イケヨドウ、イケヨホラ 1972年 岐阜県 八幡町と旧美並村の境のあたりに洞窟があり、その枝洞の一つをいけよ洞と呼ぶ。いちのくれになると洞から低い声で「いけよー」と声が聞える。今でも「いけよー」という声が三度聞える気がする。
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ギョリュウセキ 1976年 魚竜洞より流れ出る石を割ると、中に魚竜の形がある。人がその洞の前を通る時言葉をしゃべると、たちまち風雷の音がする。
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テング 1970年 滋賀県 山の中の平洞というところには松があり、そこに天狗が住んでいた。そこで天狗岩という名がついた。
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ナナフシギ 1916年 大分県 『郷土研究』第3巻第9号において報告された豊後姫島の七不思議の補足説明。浮洲は満潮の際、海中に沈むが、その上に建てられた石の祠は沈まない。
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テング,ヤマオジ 1915年 和歌山県 田村吉永の「天狗の話」(郷土研究3巻3号、p55)に関する、地名や年代等の訂正。廣津野の者が山に入って山爺となり30年ほど前に塩をもらいに人里にきたという。
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カイオン 1928年 愛知県 山中で1本の老木の洞に泊まり、洞の口で火を焚くとヒューヒューという劇しい音が一晩中鳴り響いた。深山で夜中に焚き火をすると魔性のものが集まって来ると伝えられていた。
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キツネ 1933年 長野県 夜遅く村の中の道を歩いていると、ピカピカ光る綺麗な玉が転がっていた。拾うとその拍子に額に喰いついてきた。仰天して尻餅をつき気づいてみれば山の洞にいた。
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クチナワ 1974年 京都府 凝華洞の地は東山天皇が死んだ後は洞中に使用される事はなかった。それは東山天皇が死んだ年に、ある雨が降り続いた日に御庭を歩いていると、みみずほどの大きさの数万匹の蛇が見渡す限りにいたからだという。
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サンヤサマ,ツキ 1929年 栃木県 1月23日、5月23日、そして9月23日は三夜様と言われている。この日には、月が三体になって登るとされ、三夜講が営まれる。
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カゲワニ 1933年 島根県 アバヤの海洞の沖に、二人の漁師が海中を水鏡で覗きながら、魚をとっていた。すると突然一人の漁師が消えた。部落総出で探したが着物しか見つからなかった。アバヤの海洞には影ワニが住んでいるといわれている。
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ムジナ 1987年 岐阜県 同ヶ洞のムジナはこのあたりでホラをふいた。年をとったムジナがいたらしい。
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ダイジャ 1966年 福島県 江戸末期、山幸神社の前に洞のある大杉が立っていて、恐ろしい唸り声がしていたが、山幸神社の神様である老婆が杉葉を洞に投げ入れると、雷が落ちて三日三晩燃えつづけた。焼け跡からはシオビキのナカツプシ位の蛇の骨があった。
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ツボミズ,トモノシミズ 1931年 岩手県 盛岡の西にある太田村は天喜5年に安倍氏を攻めた八幡太郎義家が入った土地である。義家はここに八幡宮を祀って士気を鼓舞したといわれている。その傍らの東南水田の辺りにある泉は「靭の清水」と呼ばれており、義家が北上山御堂の「弓弰清水」の水を壺に入れて埋めたところ、たちまちに水が湧き出したといわれている。
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ヘビ,ツキ 1968年 佐賀県 旧暦7月26日には、青年会の行事として二十六夜待ちをする。この日はお月さんが年に1回蛇から逃げる日で、それを応援するために笛や太鼓を演奏して賑やかに月の出を待つ。月が3体出る、月が3つに分かれて出る、という。
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キツネ 1938年 長野県 ある人が道に迷うが、実は畑の中を歩いていた。「これは狐にやられたな」というと、本当の道が見つかった。
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オオカミ 1993年 岩手県 狼洞(オイノボラ)で狼の鳴き声を聞いたことがある。姿は見せない。狼は撃ち殺すと群が出てくるので、撃ってはいけない。
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ロクスケイナリ,キツネビ 1990年 長野県 六助稲荷の峰にはきつね火がたつといい、洞の方から来た猟師も「きれいなもんだ」と言っていた。お稲荷様に灯りがついたので行こうとしたら、他の所へ行っていたという話もある。
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ダイジャ 1980年 滋賀県 昔西寺の山に大蛇がいて悪いことをしたので、六人衆や青年会の人々が弓矢で射て退治した。そしてその大蛇を村の入り口の木に掛けた。この伝説に基づいて弓打ちの行事やカンジョウツリの行事が行われているという。
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キツネ 1938年 長野県 呼ばれた帰りに遅くなって提灯を借りてろうそくを2本持っていた。狐にお参りすると狐がついてきたのでろうそくを1本投げると道がなくなった。困ってもう1本投げてやると、道があって家へ帰ることが出来た。
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テング 1988年 長野県 道に天狗が出る。
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(カミカクシ) 1956年 東京都 ある家の子供が行方不明になった。三四郎ヶ洞の前の大樹の枝にその子の骨と皮がひっかかっていた。
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