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検索対象事例

ソガノイルカノクビ
1988年 奈良県
多武峰談山神社の近くに蘇我入鹿の隠れ岩というものがある。入鹿が藤原鎌足に攻められてここに隠れたが、見つかって首を切られた。その首は大きな音を立てて飛び、談上ヶ森に落ちた。首が飛んだ夜は、天地大いに荒れたと言う。

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ソガノイルカノクビ
1988年 奈良県
蘇我入鹿が藤原鎌足に攻められて首を切られた。その首が飛んで鎌足を追いかけたので、鎌足は多武峰に逃げ、明日香村の気都和既神社まで来て「ここまでくれば、もうこぬ」といって石に腰をおろした。それでこの森を「もうこんの森」といい、鎌足の腰掛石がある。入鹿の首は伊勢との境の高見山まで飛んでいったという。
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ソガノイルカノクビ
1988年 奈良県
蘇我入鹿が藤原鎌足に攻められて首を切られた。その首は大きな音を立てて飛び、橿原市曽我の首落橋の近くの家に落ちた。それでその家は「おって屋」という屋号がついた。
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メイドウ
1974年 奈良県
和州多武峰は藤原鎌足の霊廟だが、そこに納められた鎌足の霊像は、国家に凶事があると尊像が破裂するという。
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オニ
1973年 福井県
甲懸山の山腹に亀裂があり、ここに甲賀三郎が入っていったといわれる。またこの穴は丹波大江山に続いており、大江山の鬼が乱暴狼藉を働いたのでこの岩穴の前でドンチャン騒ぎをして鬼をおびき寄せ退治したという。また神谷山に鬼神がいて、大江山で活躍した源頼光が退治したという。
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ハットウイッシンノオオシカ
1987年 京都府
和銅6年(713年)、丹波国北部の深山に八頭一身の大鹿がいて、皇居に出没したり農民を襲ったりしていた。天皇は香賀三郎兼家に退治するように命じた。三郎は大鹿を退治し、近くにあった一枚岩の上に載せて料理した。この岩は俎板岩と呼ばれ、今も残っている。
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チノイケ
2000年 香川県
三豊郡高瀬町にあかご(赤子)の足あとが残る大きな岩がある。昔、鬼がうすの山のてっぺんから、馬と赤子が飛び降りた。馬は力つきて祠の横の岩に首を突っ込んで死んだが、赤子は岩の上に立っていた。足あとはそのときのものである。馬の頭にそっくりな岩から沸いている清水を額につけると頭痛が治ると言われている。
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オニ
1979年 岐阜県
鬼が八幡町の瓢ヶ岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。この鬼の首は金山町の東林寺に納められたあと、念興寺に納められた。東林寺には鬼の髭が残されているという。
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(サルガクビ)
1967年 福島県
猿か首というところは昔、藤原政朝が霊夢により岩瀬郡鉾衝宮で通夜した時に山に迷い込み、しるべのものが手古る猿に変じ襲いかかり、白鹿の神助により危機を逃れたところである。
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オニ
1965年 和歌山県
昔、那智山に鬼が居て乱暴したので、刈場刑部左衛門という武士が1000本の矢を持って退治に行った。鬼は大きな釣鐘に隠れて矢を防いだので、刑部左衛門は999本を射てから「矢が尽きた」といって鬼をおびき出し、最後の矢で退治した。刑部左衛門はその功績で殿様から那智の滝の奥の山を貰った。色川の川原には鬼が隠れたという岩が今もある。
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オニ
1979年 岐阜県
美並村の粥川にいた鬼が村人を苦しめたので、勅命で藤原高光が弓で退治した。この鬼の首が念興寺にあり、持ち出すと天が荒れるといわれている。
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シロイシカ,ヤマオニ
1956年 東京都
日本武尊東征の際、御嶽山付近を通りかかった折、深山の邪神が白鹿に化けて、散々尊を悩ました。尊は占いして、鹿が山鬼であることを知り、山蛭を鹿に投げつけると、目に当たって死に、鬼神は正体を現した。深山で道に迷った際に尊を導いた白い狼には、山に留まって火災盗難を防ぐよう命じ、以後、狼は御嶽山の大口真神として祭り上げられたという。
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オニ
1979年 岐阜県
天暦年間の事。鬼が瓢岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。鬼は姿を巧みに隠したので高光は瓢岳と高賀山に6つの社を祀り、虚空蔵菩薩からお告げと白羽の矢を受けて鬼を射止めた。鬼の首をはねた刀を洗ったら鰻に変じたので、虚空蔵菩薩のお使いとして、この村では鰻を食べない。この鬼の首が念興寺にあり、持ち出すと天が荒れるといわれている。
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クビヅカサマ
1982年 宮城県
坊主が隠し女を持ったといわれて侍に首を切られ、その首が川上に流れて岩に噛み付いた。それを祀ったのが首塚様。
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オチアイヅカ
1979年 岐阜県
昔、武田と織田が戦って、落人が逃げてきたが桜の木のところで首をはねられた。その首が埋められた場所へ入ると死ぬといわれる。
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テングノコシカケスギ
1975年 和歌山県
昔、天狗の腰掛であったという大杉から7,8間上がった道の真ん中に岩がある。寛永末の頃、ある石工が岩を割ろうと穴を開けにかかったところ、「腰掛杉」のほうからコラッと大声がし、石工は命からがら逃げ降りた。
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シャベリイシ
1935年 群馬県
奥上州の伊参村という所に二間三間二間の三角の奇石がある。鎌倉の頃、親の仇を捜しに中国から来た武士が、この大石の下で眠っていたところ、この石の中から仇の居場所が聞こえてきたという。それ以来、この石は時々人語を話したので村人が恐れ、囀石と呼んで崇め祀った。数年後、越後の人がその声に恐れて石の角を切って落としたらしゃべらなくなったという。
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ロクロクビ,ヘビ
1971年 岐阜県
岩村と明智の間の旧街道に、長い髪で赤い舌の女のロクロ首が出たという。蛇が化けたものと言う。この街道の松は、ロクロ首が下がるので枝がすべて下向きになっている。ある時、侍がこのロクロ首に遭った。侍は山と山の間に退いて待ち構え、近づいてきたロクロ首の長い首を切り落として退治した。
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オニ
1979年 岐阜県
鬼が粥川の瓢ヶ岳に棲み付き、村人を苦しめたので勅命で藤原高光が退治にきた。白鰻が道案内をしてくれて、高光は鬼を射止めた。この鬼の首が念興寺にある。
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コマビキイワ
1989年 山梨県
奈良田の下湯島の鎮守である山王神社の境内の「駒引き岩」についてだが、この岩の上に足跡馬蹄型に似た穴が大小無数にある。これは孝謙天皇が奈良田ご入来の際に乗ってきた馬と従者をここから帰し、別れを惜しんで嘆き悲しんで足摺ったのが残ったものであるという。
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サルトラヘビ
1987年 岐阜県
高賀山のさるとらへびという化物が暴れた。頭は猿、胴は虎、尾が蛇。禁廷様の子供をさらって殺した。その子を祀ったのが峯稚児神社。京都から藤原高光が来て退治した。高賀山の瓢ヶ岳の池の一つだけ動かない瓢箪がさるとらへびの真の姿で、それを矢で撃って退治した。さるとらへびの屍骸を焼いたところは草が生えない。さるとらへびの喉仏と言う物が宮にあり、外に出すと雨が降った。
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