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検索対象事例

マブリユスィ,ユタ,イキマブリ
1981年 鹿児島県
人間のマブリ(霊魂)が体から抜け出て歩き回っているときにはユタ(巫女)にマブリユスィ(霊魂寄せ)をさせる。イキマブリ(生霊)はユーレイにはならない。この生霊がユーレイに誘われないようマブリユスイをする。

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マブリ
1982年 鹿児島県
奄美大島では、マブリ(霊魂)は背筋から抜ける。
類似事例

マブリ,シンゴス
1981年 鹿児島県
死んだ母のマブリ(死霊)が息子を心配して出てきた。母の死霊が炊事をしてくれ、米をとぐ音がした。母の死後、マブリワハシ(脱魂祓霊の巫儀)をしていないからだという。
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マブイ,タマチ,シイ
1986年 沖縄県
人の持つ霊魂をマブイ、タマチなどと呼ぶ。シイ(精)、サー、ソーはこの類義語である。マブイには生者にやどるイチマブイ(生霊)と死後のシニマブイがあると考えられている。また、マブイは複数あり、頭、肩、胸などに宿るとされる。マブイは肉体から遊離しやすく、結合状況によって生、病、死が説明される。遊離したマブイは強力な霊力でマブイグミを行い、再び身体に取り戻そうとする。
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マブイグミ
1992年 沖縄県
大怪我や溺れたときなどに死をまぬかれて助かったときにはマブイグミを行う。普段着ているものをそこに持っていてウガンをたて、魂を本人に引き寄せる。マブイ(魂)を込めるのである。
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マブリワシ,カタホゴリ,シュバレ
1986年 鹿児島県
加計呂麻島では祝女が死者の7日祭りに死者供養としてのマブリワシを行うことがある。一部のイガミがカタホゴリという民間医療やシュバレと呼ぶ悪霊除去のための呪術行為を行っている。そのうちマブリワシとシュバレはこの地方のユタが広く行っている呪術であるという。
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マブヤコメ,マブヤ,ユタ,魂
1950年 沖縄県
子供が夏痩せすると、ユタ(主に盲の男、女のこともある)が見て、マブヤ(魂)が抜けていると言って、ユタと墓場に行き入口へ着物を着せる形をして、それを持って帰って子供に着せるマネをすることでマブヤを込める。
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ユタ,ムヌチ,ティヌリ
1986年 沖縄県
人が死んで3年経つと、ユタ(ムヌチ)をよんでティヌリの儀礼を行う。ティヌリは死者が生前関係した全てのカミと縁を切る儀礼である。このときに、生前用いていた香炉は廃される。以後、死者はグスの世界のカミと関係することになる。
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ユダマ,ユーレイ,マブリ
1981年 鹿児島県
幽霊の火の玉をユダマという。ユダマはソフトボールくらいの大きさで、ヤマト(本土)で死んだ人のマブリ(死霊)が電報に乗って来る。帽子をかぶり、綺麗な洋服を着ていて、足音が有るとしばらくして死者の出た家から泣き声が聞え始めるという。
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ユタ,カミダーリ
1972年 沖縄県
ユタ(巫女)はカミに選ばれると信じられており、ユタになるべき者がその運命を受け入れなかった場合は病気や悪夢等のカミダーリ(カミのタタリ)を受ける。解消するにはユタになるしかないが、カミダーリを経た者は超自然的援助を受けたとされる。その為、ユタ全体に占める身体障害者の割合は高い。
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マブイカワシ
1972年 沖縄県
2周忌の日に行われるマブイ(魂)と家族との別れを果たす儀礼。ヤーヤワカティイキヨー(あなたはもうあの世に行きなさい)と呪文を唱え、サン(魔除け)にて祓った上で、生前より身に付けていた死者のフシヌシチ(麻糸に穴の空いた硬貨を通したお守り)を戸の外に捨てる。
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ショウジゴ
1976年 鹿児島県
親族が集まってユタを呼び、死者の霊を降ろす。儀式中にあくびをした者に霊がついた事になり、そのものはミソギをし、毎月旧暦朔日に、定められた泉川に行って祀る。これを怠ると、誰かが病気、または不慮の災厄に遭うなどの神罰が下るとされた。
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(ホトケオロシ),(シリョウ)
2000年 香川県
民間の口寄せ巫女が依頼者の求めに応じて死者の霊を呼び出し、その心境を死者に代わって口語ることを仏おろしという。拝む人はホウニンサンとか御祈祷師と呼ぶ。御幣をぶら下げて家の中を浄め、位牌には御幣をつけたサカキを立てる。錫杖のようなものを振って拝むと、「水が欲しい」という。言い終わると、がっくりと肩を落としてまた拝む。
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マヨケ,(ゾクシン)
1975年 愛媛県
死者を北枕に直し、上に刃物を置いて魔よけにするという。これをマキリという。
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ムヌ,ムヌウーイ
1972年 沖縄県
葬式後、ムヌウーイ(もの追い)により家からムヌ(悪霊)を追い出す。
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レイ,ショウワル,マブリアワセ
1962年 鹿児島県
マブリアワセのとき、死者の霊に性わるの血筋だと言われると婚姻を避けられたりする。性わるとの結びつきはなるべく避けることにしているのだというが、絶対的ではないらしい。
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マブイ
1986年 沖縄県
人はからだとマブイでなりたっていると考えられており、マブイは超自然的存在、からだはその容器である。マブイは遊離性があり、からだから離れるとマブイウチ、タマチドラの状態となり、病気になる。マブイは10個あり、7個以上失われると死に至るといわれる。マブイの遊離性は幼児と老人に起こりやすい。マブイが遊離したときには、ムヌチ(ユタ)を呼んでマブイグミをする。
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ネコ,シニン
1943年 福島県
死んだ人の身に猫の魂が入ると死人は起き上がったり歩いたりする。死人の体をたたいて猫の魂を出すと動かなくなる。
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ヨウジノタマシイ
1942年 愛媛県
幼児を驚かせると、ウブ(小児の魂)が抜ける。戻すには、幼児を臼に入れて、呪文をとなえつつ、杓子で招く。これをウブイレという。
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ムン,(シリョウ)
2000年 沖縄県
ムン(死霊)から逃れるために、占いがある。この時には血が用いられている。葬式のときに力が必要なのは、死霊から精を取られないためである。
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ヤナギノコンバク,ニョニンノスガタノユウレイ
1956年 長野県
美青年が幽霊が出るという噂を聞き、退治するために現地に赴いた。女の幽霊は古い柳の霊だと名乗り、成仏したいという。青年は自分が僧侶になって引導を引き渡すと言うと、幽霊は喜んだ。仏になった青年はミイラになっている。
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