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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

カナヤゴサマノタタリ
1984年 島根県
カナヤゴ(金屋子)様は炭焼きの神・火の神・鉄山の神と言われて、井原谷の一番奥の道端に祀られている。カナヤゴ様はたたる神で小便をしても枝を折っても気分が悪く、誰がしても一番近くの家にたたるという。

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ヤマノカミサマ,テング
1987年 岐阜県
炭焼きをやっている人たちが、山の神様を祀っているらしい。山の神様は女性をけがれたものとして嫌うので女性は山に入らない。山の神のことを天狗ともいった。2月の初寅には山仕事をしている人は山には行かない。この日に山に入ると木と一緒に天狗に数えられてしまうという。
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ヒノカミ
1931年 岩手県
火の神(炉の神)は不動様で、不浄を嫌う。幼児などが誤って小便をしたときには灰を取り除いて塩を撒く。不浄なことをすると口が曲がるといわれている。朝食前に藤や葛の蔓をくべると貧乏になるともいわれ、エンツコ(藁で作った赤ん坊の揺り籠のようなもの)を焼くと入っていた幼児の代の中に火事に合うともいわれている。
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カナヤゴサン
1947年 島根県
金屋子さんは死の穢れを厭わない。炭を焼くときに海岸から棺桶の木を拾ってきてくべるとよいと言われている。
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コンジンサマ
1982年 群馬県
金神様はおっかない神様。どこにいるかわからない。言う事を聞かない人のことを俗に「あいつは金神様だ」などというくらい因業な神様。
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ケィンムン,ケンムン
2001年 鹿児島県
夜に砂糖小屋で砂糖を作っていると、ケンムンがゾロゾロきて砂糖鍋の周りを回る。それに少しでもいたずらすると、砂糖が固まらなくなる。だからケンムンのするとおりにさせて、自らの家に帰るように促す。すると青火になってプーっと飛んでゆくという。今は井之川岳に神様を祀るようになってから見えない。
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(ゾクシン)
1973年 香川県
黒崎の吉田家の庭の入り口にはモンバンさんという神様が祀られている。元は吉田家本家の屋敷神だった。昔は祟り神といわれていて、穢れた人や酒を飲んだ人が近寄ると、突然熱が出るといわれていた。
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オオカミ
1981年 和歌山県
炭焼きをする人は狼に遭うが、炭焼きのイゴヤの柱の中には竃の神様がいるので狼は入れない。
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カナヤゴサン
1947年 島根県
金屋子さんは女の神で、人間の女が大嫌いなので、絶対に女を鑪に入れない。たとえそれが間違ってでも、女を入れると穴がつまると言われている。出産があったときには、女子ならば3日、男子ならば5日の間鑪を休むという。
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カナヤゴガミ
1947年 島根県
金屋子神は女の神で、女をとても嫌う。月経中で穢のある女は7日間鑪に入らない。出産した女は33日間鑪に入らない。その夫は17日間鑪に入らず、33日間女と同じ火で作った飯を食わない。出産のあった家のものは17日間鑪に入らない。
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ヒジャマ
1977年 鹿児島県
日柄の悪い日に家普請をしていたら、神様が怒って、ヒジャマにその家を焼いてくるように言った。ヒジャマは火事を起こそうとしたが、水甕に水が張ってあり、焼くことができなかった。そこでヒジャマは家の主人に理由を話し、浜に草や柴で作った仮の小屋であるオーヤドリッグヮを作って焼いてもらい、その煙を伝って天に帰った。
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カナヤゴサン
1947年 島根県
金屋子さんは女の神で、人間の女を嫌う。月の穢のある間、1週間鑪には出ない。出産の際は、男子なら3日、女子なら7日間鑪を休むという。
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ケンムン,ヒノトラガミ
1989年 鹿児島県
ケンムンは、主にアコウの木やガジュマルの木に憑依しているといわれる。相撲が好きで、浜野塩炊き小屋に暖をとりに現れて村人に相撲を挑むが、なかなか強いという。ケンムンはヒノトラガミとも呼ばれ、山の神の様相も帯びている。村人に悪戯したり協力したり、生活に大きく関わりをもっていた。
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ヤマワロ
1950年 熊本県
炭焼きのため山中で寝ているとヤマワロがきて夜通し小柴を折って邪魔をする。そこで1度帰宅し、大神宮のお札を持ってきたところ、その晩からこなくなった。また、炭焼きは炭竈をヤマワロの通り道に作らないよう用心する。
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ヤマノカミ
1975年 福島県
石川村から炭焼きに来ていた人が山の中で謡を歌っていたら、「そこ間違ってる」と山の神に指摘された。山の神は謡が大好きなので、山中で謡を歌うなと言う。
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コンセイサマ,カナマロサマ
1983年 岡山県
性病や寝小便に霊験のある金精様やカナマロ様には、桐の木や瓦でできた男根を奉納する。
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ヘイケノオチウド
1958年 香川県
春日川の上流の神村にはかまとこ地蔵が祀られている。平家の落人が逃げて、まだ火の入っていない炭焼き窯に隠れると、追っ手の源氏は土で蓋をしてしまった。その後怪異が起きたので地元の人が炭焼き窯の床に地蔵を祀ったという。
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ヤマガミ,テング
1973年 富山県
ある時炭焼き小屋に泊まっていると晩の八時ころ突然ドンドコドンドコと太鼓のたたく音がした。そこでお祈りすると聞えなくなった。山神は地方によっては天狗だともいわれる。
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ヤマノカミ
1935年 大阪府
炭焼ガマの上に、ヘイ(シノビ竹に紙のキリカケをむすびつけたもの)をたてて、山の神をまつる。
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タタリヤマ
1949年 東京都
「位牌山」は名前通り位牌の形をしている。昔、炭焼き小屋に泊まった法印様を炭焼き(栗拾いとも)が殺してしまい、それ以来祟るようになった。買主に祟るが、山に入る者にも祟る。この山の峰畑側を「塔婆山」というが、ここで(田畑を)作ると病気になったり死者を出す。
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ダイシコサマ,オタイシサマ
1977年 山形県
だいしこ様は片足のない、足の悪い神様。火傷をして(または鎌を落として)あくと(かかと)がないという。だいしこ様が通った後には必ず雪が降る。
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