キミテズリ,アヲリ 1974年 沖縄県 琉球国にキミテズリという神が出現し、その前に国上の深山にアヲリという物が出た。五色鮮やかで荘厳なものであり、三の岳に3本出たという。これは非常に大きく、一山を覆い尽くすほどだった。10月に必ず出たという。
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ロウオキナ 1956年 秋田県 天平二十年(748年)、清吉は大盛山の麓で獅子のごとき異人に会った。異人に言われた沢に行って輝く石を探し当てた。数日後訪ねてきた老翁に聞くとそれは黄金だった。以後清吉は多くの金塊を得、朝廷に褒められた。
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ゼンセキ,キセキ 1975年 広島県 安芸国加部庄金亀山福王寺の宝物に奇石がある。貞観五年春紀伊国千里の浜に毎夜海中で光るものがあるので取りだしたら石だった。その後観応二年安芸の城中に石を移したら昼も夜も鳴動して光るので福王寺に納めた。
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シウン 2002年 滋賀県 天延4年春、源頼光が足柄山にさしかかったとき、はるか彼方七岡山、布施、名越に紫雲がたなびくのを見て、「あの山の麓にはすばらしい人物がいるに違いない」と従者渡辺綱に探すよう命じた。みつかった若者を坂田金時と名乗らせた。
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ホウライ 1981年 広島県 海上に蓬莱が出現し、その時に行って波砂を汲み取る者は、金銀の砂はもとより寿命も長くなるという。
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アカイタイヨウ,アカイツキ 1982年 享保16年4月5日、日の光が丹のように赤かった。夜になると月も同じように赤かった。
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オオアワビ 1974年 千葉県 寛文5年のこと、房州平群郡にある亀崎の海中が突然光り輝いた。その原因を探すと海中にいた、8間ほどの蚫だったという。
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ヒカリモノ 1982年 享保12年2月15日朝、光り物が東から出現して雲に入った。大きな音がした。
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ヒノタマ 1982年 東京都 享保19年6月17日夜半、江戸四里四方が振動し、虚空になにやら火の玉の様な物が飛んだのを見た者がいた。
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クルソンザン,ヒカリ 1975年 山口県 十兵衛という船頭が防府にいた。長府の沖を通ると不思議な光が出ていた。同じく光を見たという修行僧と連れ立っていくと、狗留孫山の岩にたどり着いたので、2人で修行をしたという。
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ウミボウズ 1976年 先年、阿州・土州の境の沖で、高さ10丈ばかりで、上が細く末広がりで、大仏のようなものを見た。頭と思しきところもあるがはっきりしない。船の先、5、6町ばかりを通っていた。暫くして次第に薄くなり消えた。船頭が言うにはこれが海坊主であり、晴天で凪の日に出るが、めったに見られないという。
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コウザン 1976年 宮崎県 昔、高元泰の輩が霧島山に登り、逆鉾に至った時、急に山が鳴り雲が起こり、面前は真黒になった。長岡の祠官である青木主計頭が、いつの間にか用意していた粟粒の類を取り出し、疾風急雨に向かって投げたところ、風は止み雲は晴れた。
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イシノヤジリ,イシノホコ 1976年 出羽国菅田川郡の西浜で、仁明天皇承和6年、長雨が降り、雷電が鳴り響き15日間続いた。晴天になったとき、それまで石の1つもなかった海岸に、様々な色の石の鋒が落ちており、その先は西を向いていた。
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アワビ 1976年 千葉県 安房国の勝山の浦の海上に小島が現れた。数日後口が開いたので見てみると、大きな鰒であった。やがて沈んでいなくなった。
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マンゲツ 1980年 東京都 享保の頃、江戸に住んでいた時のことだが、7月3日の早朝に家族が起きてきて、西を指差して「あれを見よ」と言った。すると山の端に満月が残っており、それが3日間続いた。
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ミダクツ,ミダゾウ 1934年 静岡県 安政四年、六部が弥陀窟という岩窟に辿り着き、中に黄金色に光る何者かを見た。欲にかられて近付くと潮が満ちて流され死人同然になったところを助けられた。それ以来一儲け企むものが相次いで入ったが、ある者は金色の彌陀像を見たといい、ある者は何度入ってもそれらしきものも見ないという。
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イソウ 1982年 福岡県 享保18年春頃、筑紫国天拝山の頂に毎夜火の光が見えるので、太守が怪しんで家臣を見に行かせた。すると1人の僧が五穀豊穣の護摩を修していた。家臣が確認をしに来た事の証拠が欲しいと言うと、僧は梵字に似た字で歌を認め渡した。太守がそれを見て僧を召したので、家臣たちが再び山へ入ると、僧の姿は無く、護摩の跡も無かった。
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ツガルシャリ 1976年 青森県 今辺地の海岸に奇石がある。大きなものは拳くらいで、白色に薄赤い色を帯びている。小さいものは豆粒のようで、白色で光がある。これを津軽舎利と名付け宝塔に納め、頂礼恭礼すればまれに増えることがあるという。
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(ジュウチョウ) 1981年 正徳4年4月12日、奥州しゆ原山に大きさ10間余り、亀甲で腹は蛇形、首は鳥で耳の長さ4尺8寸、尾の長さ2間2尺、翼があり、足の長さ2間で太さ3尺の獣が現れた。息は火炎のようで鳴き声は雷鳴のようであった。鉄砲10挺で撃ち止めた。見物の男女で毒気にあたり病死するものも出た。この件は江戸へ注進した。
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カミノヒ,ニシトー・ピ 1931年 沖縄県 干支「みちのえ」の当夜、竹富島ヨン崎付近の海中から、一塊の火玉が出現したので、首里の王府の馬艦船(マーランセン)が公人、私人を乗せて10日もたたないうちに石垣泊に入港したという。
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