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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

タタリ,ウマ
1943年 高知県
高岡郡上ノ加江町の矢井賀の手前の浜で昼寝をしていると、すぐ気持ちが悪くなったり、病気になったりして長患いをする。昔馬を見殺しにした祟りだという。

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イヌガミ
1954年 高知県
高岡郡梼原村四万川付近のある婦人の報告によれば、小学校の頃、奥の部落の女性が病気になり、犬神が憑いているという評判が立った。驚くほど大食をし、饒舌にしゃべり、声や動作が犬神統の人とそっくりになった挙げ句、死んでしまった。その後6、7年は病人が出ると必ず犬神が憑くようになった。
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ナンデン
1992年 宮崎県
なん田は昔、馬を殺して叩き込んだ田で、馬の死霊が憑いていて、耕作すると祟りがある。
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ヘビ,タワラ,マケハタ
1963年 愛媛県
久万町下直瀬の滝ノ河に元神社があり、城跡でもあった。そこの大木を焼くと、中から蛇が出てきて鳴いたという。また、稗を作って俵にし、山から転がしたところ、俵が山上に向かって逆転したという。また、犬や猫を埋めた「マケ畑」という土地があり、入ると祟るといわれている。
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ヘビ,タタリ
1996年 神奈川県
大きな蛇を殺したら、その地方の人が全部具合が悪くなった。先達に聞くと蛇の祟りだという。
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ニワトリ
1993年 静岡県
山梨県側まで行ってツクリ(焼畑)をしていた人が、正月になるので小屋を引き揚げる際、鶏をタテウスを伏せた中に餌とともに入れて置きっぱなしにしたら、その祟りで目を病んだ。鶏を焼畑の小屋に置いてきて、異変が起きたという話は多い。
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ナガナアモチ
1954年 高知県
高岡郡新荘川上流の村々での聞き書きを総合すると、蛇統(ナガナア持)の者に怨まれて憑かれると、原因不明の病気になり、その持筋の人の言動と同じようになる。また、病気中、蛇に首を締め付けられるような思いがするという。
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クビキレウマ
1922年 徳島県
那賀郡にある津乃峰山の麓を切り開いて道路にしたところが馬の首を切った切り口のようであった。ここが水分を持つと夜更けに六部の乗った首切れ馬が出る。昔、六部の乗った馬を切った祟りであると伝えられている。
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キツネ
1990年 長野県
話者の父親が山に馬を放しに行った。ところが捕まえようとしても捕まえられなかった。捕まえて引いていくと、馬が腹痛を起こして、寝てもだえた。きつねが憑いているに違いないと考えて、追い出すお祓いをしたところ、馬の腹痛は治って草を食べるようになったという。
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クビキリダ
1985年 茨城県
昔、日照り続きで大変困った時に、隣の人が水を盗ったと言って争いになり、持って居た鎌で相手の首を切って殺してしまった。その後その田は祟りで、災が起きると言うことが言われて、荒れ果て、水が溜って池のようになっていた。
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シニダノオンリョウ
1932年 愛知県
死に田と呼ばれる田があり、その持ち主だった家は、既に3代とも死に絶えてしまった。現在の所有者の家も、病人が絶えないという。昔、矢田川が氾濫した際、ここにあった寺が埋没してしまったために、仏が祟っているのだろうと言われる。また、持ち主だった女が人にだまされ、家産を傾け死んだため、その妄念が残って、祟っているのだろうとも言われる。
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ナガムシノタタリ
1984年 新潟県
「長虫の祟り」といって、蛇を殺して足が悪くなった人がいた。
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タラ
1982年 宮城県
夜、女のもとに体の冷たい男が通ってきて正体がわからないので、親爺が針に麻をつけて相手に刺しておくように言った。そのとおりにして翌朝糸を辿っていくと、馬で5駄もある大きな鱈が死んでいた。その浜をゴンダラと呼ぶ。
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リュウ
1941年 朝鮮
大同郡龍淵面検浦里の西の方の村から1キロ程離れた所に小池がある。昔、農夫の馬が凶作で飢えて、池の傍で座り込んでしまった。そこで馬の首を切って池に投げ入れて、豊作を祈った。数年後、池から龍が出て黒雲の中に頭が隠れ、尾だけ垂れて見え、田畑がよく稔ったが、病気が流行った。村の名の龍淵面はこの池のことから起こっている。
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ネコ
1982年 宮城県
唐桑で船頭が宿に泊まっていたら、猫が戸棚に悪戯した。翌日自分の船で寝ていたら、猫が悪戯を言いつけられたのを恨んで飛び掛ってきた。船頭は猫を海に放り込んだ。船頭がカボチャの時期に再来すると、猫は死んだという。カボチャをご馳走されたが、聞くと猫を埋めたところから生えたという。怪しんで野良犬にそのカボチャをやると、泡を吹いて苦しんで死んだ。猫は七代祟る。死んでも祟る。
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メイドウ,タタリ,オノノケヒト,オニビ
1974年 和歌山県
紀伊国高野川の北に非常に険しい山があった。この山に人が登る事があると忽ち鳴動し、樵夫が木を伐ると祟りをなして病気になるという。ある至孝の農民が、病床の母に頼まれた山鳥を狩りに山に入り、鳥は得たが道を失った。杉の陰に燐火と思うものが燃え農民を呼ぶ声がした。見ると貴人がいて、自分が祟りをなしていた、地面の下を探って寺に移してほしいと言う。山を下りて後、法師と山を探ると骨があり、それは小野毛人のものであった。
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ダラシ
1920年 長崎県
愛野村から島原に通じる旧街道沿いの岩下越の峠付近では、ダラシが憑くという。島原の猟師がダラシに憑かれて体中がだるくなり、飢餓に迫られ、一歩も歩けなくなった。四つん這いになって2,3丁の道を行くと茶屋があり、蕎麦を1,2杯食べると元に戻った。このほかにも魚買がダラシに憑かれて、茶屋で冷や飯を食わされて助かったという話もある。
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シリョウサマ
1966年 長崎県
病人があって法人に訊くと、死霊さまの祟りだといわれる。野子の死霊様は馬場先山にいくといくつも塚があって、その墓石を持ってきたものである。昔、戦場になって死者が出た場所ではないか。
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オタカゴンゲン,ヒノキ
1991年 静岡県
春野町石切のお鷹権現と言う檜をきると祟りがあるという。巨木に住んでいた年老いた鷹が猟師に撃ち殺され、その猟師が泊まった家の子孫に祟って病気にしている、と易者が判じた。その家で鷹を祀り、家も移転したという。
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ダラシ
1920年 長崎県
千々石から島原へ向かう古道、平石の道中にあるノトンの坂付近では、昔からダラシが憑くという。あるときノトンの坂と反対にある平石と魚洗郷との間の坂(名称不明)の山道で男が腹を押さえて座っているのを見かけた。弁当を食べさせるとすぐに元気になった。弁当は一口二口食べさせて残りは藪の中に捨てた。ダラシに憑かれたら何でもよいから食べ物を食べて残りを付近に捨てると離れるという。また、食べ物がないときは、手に「米」という字を指の先で書き、嘗めると元気になるという。これらは昔旅人が餓死し、それが祟るためだとされる。あるいは平石観音の下の辺りで何人かが首を吊っており、それが祟っているという話もある。
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バトウカンノン
1983年 岩手県
話者宅で死んだ馬の肉を食べて埋めたら家運が傾いた。旅の僧に話したら馬の祟りだと言われて、馬頭観音を祀った。
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