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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ナナフシギ
1916年 群馬県
雙林寺の七不思議。災難のある時、前兆として開山堂で拍子木の音がする。どのような旱魃でも水が絶えない蛇頭水。夜な夜な小僧になって寺内を徘徊し人を驚かせた高欄にある木像。赤門から抜き出て飛翔したという彫刻の鶴。底無しの井戸。繋ぎ榧。逆さ桜。

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ナナフシギ
1920年 群馬県
上州双林寺の七不思議。一つ木拍子・蛇頭水・山門の小僧・底無しの井戸・繋ぎ榧・逆さ桜・赤門の鶏
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ナナフシギ
1920年 京都府
京都清水寺の七不思議。門前馬繋・山門の横木・龍吐水・右腰に刀をさした絵馬の人物・北向きの雪隠・子安の塔。また一説には山門・虎灯篭・轟橋・足形石・権現拝殿の龍・是清の観世音・人形灯篭。
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ナナフシギ
1920年 栃木県
野州大中寺の七不思議。門前の杉の木・馬の首の井戸・開かずの雪隠・本堂の枕返り・すべり阪・根なしの藤・火絶たずの竈。
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ナナフシギ
1984年 長野県
立石の七不思議。立石という石は竜宮の頭に届くほど深い。立石寺の香煙は衆生を救う。御手洗いに祈ると小蛇が出て大雨を降らす。立石寺の池の田螺は巻き目がない。迦楼塔の鰐口は無くなってもすぐ戻ってくる。松が抱き合う姿の縁結びの松がある。夫婦杉がある。
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ナナフシギ
1916年 東京都
本所の七不思議。入江町では拍子木を打つと怪異があるので打たない。おいてけ堀。横網の片葉の蘆。割下水のあかりなしの蕎麦屋。竪川の送り提灯。梅村邸の井戸。夜に大足が出て足を洗わせる御竹蔵の足洗屋敷。異説として、声があるけれども姿が見えない割下水のほい駕籠の呼び声や、馬鹿囃しを数えることがある。
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ナナフシギ
1919年 京都府
西本願寺の七不思議は二種類ある。天狗岩・鶴亀の松・唐門・中雀門・見残石。躑躅胴の太鼓・三俵の大黒・木造龍頭吊・水噴の銀杏・行儀の富士・見えがくれの月・木造の土台。
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シテンノウジノナナフシギ
1922年 大阪府
大阪の四天王寺には七不思議がある。龍の井、亀の水、二股竹、梅ケ枝の手水鉢、石橋、虎の門の猫、樋がない、がそれである。
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ナナフシギ
1920年 高知県
土佐蹉跎山金剛寺七不思議。龍の駒笹・一眼一足の笹・天燈・午時の雨・搖ぎ石・不増不減の水・潮満ち石。
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ナナフシギ
1975年 高知県
岩本寺の七不思議。安産のお守りになる子安桜、三度実がなる三度栗、口なし蛭、磯の貝殻が桜の花片に化した桜貝、弘法太子が月を見て筆を投げたら筆に似た草が生えたという筆草、尻なし貝、戸たてずの庄屋。
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ナナフシギ
1920年 山梨県
甲州の七不思議。甲州善光寺の如来、八右衛門家の鼠、人語を話す馬、牡鶏になる牝鶏、6月の雹、七面山鳴り御池の水にごる、作十郎方の鍬に草生ず。
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タダタビサカサザクラ
1962年 群馬県
双林寺の境内の桜は「忠度逆さ桜」という。その由来は、2代目住職の前に一人の座頭が現れ平家物語を語ったが、「行暮れて木の下蔭をと宿せば花ぞ今宵のあるじならまし」の歌を詠じて消えてしまう。住職がそれを平忠度の亡霊と喝破すると、白馬にまたがった忠度が現れ桜のむちを地上にさして去る。そこから芽が出たものだという。
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シチキ
1976年 長野県
信州戸隠山の辺りの臥竜院の七不思議。屋根に西北から垂れる水は乾かない。庭の穴はごみを入れても一晩で空になる。屋根に巴瓦を付けると一晩で磨耗する。寺に穴があり、中から風が吹く。人の声に反応する石。子供が動かせる大きな石。池の片目の魚。
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ナナフシギ
1937年 京都府
誰も書かぬ間に自然と井中から立ち上る絵馬がある。地震で五重塔の九輪が傾いた時に掘った蓮池があり、今でも池を掘ると九輪は元の姿に戻る。ある民家の戸の穴から、東寺の五重塔が逆さに立って写る。これらは、東寺の七不思議の一つに数えられている。
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ナナフシギ
1916年 栃木県
野州大中寺の七不思議。門前の杉が何度数えても数が同じではない。晃石太郎の乗馬の首が現れるという井戸。尻を手でなでられるという開かずの雪隠。枕返り。昇降すると必ず転ぶすべり坂。常に火の気を絶やさない火絶たず竈。根無しの藤。
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ナナフシギ
1916年 栃木県
太平山大中寺の七不思議。杉並木の数が登りと下りでは違う。不思議な井戸。不思議な雪隠。本堂裏山で誰が打つかわからないが拍子木が打たれる。油の上を歩いてるかのように滑る油坂。火を絶やさないこと。もう一つは不明。
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エンショウジノナナフシギ
1941年 埼玉県
円照寺には、蛙が鳴かない、池の鰻が片目である、池の水が赤い、田螺が金色になる、池の水がくもると3日以内に雨が降る、旱天でも水が絶えない、池の中に草が生えない、という七不思議がある。
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ナナフシギ
1931年 大阪府
天王寺には以下のような七不思議がある。即ち、1、南門の仁王の作者について詳細が分からないこと、2、南門の上を鳥が飛ばないこと、3、五重塔の露盤が萬代色を易えないこと、4、境内の樹木は如何に繁茂しようと金堂の屋根より高くはならない、5、境内一円は雨垂れが落ちても地面が凹まない、6、境内の池の蛙が一声も鳴かないこと、7、亀井の水に関する謂れ、の7つである。
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ナナフシギ
1916年 静岡県
遠江の七不思議。秋葉山及び光明山の御使者の天狗の火。亡者の霊魂が秋の彼岸中日に集う桜ヶ池。片葉の蘆。橋の下を流れる水で洗えば下の病気が治るビッタレ橋。暴風雨のとき遠州灘の波の音が東に聞こえ、西に移動すると天気になる。夜啼石。ザザンザの松。
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(ナナフシギ)
1975年 長野県
上諏訪には七不思議がある。不言堂の壁の穴に紙をあて日に透かすと、下諏訪の三重の塔が写る。毎日巳の時に雨が降る。根が八方にはびこる杉がある。湯山から落ちる所の口を塞げば湯が落ちない。諏訪湖が凍った時、「さわたり」という狐が通った後に人馬が通れるようになり、春に狐がまた渡ると通るのを止める。祭礼時に献上される鹿の頭の数が必ず75である。湖上に富士の影が写る。
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ナナフシギ
1915年 愛媛県
松山の七不思議。松山城の内堀に住む蛙は鳴かない。8月の末になると長曾我部元親に敗れた伊予勢の怨霊が打つ陣太鼓の音がする。紫井戸という水が紫色の水溜りがある。里人が片身を焼いた鮒を弘法大師が放して蘇生させた。そのため片目である。弘法大師が芋を石に変えた。龍隠寺境内の木立で霧のような水気が降る。8月に討死した霊が怪火となって出る。
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