イシグロサン 1985年 愛媛県 イシグロサンという石塚の近くを流れる川の石を持ち帰ると、腹が痛くなるという。
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クチ 1977年 鹿児島県 クチの強い人と口論すると言い負かされて病気になる。また、クチの強い人は、時々顔が重くなるが木や石などにクチを入れると軽くなる。クチの入った木や石に触れると、クチの人とは無関係の人でもそのクチが入って頭が痛くなることがある。
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クセジ,クセジウチ 1993年 静岡県 クセジやクセジウチといわれている山で焼畑をしたり木材を伐採したりすると祟る。病人が出たり気が変になったり不具の子が生まれたりする。クセジでは土地争いや自動車事故も起こりやすい。
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サンポウコウジン 2004年 愛知県 三宝荒神はかまどを始め,家屋敷,住人を守ってくれる神様である。家の周囲が汚れていたり,荒神様に断りなく家を修理したり,庭に杭を打ったりすると原因不明の腹痛や発熱を起こすとされた。
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イワガミサン 2000年 大阪府 イワガミサンの岩を切り出した人が急に腰が立たなくなった。運ぶのを手伝った人も腰が痛くなった。
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ヒジリサマ 1958年 愛媛県 ヒジリ様という古墓があり、そこで木を伐ったり柴を刈ったりすると取り憑かれて病気になるという。
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ボンジイシノタタリ 1990年 秋田県 ぼんじ石にさわると腹病みする。
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コンジンサン 1967年 山梨県 Aさんが腰が痛くてホウエンサンにみてもらった。玄関の足場が悪く土を盛ったというと、それはコンジンサンの頭に土が盛られ、神様が怒ったためだろうと言われてホウエンサンにお金などをあげた。
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ザル,ダル 1965年 和歌山県 山仕事で山に居るとき、全身がだるくなることがある。これをザルにつかれた、またはダルにつかれたという。御飯を一口食べるか、米という字を手のひらや紙に書くと治る。
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デングマツ,グヒンマツ 1966年 山口県 テング松、グヒン松と呼ばれる、笠のような松がある。この松の木を取って使うと、頭が痛んだり家がつぶれたりする。
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ムチ 1942年 高知県 田の上を鞭を振り回すような強い勢いで風が吹いていくもの。これに当たると悪い病気になると言われる。
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フイグチ 1977年 鹿児島県 Aに家を建てる仕事をとられたことをねたんだ大工Bは盃にクチを入れてAに飲ませた。するとAは腹痛におそわれた。物知りに聞くとモドシグチをしなければ直らないと言われた。大工グチが入ったのである。
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ジガン 1969年 鹿児島県 ジガン(地神)は祟りやすく、神体を踏んだり汚したりすると腹痛や皮膚の炎症が起こるという。屋敷周辺のジガンには、そこで殺された武士や山伏、六部などを祀る為に建てたという伝承を持つものがあり、これは特によく祟る。
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(ゾクシン) 1984年 山梨県 一戸の家には家を守ってくれるコンジンサマが4人いる。そのうち1人がヒメコンジンであり、そのヒメコンジン様の場所をいじると病人が出る。宅地の4か所にコンジンサマがいて回り歩いているが、そこにヒメコンジンがいるのに気がつかずに穴を掘ったり植木を植えたりすると家のものが病気になるので、そういうことをする時にはその前に半紙をひいた盆にそこの土を取っておいて塩と御散米をまき「一時他で休んでけろ」といってその土をそこへまくと、ヒメコンジンが何もしない。
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ガラッパ 1937年 鹿児島県 皮に鉄鍋を付けっぱなしにしていた人が病気になった。占ってもらったら、川の下に河童の巣があったために祟ったという。河童が一番嫌うものは鉄で、体に付いたら腐るという。
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ゲド 1960年 愛媛県 ある男が最初の嫁を帰して、別に嫁をもらった。前の嫁は怒って神様に願をかけた。すると男の家の家族全部のすねが痛くなったり、腰が痛くなったりした。このようなことを島の人はゲドがたたったという。
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ヘビ 1928年 愛媛県 八右衛門という村のために尽くした庄屋が死んだ。野辺送りの人が帰ってみると、家の戸口に、額に八の字のある蛇がいた。その蛇は八右衛門が作った銅堰の石垣におり、突いたりすると腹が痛くなるという。
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イチャイカジ,ヤナカジ 1998年 沖縄県 イチャイカジは正体の見えない魔性の風である。このヤナカジ(悪風)にあたると高熱を出したり、腹痛を起こしたりする。カジョーラーもヤナカジに当たることでおこるという。中城のある家では、子供が高熱を出したためユタに占って貰うとイチャイカジによるものであったとういう。そこで仏壇の亡き夫に祈ると、翌日には快復した。
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クチ 1977年 鹿児島県 博労が坐っていた所に坐ると頭が痛くなるが、それは、博労のクチが強いからだという。博労にはさからわない方がいい。値段などをつりあげたりすると、牛にクチを入れられる。
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(ヒメコンジンサマノタタリ) 1984年 山梨県 一戸の家には家を守ってくれるコンジンサマが4人いる。そのうち1人がヒメコンジンであり、そのヒメコンジン様の場所をいじると病人が出る。前の家にいたころ夏に家の回りの草を刈って捨てようとし、便所の近くのグミの木の枝を伐って捨てたら、その日のうちに腰が痛くなってロクサン(六三)にあたっているのではないかと思って近くの占いをやる人に見てもらったら、それはヒメコンジン様が怒っているからヨケン(よけを)してやるといって、口のうちで拝むと腰痛が治った。
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