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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ダイフクマイ
1973年 北海道
寛政17年2月22日から毎日、松前藩の蠣崎友広邸に米数升が湧き出た。友広は大福米と名付けて主君に献上すると、主君は数斗の米を瓶に入れて納めた。その瓶の米は後世に至っても汚損せず、不慮に瓶を開くと吉事があった。文政元年11月に開いた4年後には、松前の旧領地がことごとく返還されるという大吉事があったという。

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コメツキジゾウ
1986年 埼玉県
夜になると米をつく。
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ダリ
1981年 和歌山県
ダリに憑かれたときは、米を食べたり、手に米と書いて飲む真似をしたり、米を3粒でも投げたりすれば助かる。
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テン
1941年 新潟県
お寺では米びつの米が絶えても滅多に「米が無くなった」などとは言われなかった。言おうものならその晩中にどこからともなく米を運んで来るからであった。
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〔ヤキゴメ〕,(ゾクシン)
1960年 愛媛県
その年にとれた米を用いて焼米をつくる。秋の社日に焼米ができると秋が良いといわれている。神様にこの焼米を供えて、親類中で祝うという。
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ヤマタノオロチ
1971年 茨城県
徳蔵集落の八瓶山には、八つの素焼きの瓶が埋まっていた。ヤマタノオロチに飲ませた瓶であるという。そのうちの三つは飛んで行って、笠間の飯田神社の裏にミツガメサンとしてある。雨の降らぬとき、その瓶の水をかき回すとたちまち雨が降るという。
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オニ
1921年 愛知県
岩津村の眞福寺の近くに鬼が住んでいたが、村人に退治された。死骸を瓶に入れて埋めたが、祟りがあるので法要を営み、小便などに瓶を使用しない事にしたところ、祟りはなくなった。
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アブラスマシ
1938年 熊本県
山道に出る怪物で油瓶を下げている。
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コメハキジゾウ
1937年 京都府
昔、宮前村にあった金輪寺に米吐き地蔵という地蔵があり、口から米を吐き出してくださった。小僧がもっとはいてくださいと願ってから米をはかなくなった。
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ヤノネイシ,ヤジリイシ,ヒレキジン
1973年 北海道
松前では暴風雨の後に、鏃形の石が降ることがある。
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ヤブニコウノモノ,ビン
1973年 愛知県
尾張国に妙心山正法寺という禅院があり、そこに4石入りの瓶が埋まっていた。中に前の川で洗った瓜茄子を数個ずつ入れて通る。瓜や茄子を商う者が、直に通るときは荷物が重くて上がらないものの、瓶に瓜や茄子を入れると荷が軽くなるという。また塩商人の場合も同じであった。年によってどちらかが多くなっても塩加減は同じで、実に奇怪である。藪にも香の物という諺はこれにちなむ。瓶の中の香の物は毎年6月5日の朝に熱田社に供えるという。
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ヤマンバ
1985年 愛媛県
昔、ヤマンバの一族が住んでいて瓶を背負い大松峠を越えて人里に来ては、二つ三つの子供を瓶に入れて持ち帰り、一族に手や足を分け与えていたという。
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ジゾウサマ
1980年 岐阜県
老婆(老人ともいう)が船津へ正月の米を買いに行った。家へ帰ってくる途中、道端の地蔵様に会うたびに米を供えていると、とうとう米がなくなってしまった。老婆は「地蔵様に供えたのでしょうがない。稗か粟で正月をしよう」と言って寝てしまった。すると夜、外で声がした。朝、米俵が玄関前に飾ってあった。お地蔵さんが持ってきてくれたのだろうと言い、良い正月を送った。
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アカツキガユ
1956年 宮城県
年越しの晩、枡で米を一升はかり、とかき(枡に盛った穀類を平らにならす棒)をかける。これを伏せた臼の中に入れておき、十五日の朝に再びとかきをかける。米が少なくなっていたら不作、米が多くなっていれば豊作だという。
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アズキイッショウコメイッショウ
1976年 京都府
宮の下に、小豆一升米一升という、ガシャガシャと音がするところがある。
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キツネ
1934年 兵庫県
師走に狐よせをすると、狐がよって来る。普段はお稲荷さんに供えた米一升を釜に入れるとサーというが、狐よせの時の米を入れると、ゴーという。
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ヒダルカミ
1948年 和歌山県
ダル神(ヒダル神)とは飢えて死んだ人の亡魂が憑くことで、急に腹がすいて動けなくなる。このような時は米粒を1つでも食べるとよい。米粒がないときは、指で掌に「米」の字を書き、舐めるだけでも良いという。
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オカネ
1988年 茨城県
瓶に入れられて土の中に埋められていたお金が、世の中に出たいと思って、光になって音を立てて飛び出した。度胸のある人が近づいて、袂を開いて招いたら、そこに入ってきた。
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イジュウ
1978年 長崎県
長崎御蔵の米が多く紛失して人も行方不明になるので調査したら、海中より異獣がたくさん出てきて米や人を食っていたという。
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(ナナヒャクネンマエノコメ)
1974年 東京都
江戸の玉川あたりで五郎左衛門という大農家があり、その蔵の一つに開かないものがある。ある年、この蔵を開いてみると中に、七百年前の年号である寛治元年という木札がついた籾俵があった。その米を植えると生えてきて、八束穂の稲となったという。
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ダルガミ,ダル,ダニ,ヒダルガミ
1948年 和歌山県
ダル神につかれるのは険しくて迷いそうな道で、飢えて死んだ人の霊がつくことである。急に腹がへって動けなくなるが、米粒ひとつでも食べれば助かる。米粒がないときには、手のひらに米という字を書いてなめるだけでもよい。
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コメトギババサマ
1929年 栃木県
エンコブという所に米とぎ婆さまが「エンコブガッチャカチャ」と米を洗っているから、子供が遊びに行かない。
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