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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ガグレ
1992年 宮崎県
文政年間のこと。鹿児島藩士の上村休助が湯谷が淵でガグレを射止めたところ、高熱を発して修験者に祈祷してもらうことになった。そのときのガグレの手が家宝として伝わる。ガグレには神通力があるので、戦闘中にこの手をみせると死者も生き返って戦うという。

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ガグレ,ガゴ
1952年 鹿児島県
鹿児島県の薩摩郡一帯では、河童のことをガグレと呼ぶ。一方、肥後では、河童に限らず、一般に怪物のことをガゴと呼ぶ。
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カゴ,ガクレ,カッパ
1915年 宮崎県
河童のことをガゴまたはガグレと言う。旧領主島津男爵家には実物のミイラがあり、子供の頃見たが、話に聴いていたのとは異なり、鼬くらいの大きさだった。ガゴは相撲が好きで、相撲を取るときは手に砂をつけて挑まなければならず、腋の下に手を入れさせてはならない。
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ネコ
1938年 鳥取県
死者の上を猫が通ると生き返る。
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オミヤサン
1995年 静岡県
出征中、ラバウルでアメーバ赤痢にかかり、高熱を発して瀕死になったとき、夢の中にお宮さんの社が現れた。そのあと高熱も治まり、無事復員することができた。
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テング
1951年 岡山県
天狗の休木を伐るとよくないといい、もし伐った際には神様に拝んでもらう。
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ウバイシ
1986年 愛知県
ある比丘尼が女人禁制を犯して山に登り、傍らの石に手をついたところ、手が石から離れなくなった。祈祷師を頼んで手を離してもらったが、放置していたら姥石になっていたといわれる。
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1998年 静岡県
ある夜、タクシーの運転手が、手に大きなエメラルドの指輪をした美しい女の人を乗せた。運転手はその女の人が降りる時、女の手をドアに挟み、その手をもいで逃げた。手の指輪を取ろうとすると、手が襲いかかり、運転手は死んだ。
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カッパ
1957年 新潟県
妻が夜冷たい手で臀部をなでられるというので、手を切ってみるとその手は河童の手であった。その夜、手を返してほしいという男の子が来たので、返してやると、それからしばらくは魚の贈り物が続いた。
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カッパ
1957年 新潟県
婦人が寝ていると冷たい手で触ってくるものがあったので、その手を切ると河童の手であった。手を返してもらいに来た河童は、腕と交換に妙薬の調合法を教えた。
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(ババギツネ)
1979年 愛知県
阿部四郎五郎というひとが、わが手に乗ったら手とともに斬ろうといったところ、そのような人の手には乗らないといった。
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テング
1993年 栃木県
下野国宇都宮の成高寺の第4世祥貞和尚のもとへ、ある時修験者来て手を貸してほしいといった。持って行かれると困ると言ったら、貸すと言ってくれるだけで良いという。そこで貸すことを承諾すると、それ以来手がちじまって伸びなくなった。1ヵ月後に修験者が再びやって来て、手を借りた謝礼に火防の銅印を置いていった。
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テング
1972年 千葉県
山の中に炭焼きに行き、仮小屋で婆さんが一服していたら、カヤ屋根の間から小さい手が出てきて「オコワ」と言った。「そんな小さい手じゃおえないから、大きい手を出せ」と言ったら、びっくりするほど大きな手が出てきた。天狗の仕業。
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カッパ
1992年 宮崎県
宮崎県内の河童の呼称。ガオロ。ガグレサァ。ガツラ。ガマジロドン。ガマッパ。ガラッパ。ガラッポ。ガランボ。ガワタロ。ダワタロオ。カワッパ。ガワッパ。カワノトノ。ガワロ。スイテンボオズ。セコボオ。ヒョオスボ。ヒョオスンボ。ヒョスボ。ヒョスンボ。ガグレ。ガグレン。カリコボウ。ヤマンヒト。カワンヒト。カッパワロ。ヒョウスンボウワロなど。
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(ババギツネ)
1979年 岐阜県
人をだます。人の目にはみえない。手や扇の上に乗って、斬ろうとすると飛び去る。内藤四郎左衛門という人が、わが手に乗ったら手とともに斬ろうといったところ、そのような人の手には乗らないといった。
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ネコ
1944年 福井県
棺の蓋をしようとしたが、中の死人が手をあげて蓋をさせない。手を握ってみても冷たいままである。よく見てみると、猫が梯子段にいて、これが死者の手を動かしていたのだった。猫を追い払うとなんでもなくなった。
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カッパ
1992年 宮崎県
御殿女中のお雪が、便所で尻をなでてきた河童の手を切り取った。河童は手を返してくれと謝りに来た。そのときに河童が書いた手形が柳川藩士の子孫の家にある。
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ネコ(ゾクシン)
1983年 山梨県
死者の上を猫がまたぐと死人が生き返るので、カミソリや刃物を死者のそばに置く。
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カンガエシャ
1972年 長崎県
カンガエシャという人がいた。神通力がありいろんなことが見えた。また、千里眼で病気や方角を見てもらったという。
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カッパ
1928年 福岡県
接骨医師が、夜に便所に行くと尻を撫でられた。数回そのようなことが続いたので、刀を持って入った医師は、その手を切り落とした。その手は河童の手であった。河童に手を返す代わりに医者は接骨法を教わった。
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カッパ
1928年 埼玉県
女房が便所に入ると、尻を撫でられるということが数回続いた。毛むくじゃらの怪しい手だったので、その手を懐刀で切った。翌日、老人が手を返して欲しいとやってきた。女房が手を返してやると、老人は傷薬の処方を伝授した。
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イエナリ,タタリ
1923年 愛知県
針綱神社の老木を切ったら、夜に家鳴りが続いた。その家の盲児千之助に何かがとりつき、自分が住んでいた木を切ったからだと告げる。千之助はやがて修験者になった。
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