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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ココロエドウジ,ミズノカミ
1991年 栃木県
竜宮から田原藤太が持ち帰った宝を持つ大名がいた。ココロエ童子の子孫が家に残っていたが、水の神の子孫になってもヒビアカギレが治らず、紙漉きをやっている。

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トボサク
1985年 福島県
湖水から流された鳥貝が竜宮城まで流され、出世する。偉くなると不潔な暮らしをするようになり、竜宮城から追い出される。不潔の貝は大波で打ち上げられ、舟宿港屋のじいさまに見つけられ、ちょうど庚申さまのまわり宿で料理される。その料理をトボ作が食べ、八千年の寿命を得て、貧乏ななりで日本中を回る。
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カミノオツゲ
1956年 福島県
炭焼を業とし採金もしていた藤太のもとへ、京都の大納言家の姫がやってきた。良縁に恵まれなかったが、藤太に嫁げとのお告げを受けたという。二人の間には吉次という男の子が生まれ、採鉱の技能に優れていたため家は栄えた。
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オオムカデ
1976年 滋賀県
田原藤太が近江国の勢田の橋で龍宮の乙姫に会い、その願いにより三上山の蜈蚣を平らげた。
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カッパ
1928年 愛知県
田辺家には昔河童が棲んでいたと言われる。当時、食事を与えた器を蔵している。この器は河童が竜宮から持ってきたものといわれている。
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カッパ,カワタロウ,ガアタロ
1972年 静岡県
久留女木の大淵から、竜宮小僧が出てきて、農事の忙しい時は手伝ってくれた。けれども、竜宮小僧が嫌いな蓼汁を誤って食べさせたら死んでしまった。河童も仕事を手伝ってくれる。
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テンツウリキ
1929年 沖縄県
昔宮古島では、一人のノロ(女の神官、祝女)が住んでいた。彼女はいつも垢だらけの着物とヨレヨレの汚れたハカマを着けていた。このノロには天通力があり「明日は雨」だといえば雨になり「暴風だ」といえばそうなった。しかし王府で力を試すことになって洗濯した奇麗な服に着替えると、天通力を失ってしまった。
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エイ
1978年 沖縄県
あるとき、マサリヤという男が浜辺で釣りをしているとエイという大魚がかかった。たちまちエイは美女となり、マサリヤと契りを交わし子どもも生れた。ある日、マサリヤが浜辺を歩いていると子どもが現れて、エイのいる竜宮へとマサリヤを誘った。竜宮からの帰りに美酒がいくらでも出てくるルリ壺を貰った。マサリヤはこの壺を誰にも見せないようにしていたが、豊かになり心がおごると多くの人に見せてしまった。すると、ルリ壺は白鳥となり、東へと飛び立ち宮国のシカブヤーという家の庭木にとまった。家の主人の夢に白髪の老人が現れ、旧9月の乙卯に物忌みをして白鳥を祀れば世果報を与えると告げた。
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ナガレボトケ
1952年 佐賀県
若い女の「流れ仏」を拾ったが、自家近くに埋めて祀らず、浜の納屋近くに捨ててしまった。ところが病気になり、法印様に見てもらうと、「流れ仏が祀ってもらいたがっている」という。そこで石の恵比寿さんを自宅に祀ると病気も良くなり、漁もうまくいくようになった。
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サカナ,リュウグウ,ネインヤ
1934年 鹿児島県
亀の子を助けた男が、親亀に礼をされ、ネインヤ(龍宮)へ連れて行ってもらう。そして龍宮の神様の娘を嫁に貰った。しかし、妻が魚の化身であると知ってしまい、妻に去られ、おまけに貧乏になってしまった。
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ヘビ,シュギョク
1974年 東京都
文政9年頃、小石川三百坂に住む高橋千吉という14歳の子供が遊んでいるとき、15匹ほどの蛇が折り重なってわだかまっているのを見つけた。その中には古銭一文があり光っていた。千吉は腕をさしいれてそれを取った。周囲の者が殺せと言うが、仙吉は人に害をなしていないのにどうして殺すのか、と人々をいさめた。これは彼の祖母が蛇がたくさんわだかまっている時はその中に珠玉があり、それを得ると生涯金持ちだといっていたからである。
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ライジン
1921年 奈良県
龍田に雷神が落ち、昇天することが出来ず童子となっていたのを農夫が養って自分の子とした。するとこの農夫の田は実りが豊かであった。その後童子は暇を乞い小龍となって天に帰ったので龍田という。
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ヤマウバ
1983年 岐阜県
山姥に宝物をもらった人がいた。その人の子孫が猪番をしているとき、竜宮の乙姫のような若く美しい女が現れて「大切にしろ。よいことがある。」というようなことを言った。
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(ユメノオツゲ)
1940年 山梨県
六左衛門という財産家は、大水害にあった後、家運が衰えていた。彼には玉吉という20ほどの一人息子がいたが、玉吉は不精者で始終家でのらくらし、体も不健康であった。ある晩玉吉が眠っていると地神が夢枕に立ち、万年橋の下の蛇籠の間に地神の魂である扇がはさまっているので、拾ってきて仰げば諸病が治ると告げた。
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カニ,ダイジャ
1990年 石川県
笠原の藤太が田んぼを作った。そこへある若者がきて、この田んぼにどうやって水を入れるのかと聞いた。藤太が弱って一夜のうちに水を入れてくれたら娘を嫁にやってもいいというと、その晩に大雨が降って田んぼに水が入った。男の正体は大蛇で、家を七回り半巻いてしめあげてきたが、娘が残り飯をやってかわいがっていた蟹が切断した。切られた蛇をカラスがくわえていき、それが落ちたところは池になった。
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ヘビノヨメ,サンシュノホウモツ
2001年 青森県
昔、ある百姓が、自分の娘を嫁にやると蛇に約束し、末娘が嫁に行くことになった。娘は蛇に連れて行かれる道中で、老人から3種の宝をもらった。老人の教え通り、蛇の穴に2つの宝を投げ入れ、汚いおばあさんに見えるおばかあを身につけて、蛇を退治した。その姿のまま長者の家で庭掃きとして働くことになり、長者はそのおばあさんが美しい娘だと気づき、結婚した。
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ウマノアンジ,ウマニャーズ,スジ
1978年 沖縄県
昔、砂川に住むサアネという少年がミナクサという海岸で竜宮から使わされてきたというウマノアンジ(ウマニャーズともいう)という美女と出会った。ウマノアンジは最初に出会った男の妻になるようにと竜王から命じられており、サアネに妻にしてくれと頼んだ。サアネは最初は逃げ回ったが、説き伏せられ夫婦となった。ウマノアンジはいくら取り出しても米が減らない布袋を持っており、それによってサアネは長者となり子どもも何人か生れた。あるとき、サアネは布袋の中を見てはならぬと言われていたが、留守の間に調べて中身が空であることを知った。それを知ったウマノアンジはスジという大魚となり、ミナシゴの浜から海に飛び込み竜宮へと帰って行った。ウマノアンジは竜宮へと帰る際に、津波除けの呪文を砂川の人々に教えた。人びとはその教えのとおりに旧3月初酉の日にナーパイという神事を行っている。
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リュウグウ
1930年 熊本県
昔、貧乏な男が年の暮れに譲葉と裏白を売り歩いていたが、ちっとも売れないので海の中に投げ込んだ。翌日、龍宮から迎えが来て、美しい姫様を嫁にもらった。男は毎日嫁を眺めていて働かなくなった。そこで絵師に似顔絵を書かせて持たせた。その絵が風が吹かれて殿様の手に入り、殿様は男の女房を手に入れようと画策するが、女房の智恵と才覚で難題を解決し、いつまでも仲良く暮らしたという。
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オトヒメ
1977年 徳島県
貧乏な姉と金持ちの妹がいた。姉が門松を海中に投げると水神が現れ、門松の礼に狆をもらう。狆が米3合を食べて小判3両を出し、姉は金持ちになる。妹がチンを借りていき、死なせてしまう。姉が死骸を埋めるとエノミの木が生え、実の代わりに小判が成った。
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ハナタレコゾウサマ,リュウジン
1929年 熊本県
翁は売れ残った薪を降ろして川に入れて竜神に祈った。薪の影がすぐに消え、美女が子供を抱いて水面にあらわれた。美女は「子はハナタレ小僧様で願いを叶える」といって去っていった。翁は米や家をハナタレ小僧様にもらったが、神棚から降ろしてしまうとハナタレ小僧は去り貰ったものも全て無くなった。
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ヨロイ
1976年 広島県
湯浅治左衛門という者の家に大塔の宮の御鎧が伝来している。それはとても霊異があるもので、治左衛門は虫干しも裃を着けて取り扱っていた。治左衛門が死んだ後、子どもが家督を継いだが、ある年の虫干しの時、浅野土佐守がその鎧を見て着てみたいと言った。周りの人は止めたが聞き入れず、兜を被って緒を締めようとしたところ、手が振るえ口すらきけなくなった。湯浅が近寄り脱がせたが、顔色は土のようになっていた。
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