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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コダマ,ヒトコトヌシカミ
1929年
一言主神は反響(こだま)の神格化ではないかといわれている。全く同じ事をするのが、向かいの山であることを考えると、このようにも思われる。

類似事例(機械学習検索)

エンノギョウジャ,ゼンキゴキ
1929年 奈良県
役の行者が使役していた前鬼後鬼は、葛城山の徒であるという説がある。すると一言主神は葛城山を中心に力を持った、酋長のようなものではなかったかとも考えられる。
類似事例

ヤマオトコ,テング
1915年 徳島県
山で声が反響するこだまは山男が口真似をするのだと言っている。失踪した子供が数日経って帰ってくることを、天狗様に攫まれていたのであろうと言うことがある。そのため天狗様という綽名で呼ばれていた子供がいた。
類似事例

ヒトコトヌシノオオカミ
1929年 奈良県
天皇が葛城山に登ったとき、向かいの山を登る人がいた。天皇の行く手を阻むので、怒った天皇が矢を射った。すると相手は一言主之大神だと名乗ったので、天皇はかしこんで衣を献上した。一言主之大神は、天皇が帰る際に大神山から降りてきて長谷の山口まで送りにやってきた。
類似事例

グインサン,オコンゼ
1936年 奈良県
山の神の御神体を天狗様(グンイサン)と言っている。おこんぜであると言う人もいるが、いずれにせよおこんぜは山の神と関係がある。
類似事例

ヤマンバアサン,ミサキサン
1957年
山の神の異名は、山の大王とか山ん婆とか、祀られている地名からミサキさんなどと呼ぶ程度しかない。
類似事例

ヤマノカミ,オオヤマヅノカミ
1983年 岡山県
山の神は、近畿地方のように性的な意味合いでは祀らない。それは女神だともいわれるが、様々な形に変化してもいるようだ。大山祇神としてこれを祀っている神社もある。
類似事例

カミ,ヌチ,ヒノカミ,シガラヌチ
1986年 沖縄県
波照間島では、儀礼の際に呼び集められる神はすべて同一の神で、拝まれる場所によって呼び出し方が異なるだけであるという説もあるが、そうとは考えにくい。カミ・ヌチの間には階層も見られ、自然と深くかかわり、その場を掌握し、人々に恵みを与える存在であると考えられている。
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ヤマノカミ
1954年 新潟県
山の神は女の神で気性が激しく女が嫌い。一眼一脚の神様で、山の神の足跡石は片足と杖の跡である。十二のつく地名や木は山の神がいたところであろう。
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フルソマ
1975年 高知県
山の中で大木を切り倒す音だけがすることをふるそまという。山の神の腹立ちだという。昔杣師が山に置き忘れた墨差しが、杣師の死後に杣の仕事をするためだともいう。
類似事例

オコジョサマ
2001年 長野県
諏訪地方では、山へ行く途中でオコジョサマに会ったら不吉な知らせと言うことで引き返す。実際に南アルプス北部の釜無山に登った際、オコジョサマに出くわしたが無視して登ったところ、熊に襲われたという。オコジョサマは、山の神の使いで、小さなイタチに似ているという。
類似事例

ヤマノカミ
1963年 群馬県
山の神は男だとも、女だとも言われる。一方、男女どちらでもなかろうという者もある。
類似事例

カッパ,カリコボウ,ヒョウスンボ
1999年 宮崎県
かりこ坊は山の神でもある。ある人が山道を歩いていたら、つむじ風のような空気の塊がシャーシャー響きながら川に飛び込んだ。かりこ坊は山で山の神、川に入って水神ということだろうか。
類似事例

(ゾクシン)
1975年 愛知県
山の神に関する俗信。カシの木の古いカブタには、山の神がいるといわれている。山の神は春には田に降りてきて田の神になり、冬には山に登るといわれている。山の神は女神であり、怒りやすくてけちだといわれている、など。
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ヤマノカミ
1961年 島根県
ある人が山の中で山の神さんにあって気違いになった。山の神さんは天狗のような格好で羽が生えていたそうだ。
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サル
1969年 山梨県
昔、ある人が山に入ってなにとはなしに「さる」の悪口を言っていたとき、その人の上に石が落ちてきて死んでしまったので、「さる」という言葉は使わない。山の神ののりうつりであると考えていた。
類似事例

グヒン
1956年 岡山県
神は異なっても共通の信仰内容を持つ。信仰の篤い山でも神社はなく、この山は大山の狗嫁(天狗の女房)が住む山とも信じられている。
類似事例

キジン
1976年
役の小角が岩橋を渡そうとした時、多くの鬼神を使役した。葛城の一言主神は容貌が醜いために、昼を憚り、夜だけ仕事についたので、小角が怒って一言主神を呪縛したという伝説がある。しかし、一言主神が醜いという説は一笑すべきである。
類似事例

ヤマノカミ
1927年 愛知県
山の神は一ツ目一本足だという。そのため、跛の者を山の神という。老人が山仕事に行き、一本足の怪物に出あったことがあるが、詳しいことはわからない。
類似事例

テング,ヤマノカミ
1984年 愛知県
天狗(山の神の説も)が、大きな岩の上に立って山の講の日に山へ入った樵を睨みながらその名を呼ぶ。それ以来、山の講の日には山へ入らないようになった。
類似事例

ヤマノカミ
1986年 愛媛県
山で山の神に話しかけられたら言い負けしてはいけないという。帯江の集落の人が中村氏の上の祠にお参りしていた時に山の神とあい、向こうの上を言ってやると「ヤラレターッ」といって逃げたそうである。
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