タヌキ,ハクタク 1931年 東京都 石田延平氏の白澤の図も、和尚が同家で休憩したとき、記念として書いたものだという。
類似事例 |
|
タヌキ,ハクタク 1931年 東京都 狸が化けた和尚が白澤の図を書いた。小児の夜泣きを止めるのによいと言われ、諸所から借りにきたそうである。
類似事例 |
|
オニ 1974年 京都府 寛平4年8月17日に、武徳殿の東の松原に鬼が出て人を食べたという。そこで9月19日に巨勢金岡に命じて、御在所の南の庇の東西の障子に白沢の図を描かしたという。
類似事例 |
|
マビキノエマ 1965年 布川城址の丘にある寺内の地蔵堂に間引きの絵馬が掲げられていた。産褥の女が鉢巻を締めて、生まれたばかりの赤子を押さえつけている。障子に映る女の影には角が生えており、傍らに地蔵様が立って泣いている、という絵柄であった。
類似事例 |
|
ダイソウ 1967年 福島県 白沢の観音は昔、御堂があった頃野火により焼失しそうになった。その時白衣の大僧4人が現れて火を消し、その姿を消した。そのため御堂はなくなったが観音は残った。
類似事例 |
|
タヌキオショウ 1977年 神奈川県 昔、建長寺の和尚が村渡しとなって視察に来た際に、当時名手であった根岸家に宿泊した。しかし、この和尚は、皆とは別に食事をとったり、風呂も最後に入ったりする。おかしいと思って覗いてみたところ、飯を尾でかきこんだり、湯の中で尾を遊ばせたりしていた。この和尚さんの正体は、実は狸であったのだが、これが書いた「白沢」という掛軸は今でも残っている。
類似事例 |
|
タヌキ 1931年 東京都 青梅あたりでは、狸が化けた和尚は白鷺の図を書いたがたいていは後になると消え失せてしまったという。
類似事例 |
|
ミタライスイ 1989年 山梨県 早川沿いにある御手洗湯は微温湯の温泉であり、現在は旅館白根荘の湯となっている。これは、孝謙天皇が鎮守の若宮八幡宮御参詣の砌、厳冬であったのに冷水がたちまち湯になった。
類似事例 |
|
タヌキ 1931年 山梨県 山梨県猿橋の某家にあった。狸が化けた和尚が書いた図は、人に擦り返られたそうである。
類似事例 |
|
オイヌイシ 1956年 宮城県 七北田川右岸山村館跡の西南にある三峰山の碑。実沢の旧家白石家の先祖が、あるとき夜になって中山峠を仙台から帰る途中、道端に一匹の狼が口をあけて哀れみを乞う様子なので見るとノドにトゲが刺さっており、それを抜いてやった。その夜縁側に物音がしたので起きて見ると、お礼に猪が置いてあった。その翌日からその先祖が町から帰る途中、必ず狼が出迎えて家まで送ってくれた。その狼の供養碑がこれである。毎年旧暦4月8日、白石家では狼石に赤飯を供え、これを狼のオボタテという。
類似事例 |
|
コボク,ヒ 1930年 新潟県 小木町本町の旅館の裏の山によの木という古木がある。盆の15日と16日に、木の上に灯がともるといい、ローソク大の白いものが立っていた。
類似事例 |
|
ムジナ 1976年 宮城県 立沢の上流に1匹のムジナが住んでいた。人を化かすが害を与えなかったので立沢太郎と呼ばれて可愛がられていた。ある時ある旦那が祝い酒を飲んで帰る際、立沢を通った。旦那は「太郎や、何でもええから化けて見せろ」と言った。すると、波の音が聞こえ、当り一面が明るくなった。あるか沖合いに船が漕ぎ出され、官女が船縁で扇の的を立てている。すると馬にまたがった武士が泳ぎ出て、弓に矢をつがえて放ち、矢は扇の的に命中、当りは拍手喝采となった。やがて鳴り物の音がおさまると、あたりは元の暗闇に戻ったという。
類似事例 |
|
ヨウカイ 1989年 山形県 山形市の黒沢という温泉場には年2回、妖怪と思われるものが出現する。年の暮れのドサクサにまぎれ、食べ物を失敬していくというのである。
類似事例 |
|
タヌキ 1984年 埼玉県 むかしは、小川から白石にかけての道中にタヌキが出て人を化かした。みやげ物を木の葉にすりかえられたりすることが多かった。ムジナ沢のタヌキである。
類似事例 |
|
タヌキ 1931年 東京都 円通寺の布袋渡河の図は、狸が化けた和尚が寺に宿泊して正体を見破られたとき、記念のために書いたものである。寺が火災に遭ったときも焼け残ったので、火難除けとして秘蔵されている。
類似事例 |
|
リュウ 2001年 茨城県 千手観音堂の桃山時代の画家が描いた天井画の竜が川で遊んだ。その天井画は盗まれた。
類似事例 |
|
ハクジャ 1969年 岡山県 光明山の美作側の山麓にも遍照寺という寺があり、そこには白蛇がいるという。栗原村の東の西河内という村の山中には実際に白蛇がいるということで、天然記念物にするとかしないとかいう話を聞いたことがある。
類似事例 |
|
タタリ,コマチ 1975年 秋田県 出羽国雄勝郡院内、湯沢の駅は、秋田から会津への往還にある。この宿の間に小町村(小野村カ?)がある。小野小町の末裔という家があり、代々女子しか生まれず、聟を入れて相続している。また小野小町が植えたという芍薬が九十九株あり、他所に移すと必ず枯れる。花の盛りに子どもがこの花を折れば祟りにより大熱などする。
類似事例 |
|
テング 1976年 天狗の図
類似事例 |
|
タヌキ,ムジナ 2003年 山梨県 鎌倉の建長寺の僧侶に化けた狸が宿をとって、絵または書物を書き残したという話がある。
類似事例 |
|