国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

カイカ
1943年 山形県
弘仁2年までは光堂は別の場所にあったが、夜な夜な怪火を発するので、今のところに移したという伝説がある。

類似事例(機械学習検索)

レイビ
1959年 長野県
夜な夜な霊火が出る所は、対岸からもそれが見える。その場所は自学屋敷といわれ、城主の侍臣であったのが、主を害した罪によって毎日指を一本ずつ切られた後、殺されたことへの怨みであろうという。
類似事例

ナマメスジ
1982年 岡山県
なまめ筋はありとあらゆる魔物の通る所という。そこに建つ屋敷では、夜中に木を切る音や武士が地響きを立てて駈けてゆく音が聞こえたり、坊主がお経を上げながら歩いていく音が聞こえた。また病人が続出したという。2度も火事にあい、その後家を別の場所に建て替えると不思議なことは起こらなくなった。
類似事例

クマノゴンゲンノゾウ
1979年 岩手県
光興寺には熊野権現が祀られていた。ある時京から来た修行僧がこの堂を一夜の宿とした。僧が火を焚くと、その火は堂に燃え移ってしまった。その時熊野権現の像は遥か離れた畑中まで飛び移り、いたやの大木に引っ掛かっていたという。この熊野権現の像は今日柳玄寺にあるが、柳玄寺が出す八咫烏の護符は罪を犯した者が飲むと顔が腫れだすという。
類似事例

コウノトリ
1974年 東京都
文化7年のこと、浅草安部河町にある高田派一向宗の寺の本堂屋根に、鸛が巣をつくっていた。これまでは近くの松平西福寺に巣を作っていたのだが、こちらに移ってきたという。その年12月11日に火事が発生して西福寺は全焼したという。『博聞類纂』という書物には、鸛が巣を移すと古巣は火事になると書かれてあり、これと同じ事が起きたことになる。
類似事例

オオニュウドウ,カイカ,イタチ
1930年 岩手県
毎夜、お寺の本堂に怪火が燃え、その影に恐ろしい大入道の姿が現れるという。足跡を追ってみると、イタチの巣があった。イタチを退治すると、大入道も怪火も出なくなった。
類似事例

アブラボウ
1939年 滋賀県
油坊は、春の末から夏にかけて、夜に出現する怪火である。炎の中に僧形がよく見られるので、この名が付けられた。比叡山の僧侶で灯油料を盗んだものが、この火になったといわれている。
類似事例

テング
1932年 富山県
文久の頃、越中の下新川郡大家庄村の光栄寺という寺で、燃えているものもないのに炎が見えることが続いた。そして天狗が大杉に隠れているという噂が広まった。そして畳をはがして積み上げたり、雨戸を一度にはずしたり、風呂を中に浮かせたりした。女のような声で紙を出せ、筆を出せと聞え、出しておくと字を書いてくれるという。
類似事例

オカリミヤチカクノカイカ
1956年 宮城県
辻番所の上に火が燃え動き,そのあとを北六番町の方につけていくと,途中で小僧にかわった。この辺りには怪異のことが多く,すべて狐の仕業らしいといわれた。
類似事例

ニコンボウノヒ
1933年 大阪府
二階堂村では3月頃から6,7月頃に小雨の夜に遠くに火が見えるという。これを近くで見ると、目耳鼻口の形があってさながら人の顔のようだが、害をなすこともないから人々はさして恐れなかったという。これは昔、日光坊という山伏が村長の妻の病気を加持によって平癒したが、後に妻と密通したとされて殺されたため、平癒の恩も知らず、その上殺害するという2つの恨みが妄執となってその村長を殺したことから二恨坊の火というのだという。
類似事例

カイビ
1934年 京都府
神社の燈明に火を入れる事が仕事の老婆がいたが、強欲な別の老婆によって謀殺された。ところが、その悪業が明らかとなり、老婆は処刑された。その後、神社の燈明に火を灯して回る怪火がしばしば目撃され、じょうが火の伝説として巷間に噂された。
類似事例

ヒカリモノ
1938年
中世には、様々な怪火のことを光り物と呼んだ。その中には、流星あるいはもっと近くを飛ぶ火も含まれていたという。
類似事例

アワモチジゾウ
1948年 静岡県
南北朝時代、毎夜火を灯して奥山城の前に立っている者がいて、不思議に思った家来が見に行ったが、待っているうちに眠ってしまった。ふと目を覚ますと目の前に立っていて、家来は忍び寄り、切り下げて逃げ帰った。翌日その場所に行くと、地蔵が肩から切り下げられ、二つになっていた。この地蔵は猪を防ぐために建てられたものだが、家来が切って以来、火を灯して辻に立つことはなかった。地蔵尊を新しく作ったが、また同じように二つになってしまった。それ以来、何回作り変えても同じようになるという。
類似事例

カイビ,ヒノタマ
1980年 愛知県
明治初年、正衆寺の裏山より怪火が現れ、村人は驚いた。大きな火の玉で、雨の夜に須佐の中頃に出て四散し、又一つとなって消え失せた。村民が不思議に思いその場所を掘ると古太刀、よろい、かぶと等が出たのでこれを祀った。そのあと、怪火は現れなくなった。慶長の昔、九鬼嘉隆が当地に攻め入った時に戦死した武士や村人の魂が迷い出たものという。
類似事例

ナベシマヤシキキイ,カイイ
1978年 東京都
江戸の山下御門の正面にある肥前佐賀屋敷の鬼門隅の長屋では、昔から毎日僧衆が来て護摩を焚いている。昔大奇怪があったためだという。今も折々、太守が在府中には怪異があるという。小雨など降る物寂しい夜に、庭で火柱が立ったり、器物が踊り動いたり、家鳴りがしたりする。太守が帰国すると、屋敷の者たちは安眠できる事を喜ぶ。
類似事例

コウボウダイシ,クウチュウシュツゲン
1933年 大阪府
弘法大師が夜な夜な空中に出現するという噂がある。
類似事例

リュウトウ
1975年
海中に竜灯というものがあり、夜中に海中から火が燃え出ると伝えられている。今でもあるという。昔、景行天皇が西国巡行した時に、海中にしらぬ火があったためにその国を火の国と名付けられた。今の肥前・肥後である。
類似事例

ガン
1962年 石川県
寺は怪異によって代々住職が食われて住職不在となっていた。貞和年中に月庵禅師が泊まったとき、夜中に眼日月のようなものが現れた。禅師はその正体を見破り退治した。
類似事例

ムシノシラセ
1990年 福島県
光現寺では地区で人が亡くなる前に、室内で足音がするなどの知らせがある。現住職よりも住職夫人のほうがよく感じると言う。
類似事例

ケチビ
1925年 高知県
法華経堂の辺りには、ケチビがよく出るという。ケチビとはケチビは、だいたい人の怨霊が変化したものだと思われているという。昔、藩主から託された手紙を持った飛脚が殺され、その亡霊が火玉になったと言われる。ある日、若者がいくつかの松明をもって怪火を挑発しようとしたら、数千百個の遊火が出て、松明を集めたり、離れたりすると、その動作を真似たという。ケチビは草履の裏に唾を吐いて招くと、来るといわれている。
類似事例

オオケムシ,オオボウズ
1922年 京都府
嘉永7年に起きた御所の火事の原因。下女が風呂の湯をわかしているとき毛虫を竈にくべると、そのけむりが緋の法衣を着た大きい坊主となって屋根から屋根へとびまわり、そこから火がついた。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内