テンジンサマ,トシガミ 1984年 福井県 天神様というのは、天神地衹ということばがあるように、天の神ということで、正月には天から地上に降りて年神になるという。
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ダリ 1985年 和歌山県 ダリにつかれて人が亡くなった。そこには、お地蔵さんをお祭りしてある。
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キツネノヨメイリ 1981年 和歌山県 狐は川藻のようなものを頭に被って女に化ける。
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オオガマ,テンジンサマ 1950年 千葉県 大蝦蟇は天神様の使いなので殺してはならない。
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シンメイサマ 1964年 福島県 磐城地方で神明様の調査をした人が病気をした。神がかりするみこに拝んでもらうと、何も説明していないのに「掘り割りで拾った神明様のたたりだ」というお告げがあった。調査中、内郷市と常磐市の境の掘り割りでま新しい神明様を二体みつけてもってきたのは事実であった。
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オテングサマ 1968年 群馬県 お天狗様は山の神様。9月15日に、村中でお神酒を上げてお祭りし、赤飯、煮しめを供えて食べる。
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フリマツ 1984年 長野県 降松という松があった。昔、空から降ってきた一本の松の下に、八幡様の神像があった。そこが最初の八幡様の場所である。降松切り倒して校舎にしたが、その東館を壊したときに降松があったのかもしれない。
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キツネ 1957年 和歌山県 村の土橋の上で狐が藻をかぶって女に化けているのを見た。
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ヒトクイマツ,ヘビ 1935年 東京都 渋谷道玄坂には人喰松と称された松があるが、同地の区画整理の際にこの松の移転が問題になった。すると世田谷に住む姉妹の法華経信者に神のお告げがあり、かつてこの松の根元に埋められた人々の怨霊が、宇田川蛇の悪気に移り、この松が枯死寸前であるのでどうか助けてやってほしいという。そこで松を移築し、根元にいた蛇も法華経の功徳で白蛇となって天上に昇っていったという。
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ヘビ 1981年 和歌山県 1920年ごろのこと。大橋の天神様で水路工事していたら、岩穴から太さ10㎝の首に黄色い玉模様のある蛇が現れ、その蛇の上を5匹の蛇がニョロニョロ動いていた。天神様のお使い。
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フジゴンゲン,ユキ 1974年 東京都 そもそも富士権現の社は本郷にあったが、百年ほど前に駒込の地にうつった。それはこの地に富士山によく似た小さい山があり、その上に大木が生えていたのだが、さる6月朔日に雪が降り、大木が時に合わず花の枝に見えた。その所の住人にお告げがあり、富士権現を勧請して本郷の社を移したという。
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ジャタイノマツ 1967年 福島県 海岸に蛇体の松と呼ばれる二股の老木がある。昔、慶長の頃、与吉という百姓がおり、お松という娘があった。ある時、殿様が与吉の家で休んだ際に、お松を侍女にすると城へ連れ帰った。ところがお松は家に帰りたがって言うことを聞かないので、小船に乗せて竜神の淵に捨ててしまった。お松は海岸に泳ぎ着いたが、力尽きて女面蛇体の死体となって海岸に打ち上げられた。親たちはこれを見て悲しみ、娘の名にちなんで松を植えた。この松が大きくなったものが蛇体の松である。この松は霊験があるという。
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ゴンゲンサマ 1959年 山形県 羽黒山の権現様は、由良海岸の八乙女から瑞光を曜して山頂に移ったとされている。
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カッパ,ガァーッパ 1992年 熊本県 胡瓜畑を荒らすガァーッパ(河童)がいた。家の住人が次の日に、畑の中で大騒ぎするガァーパがいた。住人はこわくなり、ゴッツォーはやるから悪さをしないでくれと言うと、ガァーパは海に消えた。
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エビス,エビス 1949年 大分県 納屋のエビス神社の御神体は、昔高須の漁師が手繰網を引いていると、丸い先の尖った石が3度も同じように引っかかったので奇端であるとして祀ったものである。その後、高須の人が農耕に肥料を使うのを嫌い、納屋に移りたいと夢で知らせたことにより、現在の海岸の地に奉祀された。
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ユウレイ 1989年 長野県 この世に恨みがあるとき、あるいは復讐のために幽霊になって出てくるという。白装束である。仏壇のそばや枕辺に出るという。
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テング 1991年 奈良県 天狗が飛んできてとまると言われていた天狗松という立派な松があった。その松が戦争中に枯れた。そうしたらある物知りの人が「天狗松が枯れたから日本が負ける」と言った。
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ヤマネコ,ヤマイヌ 1976年 愛媛県 銃の名手左衛門が、山猫の住む「入らずの森」を開拓した。山猫は手出しができずにいたが、ある日娘が一夜の宿を求めて来て、左衛門は共に暮らした。ある日山犬に襲われた飛脚が「山猫の棟梁が左衛門のところに行っていなければ」と言うのを聞く。それが左衛門の耳にも入り、ついには正体を現した古猫をしとめる。
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テンジンサマ 1980年 岐阜県 ある男性が材木屋をしていた頃に夢に天神様が現れて、「お前の家に行きたい」と言った。お告げに従って富山まで取りに行ったところ、野ざらしになっているのを見つけ、村人に金を払って譲ってもらった。帰ってからしばらくすると、男性の母親が腕が痛いと言い出した。天神様を見ると、ネズミが腕をかじってなくなっていたので、大工を呼んで腕を作ってもらうと、腕の痛みは癒えたという。
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タタリ 1929年 東京都 昔、松があった。この松を切るものは病になったり死ぬといわれていた。ある老人が松を切ったところ、病気になり死んだ。
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(キツネノバケカタ) 1975年 昔から狐は化ける時、髑髏を戴いて藻を担ぐともいわれている。
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