(ゾクシン) 1942年 鹿児島県 死の不浄は海では嫌わない。かえってイスマンが良いとされている。ただし、自分の家に不幸があったら、17日または30日まで漁業を休む。
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(ゾクシン) 1942年 宮城県 喪の忌みをシニビ(死火)といい、サンヒ(産忌・産火)のときと同様に、7日間、乗船を遠慮する。
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チノイミ 1964年 福島県 産の忌みは7日間で、この間は海へ出ない。お産のときのおむし飯を食べても海に出てはならない。
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(ビョウキ・ソウギニカンスルキンキ) 1956年 宮城県 死者の家族は二十一日間神社参りをしない。死人の出た時、先祖の忌日をお精進と称して魚、鳥、獣肉を食べない。葬式を三隣亡にすると近所に災いが起こる。寺の帰りに転ぶと凶、などの禁忌がある。
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(ゾクシン) 1942年 大分県 クロ、つまり死の穢れのある者は、7日間、出漁させない。
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(フネニカンスルゾクシン) 1964年 福島県 「ぼく」と「ちみ」ということばを船では嫌う。「ぼく」は死んだ人のことで、「ちみ」は血忌みの忌みか、それぞれ1週間のけがれであるという。
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(ゾクシン) 1942年 新潟県 喪の忌みをクロケガレといい、35日間は漁に出ない。
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(ゾクシン) 1942年 不明 死人を避けて、拾わずに帰ると不漁になるという。
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イミ 1956年 宮城県 死亡や出産のとき、そこに出入りしたことを「火が一つになった」、あるいは「火を食った」といって一週間他の家に出入りすることを遠慮するという。
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ナガレボトケ 1990年 香川県 船が沈没するとき、お父さんが女の子を抱えて逃げた。けれども潮の流れが早く、女の子と離れてしまった。息子が潜水したら、沈んだ船の天上に女の子がくっついていたので、抱え上った。死人を上げたその年は漁が良かった。
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シシャノコロモ,シシャ,ヒノヤマ 1948年 死者が火の山を越すので生前の普段着を一週間竿に吊るして水気がなくならないようにする。
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シリョウ 1976年 大分県 死霊が憑いた場合には、その墓へ行って、一週間水を掛けて落とすという。
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ミズセガキ,シロモメン 1964年 福島県 海で人が落ちたときは、村の船が3日くらいさがしにでる。死人が上がらないときは、きまった場所で水施餓鬼をおこない、しろもめんを1反、長く浜辺から海に引いて、親類・友人たちがこれを陸のほうへあげる。これにつかまってあがれという意味だという。
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(ゾクシン) 1968年 岡山県 死人の忌は子が1年、孫が3日間、甥、姪および配偶者は49日である。49日までは井戸水を汲みに行ってはならない。汲むと水が出なくなると言う。
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(ゾクシン) 1942年 北海道 葬式に関するものは、不吉と考えられず、葬式に用いたさらし木綿を腹に巻いて、漁に行く。
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(ゾクシン) 1942年 宮崎県 クロフジョウ、つまり死の穢れのある者は、決して乗船して漁に出る事は許されない。
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アラリョウ 1981年 香川県 この島では人が死ぬとその霊が3年目の盆供養後の灯篭流しをするまでは家の屋根棟や島内に住んでいて何かと知人や遺族、縁者に関心を抱くものとされる。
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シニン 1973年 富山県 沖で死人を見つけて船に積んできたら三日後に大漁になった。
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シオソウ 1940年 三重県 志摩の俗信。親が死ぬと、五十日と百日目には村端れの定まった場所で潮垢離をとり、十二箇月目になると遠くの他村の濱まで出かけて行って潮垢離を取った。これを潮掻といっていた。
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(ゾクシン) 1942年 宮崎県 喪の忌みがある者をホトケマツリといい、網曳きには出るが、モチアバ(もち網端・袋網につけた浮き木)の上を越えぬように気をつける。
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