が住んでいたという。塚の西に大きな石があり、蛇の石枕と呼ぶ。
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〔ショウニンデン〕
1956年 宮城県
土地や豪族の屋敷内を無断で通ったという理由で、山伏が殺される。それを埋葬した土地の所有者がみな祟りをうけたので塚を築いて祀った。前にある田を上人田といって、その地主になると不幸が多く恐れられている。
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(スギノキノタタリ)
1986年 愛媛県
日其川の某家の前の川の側に大きな石があり、その上に石の祠が川の方を向いて祀ってある。ヨナカのミョウジョウ様といって、マツヌシノミコトをお祀りしているという。目の神様で、その裏の杉の木はそれと関係があり、某家の4代前のおじいさんが切ったところ、目が悪くなった人がいたので、もう1度杉の木を植えたという。
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ウシイシヅカ
1943年 大阪府
牛石塚とよばれる、大きな牛が横たわった形の黒い石がある。神の地として人々は近寄らない。昔この石を切ったところ、血が流れて池に流れ込んだ。その池を半分血池、大方血池、大方池、ハブ池などという。
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クモ
1990年 静岡県
浄連の滝で昔、農夫が休んでいると女郎蜘蛛に糸をかけられた。糸を外してかけ移した切り株は滝壷に引き込まれた。後年、農夫の後継ぎが滝壷に斧を落とすと美女の姿をした女郎蜘蛛の精が返してくれたが、口外すると生命を失ったという。
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ツカ
1997年 愛知県
野中に、田の中に土が盛ってあるだけの塚があり、これに少しでも鍬を入れるとたちまち病気になって死んだ。塚を踏んだだけでも足が動かなくなったりした。これは昔、この地で息絶えた野武士に村人が塚を立てて供養したものである。
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トウビョウ
1922年
貧乏だった家に急に財産ができるとその家はトウビョウを飼っていると言われる。トウビョウは夜出て他の家に行き、何でも口にくわえて帰ったので財産家になるという。世間の人は大変嫌っている。トウビョウを捨てるには、お金をどのくらいか紙に包んで道の四辻においておくと他の人が拾っていき、トウビョウは拾った人の家に行く。
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リュウオウ
1985年 和歌山県
東谷集落の文蔵の滝には竜王が祀られていて、竜王を畏れてこの山では山仕事はしない。
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オシドリ,ユメ
2002年 栃木県
大町の鴛鴦塚の記載。昔阿蘇沼が大きかった頃、鴛鴦が住んでいた。菰に隠れ連れ添っているところを近くの猟師が見つけ、雄の首を射切った。雌は驚きその首を羽に挟んで去った。その夜、猟師は鴛鴦が来て鳴き責める夢を見て、苦痛を発し、吐血して死んだ。猟師の妻はそのため尼となり、弔いのため塔を建てた。それが今もあり、鴛鴦塚と称するという。
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