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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

(ゾクシン)
1938年 島根県
さんばいが麻畑に入っている間に、麻畑に入ったりそこを通ったりすると、オコリになるという。オコリという病気は、朝の間は何ともないが、日中体が震えて熱が出るという。また、翌日は何ともなくても、その翌日にはまた同じことになる病気だという。

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(ゾクシン)
1938年 島根県
さんばいは、6月22日から7日間麻の畑に入り、更に栗原に7日間入って、半夏の日に昇天するが、この日は必ず雨が降るという。また、楢節入りの日にも雨が降るという。
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ニュウドウボウズ
1974年 愛知県
長江集落に向かう途中に「オオナギ」と呼ばれている場所がある。暗くなってからそこを通ると入道坊主が出て、それにミコサレルと病気になるといい、みな明るいうちしかそこを通らなかった。
類似事例

(ゾクシン)
1938年 島根県
6月6日からさんばいは田へ下りてきて、田のアトを通って出入りするので、この日以降は田のアトをまたいではいけないという。また、女性が頭に針をさすことを忌むという。
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ヤマノカミノアオリカゼ,カマイタチ
1982年 新潟県
山の神の日に山中を走る山の神のあおり風にあうと病気になり、山畑にいくとカマイタチにかけられるという。
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オオサキ
1974年 埼玉県
付近にオオサキという正体不明のものがいて、人間の体内に入ると発熱したりうわごとを言ったりするといわれ、特に子供や弱い人につきやすいという。これを防ぐためには辛いものや臭気のあるものを食べると良いといわれる。
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オコリ,イシ,タタリ
1941年 岐阜県
某百姓が堤防工事の時に、石割に使う発破を恐れ遠く逃げて、墓のそばに隠れたが、ついにその墓に触って、ゾッとした。その夜から高熱が出て体全体が震え続けた。翌日、治ったと思ったら、次の日にまた震え始めた。墓に障った時におこりがついたのだと分って、まじないで落としたという。
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シチニンミサキ,ユキアタリ
1943年 兵庫県
川でわけのわからぬ熱病に憑かれると七人みさきが憑いたという。田植えに出て「震いが来た」というのもこの類のもので、神様のユキアタリなどとも言った。
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キツネ,オトヒメギツネ
1971年 福島県
A氏の母が夕方草刈りにいったところ、ザーザー音がしてからだがゾクゾクした。そして、いくら草を刈っても草は溜まらなかった。そこで狐に化かされたかと思って帰ってきたら翌日から熱が出て下がらなかった。父親が油揚げなどを狐にあげてくると山へ行ったら母はよくなった。
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ババヤシキ
1985年 愛媛県
ババヤシキという田があり、そこに馬を引き入れると、目がつぶれたり足が不自由になったりする。
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ミサキ
1922年 山口県
夜中通行の際に悪寒を覚えることがある。これはミサキの行き会いという。その時には入り口に箕の中に包丁を入れて、数回振れば元に戻るという。そうしなければその人は大熱病者となり、狐憑状態になる。
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カゼフケ
1942年 高知県
高岡郡下半山村では、山で急に病気になって高熱を出すことをカゼフケに逢ったという。同郡黒岩村ではカザフケに当たると言っている。
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オーサキ
1986年 埼玉県
オーサキという正体不明のモノがおり、それが人間の体に入ると、その人は発熱したりうわごとを言ったりする。子供や弱い人につきやすい。これを防ぐには、辛いものやにおいのあるものを食べると良い。
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マジナイ
1933年 滋賀県
オコリ(マラリヤ)は滋賀県の風土病であるという。マラリヤに罹ったときには刃物を病人の枕の下に本人に気づかれないように置いておくと熱が下がる。気づかれると効力がなくなるといわれている。
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ミサキカゼ
1966年 山口県
柴がクルクルと舞い上がったりするのをミサキカゼと呼ぶ。ミサキカゼに触ると皮が切れたり血が出たりする。
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チャブクロ
1938年 高知県
高知県幡多郡奥内村では、チャブクロは道の薄気味悪いところに下ると言われ、それに当てられると様々な病気が起こる。
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オサキ
1976年 熊本県
オサキと呼ばれる山に入るのは、村人も嫌っていた。オサキに近寄ると頭が痛くなったり、怪我をしたり、何か恐ろしい目にあう。道が交差しているところもオサキと呼ばれている。
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ワザワイヲナストチ
1956年 宮城県
病田(ヤマエーダ)と呼ばれる場所。田を作る人が病気になる。
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テング
1971年 静岡県
大茂沢で、時々天狗が提灯を持って通っていくという。その提灯の火を見ると、赤痢や疫痢にかかるという。
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オーサキ
1995年 埼玉県
オーサキはお蚕さんをいいものととりかえたり、主人を罵った人に腹痛や頭痛をおこしたりする。
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カゼフケ
2001年 高知県
農家の奥さんが、墓掃除のあと帰ってくると急に高熱を出した。太夫さんに拝んでもらうと、死霊のカゼにフケられたとしてお祓いや祈祷をしてくれ、帰宅するとけろりと治ったという。カゼフケにやられる、カゼフケにあうなどという。
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