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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ヤシキ
1958年 愛媛県
2つのウネ(低い屋根)が突出した中間にもう1つ小さな突出がある地勢をママコウネと呼ぶ。ママコウネを背後にひかえて屋敷を設けると家が衰えるという。

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フジ,ブドウ,(ゾクシン)
1915年 高知県
藤や葡萄を屋敷に植えると家が衰えるという。
類似事例

ヤネ,カナモノ,ハキモノ,スイタイ,(ゾクシン)
1915年 宮城県
屋根に金物や履物などを葺き込まれると家が衰えるといわれている。
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マショウモンミチ
2002年 香川県
家を建てるときに、笹を四隅に立てて注連縄を張り、それが一晩のうちに倒れたらマショウモンミチといい、家を建てるのを止めたという。
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ヤシキ
1958年 愛媛県
ハカヤシキと称し、人が嫌がる屋敷がある。屋敷正面を区切る石垣が左右1直線を成さず、途中で段を成している形のものを呼ぶ。
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(ゾクシン)
1986年 愛媛県
家を建てるときの俗信。悪魔が下りて来るから、山のうねには家を建てるな。家を建てるときや土地を広げる時には方除けをする、これは神様がいたらこらえてくださいということである、など。
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ジュモク(ゾクシン)
1938年 鳥取県
樹木についての俗信。家相上それぞれの方位に適した木がある。屋敷内の木が住家より高くなることを嫌う。蔓となるかづら、藤などが屋敷の内にあると他人の厄介になるという。屋敷内に早く成長する木を植えることを嫌うなど。
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カッパ
1930年 宮崎県
川岸や崖の先端をお先と言い、河童の通り道だと言われている。お先に家を建てると、毎晩河童に家を揺さぶられる。
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キ,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
屋敷内に木を植えることを嫌う。家の中に果物の木を植えることを嫌う。木が家より高くなると左前になるとか、家が栄えないためだという。
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カマキヤシキ
1939年 秋田県
屋敷の樹木の成長が盛んだとその家は栄えていくが、芯が止まったり緑が衰えたりして勢いがないのはカマドが伸びない証であるという。木が風で折れるのも不吉で、家事に注意しなければならないが、みだりに伐るのも良くないので、神様に聞くのが良いという。
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ニワキ,イエ,(ゾクシン)
1915年 滋賀県
庭木が屋根の棟よりも高くなるとその家が潰れるという。
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トコウラ,ザシキ,イエ,(ゾクシン)
1915年 栃木県
床裏に座敷を建てるとその家は潰れるといわれている。
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トカゲ
1979年 徳島県
屋敷にトカゲを祀る家があった。トカゲは口が2つあり、足が生えていた。家は富み栄えたが、2・3代で潰れてしまったという。
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タヌキ
1984年 香川県
山裾にある巨大な岩2つは、岩神と呼ばれていいる。その岩神の東に2反ばかりの田がある。作付するとよくないことが起きる。岩神さんの狸がさわるのだといい、タヌキ地と呼ばれている。
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(ゾクシン)
1958年 香川県
家を建てるのに「尾ざき、谷口、宮の前」に建ててはいけない。ここに建てると不幸が続く。
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(ゾクシン)
1963年 愛媛県
屋敷に椿・無果実の木を植えることは忌まれている。無果実の木は、主人の寝所の下に根がくるのを嫌うという。ざくろの木を嫌う場所もあるという。また、屋敷内に山椒の木を植えると早く家が潰れるといわれている。
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カラスドマリ
1964年 福島県
屋根のぐしの両端にはからすどまりというからすのとまり木を立てておく。からすは魔性の鳥で、家の中から火をくわえて出るため、そのまじないとしてとまり木をつけておく。
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グヒンサマ
1960年 長野県
ホツ(小さい尾根)に小屋を建てて猪追いをしていると、人が騒ぐ声がしたりミシミシ小屋を揺すられる。グヒン様の仕業である。グヒン様が通る尾根に家を立てるものではないという。
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サカバシラ
1995年 滋賀県
逆柱は木の本と末を逆さにしてたてた柱のことを言う。小さい頃、長浜市内におばけ屋敷と呼ばれる無人の屋敷があった。ある時勇気ある若者が肝だめしにその家に泊まったが、夜中にミシミシ音がして恐ろしくなって逃げ帰ったという。この家は逆柱の家だったという。また筆者の旧宅にも逆柱が使われており、夜にバシー、バシーと音がして気持ち悪かったと母が話していた。
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カザアナ
1980年 岡山県
美作国のある山に、風あなという1つの穴がある。穴は石で蓋をしているが、穴のあたりは常に風が吹いており、蓋の隙間から小石を投げ入れると、激しく吹き出してくる。この蓋を取ると、国中に大風が吹き、木を折り、家屋を倒すといわれている。
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マ(ゾクシン)
1955年 高知県
山小屋は山の尾筋に建ててはいけない。マが通る所だからである。
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