国際日本文化研究センター トップページ
怪異・妖怪伝承データベース
データベース検索ページ 更新情報 お知らせ 怪異・妖怪とは データベース検索 異界の杜 製作者
データベース検索ページ

検索対象事例

ヌマ,ヒメガサワ
1976年 宮城県
狩野因幡守の姫が足軽と相愛の中になった。姫は3年もかけて悲願をかけた曼荼羅を完成させたが父親の因幡守は激怒した。姫は桃の節句の日に沼へ見を投じた。それから桃の節句の日になると姫の機織姿が沼の上に浮かび上がり、通る人ににこっと笑うという。

類似事例(機械学習検索)

ヒメ,ヒメナグサ
1928年 新潟県
漂着した舟に美しい姫が乗っていた。村の若者達が姫に熱心になったため、村の娘達は姫を恨むようになった。姫は入水して死に、それからは川の水が濁った。河原には小さな草が生え、人々は姫の精だとして姫名草と名付けた。
類似事例

アマノジャク
1960年 福島県
昔婆さんが川で洗濯していると胡瓜が流れてきて、家で爺様の帰りを待って切ってみると中から女の子が出てきたので、瓜姫と名付け機織などを覚えさせた。ある日姫は言いつけを守らず機織り中に戸を開けてしまい、あまのじゃくが姫を食って姫になりかわっていた。
類似事例

ダイジャ
1928年 大分県
速水姫という大切に育てられた姫がいたが、年頃になったとき、沈蛇の瀧に飛び込んでいなくなってしまった。姫が飛び込んだ日を命日にして、一周忌の日にお通夜をしていると、姫は以前のままの姿で帰ってきたので、親族は大喜びした。就寝中は声を掛けたり起こしたりするなという姫との約束を破って家人が覗くと、部屋に大蛇がのたくっていた。仰天して騒いでいると、蛇は姿を消した。
類似事例

ギンナン,シロヘビ,オンリョウ,タタリ
1990年 京都府
昔、殿様が糸織り姫を愛するのに嫉妬した者が、姫は他の男と約束を言い交わしたと言ったので、殿様が立腹して姫を殺した。この姫は松平家7代まで祟り、そのため子供が生まれなかった。姫が殺された日から銀杏の木に大きな白蛇が棲むようになったので、これは姫の怨霊が蛇になったものだといわれている。銀杏を食べると腹痛になるともいう。
類似事例

ウリコヒメ,アマノジャク,ヤマンバ
2001年 石川県
ある日、婆ちゃんが川上から流れてきた瓜を拾って帰った瓜の中に姫がいた。瓜姫小女郎と名づけられた姫が機織をしていると、天の邪鬼がやってきて姫を連れ出し、木につるして自分が姫に化けた。天からの迎えが来たときに、正体が天の邪鬼であることがわかり、天車を持ってきた人は天の邪鬼をひきずり落として踏み殺し、本物の姫を乗せていった。
類似事例

〔ウスグモヒメ〕
1961年 愛媛県
山内式部大輔の娘は薄雲姫という美女だった。結婚の申し入れをはねつけたために戦になり、姫は風透山に落ちのびた。そのうち姫の元に男が通うようになったが、姫が二世の契りを申し出たところ、男は立ち去った。姫は男の裾に糸をつけ、後を追っていくと、風透山の風穴に入って消えていた。姫は驚き、その後病気になって死んだ。
類似事例

タタリ
1983年 香川県
身分の高い美しい姫が一隻の船に乗って流れ着いた。姫は身重で、船の中にはきれいな衣装や立派な調度品が積まれていたが、悪人が餓鬼のように襲いかかったため、姫も財宝も海中に沈んでしまった。それ以来、不漁や病人続きとなり、仏のお告げで姫のたたりとわかったため、姫を祀ったところ災厄がなくなったという。
類似事例

ツシロヒメ
1971年 鹿児島県
数百年の昔、敵の軍勢に囲まれた津城から逃れ長瀬まで逃れた姫が海に身を投げた。毎年その時期になると姫の霊魂が白鷺になってドンドロの松の木に来るといわれる。明治中期に硫黄鉱山の仕事をしていた谷山出身の男が人知れずこの姫のもとに通っていた男がいたが、財宝を掘り当てこの男は姿を消した。また二十六年前、長瀬では姫の宝物が光を放っており、これを探しに行った男二人がどこからともなく現れた姫や侍女の乗った舟にさらわれ地球上から消えた。姫のいる幸の国に行ったものか。
類似事例

オヒメサマ
1989年 山梨県
お姫坂には昔水溜りがあって、お姫さまがそこに出たからお姫坂と呼んでいる。
類似事例

ヌマ,ウマノクビ,コガネノクラ
1956年 宮城県
飛騨守が戦いに敗れて逃げる途中、湿地から清水が湧き出て沼と化し足跡を隠した。飛騨守は愛馬を刺して沼の主となるよう言い、追手を逃れた。それから3年に1度この沼から馬の首と黄金の鞍が浮かび上がる。それを見た者は3年のうちに死ぬ。
類似事例

タマツヒメ,タマヨリヒメ
1928年 福岡県
玉津姫(もしくは玉依姫)は身分の高い姫であったが、顔に痣があったので、なかなか縁がなかった。悲嘆の思いを込めて縁の神様と呼ばれた三輪大明神に7日7夜の時詣りをした。満願の夜、社殿で伏していると神さびだ声が聞こえてきて、夫は三重の炭焼き小五郎で、夫婦になると大長者になるといわれた。朝起きると、姫は信託のとおりにした。
類似事例

ダイジャ
2001年 奈良県
宝亀6年4月13日に、中将姫が往生の前日に説法をしていると継母が大蛇となって説法を妨げが、姫の念仏により成仏する。姫は予告どおり、翌日往生する。
類似事例

カッパ
1974年 青森県
雷電宮には河童の伝説がある。昔汐立川の上流に姫がいたが、ある日その姫の姿が見えなくなってしまった。ある夜城内の殿の夢に河童が現れ、「私は姫を川に連れてきた河童だが、雷電様の怒りに触れて川が火の海になってしまった。以後こういうことをしない」といった。
類似事例

(ホトケノカゴ)
2004年
盗賊が中将姫の庵を襲おうとしたが,仏が姫の周りを護っていたため果たせなかった。
類似事例

ニュウバイ
1983年 兵庫県
丹生山田に入梅氏の者がいて、その先祖が、時の右大臣豊成公の娘・白滝姫(中将姫の姉)に恋をしたが、豊成公は身分の不釣り合いを思い、姫からの和歌の返歌次第とした。しかしその返歌の出来が良かったので姫を嫁がせ、天国の刀を添えて送った。彼は姫を弁天に、天国を神体として祀り、入梅となるとこの社の下から水がわき出るという。
類似事例

モウシゴ
2004年 奈良県
中将姫は長谷寺の申し子で,姫が3歳になった時夫婦のどちらかが死ぬといわれていた。出生の時には産室が光り輝き,薫香が薫った。また,その夜帝に夢告があり,僧に現じた千手観音が中将姫誕生の意義を説いた。姫は2歳の初言で女人成仏を予言し,3歳で勢至菩薩から直接仏道を伝授された。
類似事例

クズリュウシン,ヤマヒメ
1928年 長野県
九頭龍山の本性を見ようと山に入った代官は、途中で山姫に会い、その姫の吐く毒息に当たって病となった。
類似事例

ウリコヒメ,テンセイ
2001年
剣持弘子は瓜子姫の物語で、さらわれた姫の言葉の後に「ピーヒョロ」などと、鳥の鳴き声がつくのは、より古い形では姫が殺されて鳥へ変身するという展開であったと類推している。
類似事例

ウナギ,ヌマノヌシ
1930年 岩手県
南部彌六郎の姫が病気の際、卜者の占いに従って飲んだものは埋木ではなく、実は鰻の脊であった。その後病気が全快した姫は五合沼に身を投げた。母親が呼びかける声に、姫はもとの姿で水面に現れ、自分が脊を飲んだ鰻は実はここの沼の鰻に嫁ぐ予定であったが、脊に傷を受けたために嫁にこられなくなった。その身代わりに自分がこの沼にきたのだと語ったという。
類似事例

ブンゴヌマ,タナバタ,ハタノオト
1956年 宮城県
落城の時、城主袋豊後守の姫が金の機とともに沼に入水した。七夕の夜。以来、機の音が聞こえるという。
類似事例

ヒメサマ,ホウジュノタマ
1977年 福島県
ある少年が、何もせず毎日魚を捕りに行っていると、きれいな姫が出てきて、何故毎日川に来るのかと尋ねた。体が弱いから魚を取りに来るのだと答えると、姫は一生困らないようにと金の宝珠の玉をくれた。少年が家族にそれを持って帰ると、皆に見せようという話になった。姫は子供にだけあげたのだから皆に見せるなら返せと言った。一番人のいない日はいつかと尋ねるので一番人が多い1月7日と8月30日だと答えた。姫は毎年取り返しに来るが、まだ取り返せていない。
類似事例

国際日本文化研究センター データベースの案内