シシマイ 1941年 栃木県 大日堂の獅子舞に関する俗信。獅子舞の風にあうと疫病にかからないという。この獅子舞は疫病除けになると信じられていて、伝染病患者の悪疫払いに出張して舞ったが、獅子舞の人たちには伝染病患者が出たことがないという。
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キツネ 2001年 山形県 神の使いである稲穂をくわえた老狐が現れたことを豊年の前兆として喜び、躍りを習いそれを覚えて鎮守に奉納したのが三匹獅子舞の始まりである。
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フドウサン,(ゾクシン) 1979年 徳島県 昔、病気が流行ったときに不動さんに「踊りをするから病気を入れないで今年の夏を守ってくれ」と祈ったところ、病気が入ってこなかった。それ以来、祭をするようになったという。
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(ゾクシン) 1973年 三重県 獅子舞は、2月1日から4月19日まで、三年に一度行う。お獅子様に長襦袢を噛んでもらうと、健康で賢くなるといわれていて、よく噛んでもらったという。
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マトトリ 1956年 宮城県 「馬上渡し」という流鏑馬が行われ、矢が射られたあとの扇の的を得た人の部落が豊作になるといわれる。皆で激しく奪い合いとなる。
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ヤクビョウガミ,アクビョウ,(ゾクシン) 1933年 埼玉県 家の入口に粟を撒いておけば、悪病(疫病神)が入らないという。
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シカ 2001年 北海道 約200年前、旅人が江差の笹山神社参拝の帰りに鹿を3匹見て鹿子舞を創始した。松前の殿様の奥方が病気になったとき、その平癒に効いたという。
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シシマイ 1938年 秋田県 2、3年前獅子舞で一行が秋田市へ演じに行って、その夜は獅子頭をほうって遊びに出た。ちょうどその頃村の人たちは大勢のナデ渡りの声を聞き、獅子舞一行が帰ったものと思い迎えに出たが、帰って来なかった。村人は獅子舞に何かあったに違いないと案じた。
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オフダ,フッタイエ 1915年 京都府 京都北郊の村々では、慶応年間の頃さかんに御札が降った。降った家に近隣の人々が集まり祝宴をして踊った。ある家では主人が酒食の費用を嫌がって降った御札を隠しておいたところ、罰があたって患ってしまった。早々に御札を披露して振る舞いをしたら全快したという。
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ヒノカンノオンガエシ 1981年 沖縄県 農業と漁業を兼業していた男がある晩、大勢の人々が「よいとこさ、よいとこさ」と掛け声をかけながら通っていくのに出会った。何をしているのか聞くと、竜宮の神様の命令で木を島の上にのし上げるのだという。力を貸してくれと言われた男は手伝ってやった。そのお礼に、風邪を持ってくるゆうがらすを除けるために臼を3回叩くことを教えられ、男の家庭は助かった。隣の家の人々は悪い病気になり、全員死んだという。
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サササク 1937年 滋賀県 田植え後の神事で用いる笹策を持ち帰って牛に食わせると牛が病気にならない。
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リュウ,ムジナ 1935年 奈良県 男龍が娘を取って食い、赤子を取り、田畑を荒らすので人々は困っていた。僧に尋ねると、菖蒲を家の前に置くと良いという。その通りにすると落ち着いた。その後ムジナが出没して、同じように荒らしたが、空から龍がやってきて退治した。その後蛇巻きの行事が行われる。
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オオモトジンジャ,エキビョウ 1944年 島根県 大元神社の社地を伐って畑にして楮を植えたら疫病が流行って多くの人が死んだ。この村のある間、毎晩燈明をともしますから疫病を払ってくださいと祈願したら病気が治った。今でも、毎晩村中順番に燈明をともしている。
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シシガシラ 1964年 不明 三匹獅子舞の獅子がしらを同じ箱におさめておくとけんかした。
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ウシオニ,ウシノヨウカイ 1973年 愛媛県 昔、疫病が流行したため、疫神退散を願って牛鬼をつくり、厄払いをした。また、牛のよう会が出て農作物に被害を蒙った。そのため怨霊を慰めるため牛鬼をつくり、祭事に奉仕し、被害から免れた。
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キツネ 1949年 福島県 一人の男が田圃を耕していると、きれいな女性が来て腹が痛いといって泊り込み、ついに夫婦となった。三人の女の子が出来た。あるとき、油断をして白い尻尾を見られて、悲しんで山に逃げ帰った。夫が小さい子を連れて乳を貰いに山にいき、家に帰るように懇願した。しかし、家には帰れないが、稲と鉏を田圃に置いておけば手伝いをしてあげようといった。そのとおりにすると、苗の植付けは終わっており、秋にはよく実って、男は金持ちになった。
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サル,ウマ 1953年 東京都 昔の春の初めに、馬のある家を猿回しが回って、猿を回せ祈祷を行って無病息災を祈ったという。
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マト 1956年 宮城県 馬乗渡しの神事で、那須与一に扮した者が矢を射たあとの的を手に入れた部落は、その年豊作に恵まれ、またその的を祀ると火災予防になるという。
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(ゾクシン) 1984年 新潟県 疫病や魔性のものなどの災厄が村内に入りこまないように、村境に注連を張って祈禱札を下げたり、サイの神の祠をまつったりする。
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ヒツルギ 1963年 福島県 禰宜の家にミコというおばあ様がいた時まで火つるぎということが行なわれた。まきをどんどん積んで火をつけて法を唱えて一般の人が火を踏んでわたるのだが、熱さを感じなかったという。疫病がはやった時それを渡れば病気をしないといわれた。
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