(オニゴト) 1979年 鬼ごっこに関する考証。
類似事例 |
|
オニ 1976年 人を鬼に譬えるのは、武勇に長けた人、容姿は美しいが心が醜い女、心は醜くないが生まれながらに顔が赤く、目口が大きく、歯の出たような恐ろしい顔をした人と三通りの場合がある。本当の鬼もこのように形が定まったものではないのだろう。
類似事例 |
|
オニ 1970年 地獄で罪人が鬼に向かって、なぜ鬼は地獄に堕のかと聞けば、鬼はおぬしの子であると答えた。罪人が前世で罪を犯すたびに鬼の姿が出来上がったのだという。
類似事例 |
|
オニ,セキ 1979年 昔から「人が死ぬと鬼となり、鬼が死ぬと聻となる」といわれている。
類似事例 |
|
オニ 1974年 鬼のことを人間は恐ろしがるが、それは名前のみで実体がない。本当に恐ろしいのは人間である。
類似事例 |
|
オニ,ヤギョウサン 1958年 香川県 鬼はヤギョウサンという一つ目の化物だとも言う。
類似事例 |
|
オニ 1985年 和歌山県 鬼は必ず巌に棲んでいるものであるといった。
類似事例 |
|
オニノエ 1976年 鬼の絵に虎の皮の腰当を描くようになったのは、古法眼元信からであるという。
類似事例 |
|
オニ 1997年 宮城県 鬼橋の由来。鬼が川の橋となっているためともいい、将軍が退治した死骸を橋柱に繋ぎ沈めたための名だともいう。
類似事例 |
|
チチオニ 1941年 大阪府 父鬼は父の鬼が住んでいた事からその名が起こったという。その鬼が父瀧にいたとも、鬼唐臼にいたとも言う。鬼唐臼には鬼の夫婦がいて、それが討たれ、手負いになって河内の鬼しめに逃げた。延命寺に負矢という家があって鬼の系図があるという。又この鬼しめには川に大きな石があってそこで鬼が死んだので鬼の血がついて今でも赤い、ということである。
類似事例 |
|
オニ 1975年 霊は鬼であり、鬼は気である。
類似事例 |
|
オニ 1932年 長野県 東内村の鬼石の由来。大正5、6年頃、県道にするための改修の際この石を取り除くと、下から馬とも牛ともつかない大きな臼歯が出た。鬼の歯だろうということになった。
類似事例 |
|
ウシオニ 1992年 山口県 鬼が城山は、鬼が岩窪にいたから、そう言うのだという。また、鬼が美女を慕い夜毎通っていたが、家の主が気づいて斬ると、血を流しながらこの山に逃げて死んだから、こう言うのだともいう。
類似事例 |
|
(ゾクシン),オニ 1936年 栃木県 嘘をつくと、鬼に舌を抜かれるという。
類似事例 |
|
ウシオニ 1985年 和歌山県 昔は、一番恐れられていたものは牛鬼であった。けれども、誰もその正体を見た者はないという。一説によると、捨てた牛の子の化物であるという。
類似事例 |
|
キシン 1977年 鬼神の徳とは、神の聡明さを表している。
類似事例 |
|
オニ,キシン 1977年 鬼は宝として隠れ蓑、隠れ笠、浮き靴、剣などを有する。
類似事例 |
|
ゾクシン 1975年 春女(しゅんじょ)、神霞(しんか)、賊吏(ぞくり)、夜庭(やてい)、斂女(れんじょ)、飛游(ひゆう)、不穴(ふけつ)、遊光(ゆうこう)、懐珠(かいしゅ)という鬼に関する俗信について。
類似事例 |
|
ワーウー 1998年 沖縄県 ワーウーという妖怪は「醜い」とか、「こわい顔つきの」とかいう意味である。実態はよくわかっていない。
類似事例 |
|
オニ 1968年 宮城県 坂上田村麻呂が討ち取った鬼首峠の鬼の首が落ちてきたので、鬼首という地名がついた。
類似事例 |
|