ジゾウ 2001年 奈良県 昔、夜になると田んぼがぼうっと光ったことがあった。不思議に思って掘ってみると、大きな自然石に掘られたお地蔵さんが出てきた。
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ツクルトケチガツクタ 1969年 福島県 いわき市のある水田は、つくるとケチがつくといわれ、肥料も馬を入れずにつくった田であったという。
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イド 1930年 茨城県 この村に新しく井戸を掘ると、変を生じるといって、誰も掘るものがいないという。
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(サンジュウサンネンチチュウデイキタヒト) 1975年 長野県 信州浅間ヶ嶽辺で百姓が井戸を掘っていると、2丈余り掘っても水が出ず、なぜか瓦が出てきた。奇妙に思い更に深く掘ると土蔵の屋根を掘り当て、中に5、60才の人間が2人いた。彼らは33年前の山崩れで閉じ込められ、他の4人は死んだが、彼らは中にあった米や酒で生き延びたという話だ。
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ホトケ 1985年 静岡県 新盆に遠渡ではショウロサンといって瓜で牛の形をつくってそれに麻の芯で足をつくる。そして盆棚の蓮の上に水・飯・ソーメン・オハギなどと一緒にしておく。それに乗って仏が来るのだという。
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ジャタイ 1985年 和歌山県 ミナミノクボという所に、大きな蛇体がいたという。ある時、ここに池が掘られた。掘りかけた池に金物を入れたら、池が掘りやすくなるというので、金物を入れた。するとその人は死んでしまったという。
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ジゾウヅカ 1982年 群馬県 地蔵塚を掘ると祟る。
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イワノタタリ 1981年 和歌山県 ある男が尼さんが残したという小判を探して掘っていたら、平たい岩を掘り当てた。動かそうとするたび頭が痛くなるので、何かの祟りだと思ってやめた。
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タノタタリ 1969年 福島県 家内に不幸ばかり続くので、神おろしをしてもらうと、ある田をつくっているからだということだった。
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オオツカノタタリ 1932年 愛知県 長久手の合戦時の古城跡にある大塚は、武具が埋まっていると噂された。この塚を掘ろうとする者は多くいたが、いずれも雨が降り続いたり、怪我人が出たりして、最後まで掘ることはできず、大塚の祟りと噂された。ある旅の僧が供養の石碑を建てるために掘ると、骸骨ばかりが出て来た。武具を掘って売った連中は、みな惨死したり、貧乏になったりしたという。
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タマシイ 1956年 東京都 孫が井戸に落ちて死に、爺さんが恋しがって「生き返った」と言って墓を掘った。あんまり騒ぐのでサイノコに見てもらうと「墓を掘られたので魂が迷ってここらをうろうろしている」と言われた。
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(タタリ) 1985年 愛媛県 海禅寺にある椎の木の根元に宝物が隠されているというので掘った人が寝込んだ。和尚も掘ってみたが、やはり寝込んだ。
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イド 1930年 茨城県 ここでは古くから井戸を掘らない。ここは鹿島神宮の大鳥居があるところで、掘ると必ず凶事が起こると伝えられている。
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〔ヤキゴメ〕,(ゾクシン) 1960年 愛媛県 その年にとれた米を用いて焼米をつくる。秋の社日に焼米ができると秋が良いといわれている。神様にこの焼米を供えて、親類中で祝うという。
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ニワトリザカ,オウゴンノニワトリ 1938年 京都府 塚に埋められた黄金の鶏を掘ろうとすると、白羽の矢が飛んでくる。村人が掘ろうとすると、流行病で村が全滅したという。
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コエ 1995年 滋賀県 井戸掘りが自慢の高慢な男が堂宇の井戸掘りを命じられる。しかし、男がいくら掘っても水が出ない。五十尺あまり掘ると、底から「しおん(四恩)や知れ」と聞こえた。男は逃げ出したが、南嶺和尚に四恩の意味を諭され改心し、新しい井戸を掘ると水が出た。
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テング 1931年 山梨県 おえいという婆が急に見えなくなった。村中の人が3日探し回ったがさっぱりわからなかった。そしておえい婆は高さ何尺もある一枚岩の上で見つかった。婆を助け出して聞くと、鼻の高い顔の赤い人に連れられてきたという。
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ウサギ 1918年 兎は一箇所に糞をするので肛門が多いと思われている。お月様の夜は臼の中に入れていてもいなくなる。
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カッパ 1985年 熊本県 6月1日につくるコールサンというあられを河童は嫌う。
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ハチロウヅカ 1982年 群馬県 八郎塚を掘ると火の雨が降るという。
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ツバ,メ(ゾクシン) 1939年 和歌山県 燕がいつもいて巣をつくりに来ない時は不幸がある。巣を作るほど良いことはない。
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