国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

イキミタマ
1974年 埼玉県
武州熊谷に近い上吉見村に住む坂田喜兵衛は長く煩っているが、ある雨が降った時に竜梅院の住持が仏前で拝んでいると喜兵衛がいた。住持は快気を喜んで後から祝いの使者を送ったが、喜兵衛は最期の時を迎えていた。先のは喜兵衛の魄がやって来たのだろう。翌日喜兵衛は死んだという。

類似事例(機械学習検索)

キヘエショウヤノタタリ
1971年 岐阜県
喜兵衛という庄屋があまりに横暴だったので農民が怒って、喜兵衛を山に生き埋めにした。その後、祟りがあったので供養して塚を作り、4月6日の弥勒さんの祭りのときに、和尚さんに喜兵衛庄屋の塚も拝んでもらっている。喜兵衛は庄屋ではなくて流れ者で、集落の金を使い込んで生き埋めにされたともいう。
類似事例

キヘエショウヤノタタリ
1971年 岐阜県
天明年間に、喜兵衛という庄屋が年貢減免を妨げたので農民は怒って、喜兵衛を石コロ責めにして殺した。1960年頃、野志集落で火事が続いたので、喜兵衛庄屋の祟りということになり、4月6日の弥勒さんの祭りのときに、ついでに和尚さんに喜兵衛庄屋の塚も拝んでもらう事にした。
類似事例

ムジナ
1973年 山梨県
喜兵衛が農作物を作っていると青木が原に住む古狢がやってきて食い荒らす。喜兵衛が鉄砲で撃つと狢は3本足となった。それでも度々悪戯をするので「かけ鉄砲」をするが、化かされて喜兵衛自身の足に弾が当る。すると山の上から「喜兵衛気味いいなぁ」と狢が叫ぶ。狢は化ける時にはゴザを着て笠をかぶって化けると言う。その狢は今でも青木が原にいる。
類似事例

キシン
1980年 京都府
淀屋喜兵衛という人は発狂してしまったが、ある時に「江戸のどこどこで火事があった」と言ったところ、後に火事があったとの書状が来た。これは鬼神がついたものかと、人々は驚いたという。発狂して無心になれば、このような霊通があるものなのだろう。
類似事例

オカリミヤチカクノカイカ
1956年 宮城県
元禄17(1704)年頃のこと。小路いっぱいに高さ一丈程の巨石の柱が道をふさいでいた。喜兵衛という者が抜き打ちに斬ると手応えがあったので翌朝行ってみると,その辻の角の石が三寸ばかり斬り込まれていたので皆驚いた。今でもその跡がはっきり残っていると言う。この辺りには怪異のことが多く,すべて狐の仕業らしいといわれた。
類似事例

〔アヤシネコ〕
1974年 京都府
淀城下の清養院の住持は天和3年の夏に痢病にかかった。ある夜に住持が便所に行った時、縁の切戸をたたき「これこれ」と呼ぶ声が聞こえた。すると寺で飼っていた猫が走り出て、切戸を開け、大猫を招き入れた。外の大猫は今夜納屋町で踊りがあるので行こうと誘うが、中の猫は住持が病気で相手をしているから出られないといった。すると外の猫は手ぬぐいを貸せと言ったが、中の猫は住持の許しがないので駄目だといい、外の猫を送り出した。住持は中の猫に手ぬぐいを与え、誘われたところに行けと言ったところ、猫は走り出て帰らなかった。
類似事例

ウシオニ
1915年 山口県
昔、天文年中に牛鬼が島に現れて害をなしたため、島民は離散した。その時、伊予の人である藤内図書がこの島に漂着して理由を聞き、この島に住む城喜兵衛の弓術者と謀って怪物を射殺し、民家3軒を復活させた。それより追々に村が繁盛するに至ったという。字三浦の付近には牛鬼が牙を研いだといわれる大きな石があり、その隣の浦を牛鬼退治の際、休息したことから休場と呼んでる。
類似事例

アメ
1946年 香川県
産まれた時に雨が降っていると死ぬときにも雨が降る。
類似事例

キジン,オニ
1974年
神というのは気が盛んなことであり、魄というのは鬼の盛んなことである。気は魂であり鬼は魄である。
類似事例

リュウ
1970年 愛知県
昔、弘法大師が雨乞いの時に、茅草で竜の形を作って祈ると、動き出して竜になった。竜は、雨を降らして死んだ後に神に祀ってくれることを条件に雨を降らせた。この竜を祀ったのが真清田神社の由来だと伝えられている。
類似事例

コハク
1973年
虎は死ぬと、その魄が土地に入り、石に変化する。それを琥珀もしくは虎魄という。
類似事例


1915年 神奈川県
剃髪すると一夜で毛が長く延びるという奇瑞があったため、浄発願寺の代々の住持は毛坊主だという。
類似事例

リュウ
1995年 香川県
竹や木を骨組みにして、わらを縄で巻いて20メートルほどの竜を作り、大勢で担いで町中を練り歩く。人々は竜が通りかかると用意していた水を一斉に竜にぶっかける。こうすると竜は大いに喜ぶという。町中巡り歩いた竜は海に投げ入れ、海中に沈むと近いうちに雨が降るという。
類似事例

テング,マホウ
1954年 島根県
高崎という所に古くから寺があった。その寺の中古の住持良賢坊は伊須那(いずな)の修行を行っていて天狗を使役した。
類似事例

アマゴイ
1974年 滋賀県
村の入り口にある石の上で火を焚く。すると、たとえ3粒の雨でも降らないことはないとか、いつまでも止まない大雨が降るといわれている。その石の上に、牛のわらじとか人が履いている草履などのムサイものを持っていくと、雨が降るといわれている。
類似事例

リュウジョ
1970年 富山県
真興寺に美女が毎朝参拝していた。住職が問うと、実は裏の池に住む竜女で、血脈を授けてほしいのだという。住職はその願いを聞き、竜女に戒名を授け読経した。竜女はお礼に竜梅水という清水をくれたという。
類似事例

リュウノシタ
1970年 岡山県
禅光寺の安住院に竜の舌がある。実は鮫の鼻であるという。これを竜王堂の古池の水で洗うと雨が降るという。
類似事例

リュウ
1974年 奈良県
むかし和州が干ばつに見舞われた時、一匹の竜が人々の苦しみを思って雨を降らせた。すると大竜が怒ってその竜を3つに裂いて下界に投げた。その裂かれた竜が墜ちたところに3つの寺を建てたという。
類似事例

リュウノヒモノ,リュウ
1983年 岡山県
どうしても降らないときには、出雲からもらってきた竜の干物を使って雨乞いをする。新しいたらいに神社の井戸の水を汲んで竜の干物を入れると、それはどんどん大きくなってたらいの中を回り始める。そうして、雨が降ったら、お祭をしてその竜を水からあげ、しまっておくのだ。これによって雨が降らなかったことはないという。
類似事例

タイコザカ
1986年 埼玉県
昔、幸福寺の近くに一匹の竜が住んでいた。この竜は寺の鐘つき堂の主だといわれていた。ある時竜が近くの沼まで出掛けて帰ってくると何者かに鐘を盗まれていた。怒り狂った竜は、寺で大事にしていた太鼓を持ち出し、「これを借りていくぞ、鐘が戻ったら返す」と叫ぶや、どこかへ行ってしまった。その後その太鼓を見たものはいない。今、寺の前にある坂を歩くと「ポン、ポン」と音がするのは、この時竜が隠そうとして埋めたからだと伝えている。さて、この鐘を盗んだ者はなんと筑波山に住む竜であった。今でも筑波山のお寺の鐘をつくと「栢間恋し」と鳴るそうだ。
類似事例

トビウメ,テンマングウ
1983年 福岡県
太宰府天満宮の梅は、菅原道真が筑紫に配流された際に、その庭に飛んできたもので飛梅と呼ばれている。数年後、その梅を参詣者が少し折って、自分の家の梅に接ぎ木しよう持ち帰ったところ、その夜に「情なく折人つらし我宿のあるじ忘れぬ梅の立枝を」という天満宮のお告げがあったという。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内