トリコヤ 1964年 福島県 浜では、正月14日の夜更けに鳥小屋という祭壇を設けた小屋に火をつけて焼く。この小屋の火で餅をやいたり、たばこの火をつけて悪病・悪神をさけたり、燃え残りの木を持ち帰って門口にさげ、魔よけにしたりする。
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テンノウサマ,アクビョウガミ,ウシノエカミ 1982年 新潟県 7月14日は各地で天王さま、祇園さまの祭りをする。天王様は疫病神で病気にならないようにと初生りの胡瓜を供え、各家では縁側に簀をさげ、悪病除けに杉の小枝に幣束をさげてさし、牛の絵紙を逆さにして入口に貼る。牛の足をあげておくと悪病神がきたときに、すぐ蹴り飛ばされるといわれている。
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(ゾクシン) 1973年 香川県 旧6月17日は荒神さんの本祭りで、夜にはサイトをする。この火で身体をあぶると、その年は病気をしないといわれている。
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ヤマノカミ 2003年 愛知県 中洲に、山神祭の神酒を醸造する家が六戸あった。ある年、中洲に大火があって村のほとんどが焼けた。しかし、村の中央にあった神酒倉は火災を免れたという。山神祭の火柱は、火を消さずに区民が帰っても火事になったことがないという。また、近くの道や枯れ葉・落ち葉などの上に火の粉が飛んでも燃えないという。山上の山の神の前で神酒や餅を食べると、夏病をしないという。伊勢の神島から山の神の炎がよく見えると、その年は豊漁だという。
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ミツケテンジン 1974年 静岡県 東海道の見付宿にあった天満宮の祭礼では夜に神輿を渡すのだが、その時は一切の火気を禁じ、声を出せば災いがあるといわれている。
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シンカ,ショウカゴンゲン,オオヤマゴンゲン 1975年 島根県 夜、隠岐国の海中から焼火権現の神霊である火が現われる。この神は風波を鎮める。船が難破しそうなとき、この神に祈ると海上に神火が現れ難を逃れることが出来る。
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カミガカリ 1937年 福島県 10月に行う津見神社の火渡りの神事の神がかりの詳細。
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サメ 1960年 三重県 6月14日は磯辺さん(海の神様)の祭りで、お使いの鮫7本が必ず来るといい、磯辺さんにお参りして、海に入らない。
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スギノウノタイカ 1921年 徳島県 杉生社から陰暦7月13日夜大火が出て、竹の瀬の野神の小祠にとび、同夜また帰るという。
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(コネコノゴトキモノ),ヒノタマ 1982年 京都府 享保19年6月6日夜半頃より風雨になり、雲の中に火の様な形をした小猫の様な物があり、艮の方へ大きな音を伴って飛んだ。あるいは火の玉が飛ぶようでもあった。このため7日の祇園会の山鉾は包み隠し、賀茂川も洪水になったので御輿は三条を廻った。
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(ゾクシン),エンコ,カッパ 1935年 山口県 6月17日の宮島様の晩は、エンコ(カッパ)は宮島様に参っているので泳いでも引かれないという。またこの晩に泳ぐと夏病をしないという。
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テング,(ゾクシン) 1972年 岐阜県 7月17日の権現さんの祭りを祇園祭りという。かがり火をたかないと、天狗が祟るといわれている。
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タタリ 1974年 愛知県 荒神だからと止めるのも聞かず、津島・戸辺両社が祭りで流した御葭を見に行ったところ、急に寒気がして足が動かなくなった。やっとのことで家に帰ったが高熱が出て、ひとりは6日後に、もうひとりは一時回復したが1年後に死んだ。
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クロフネ 1931年 宮城県 ずっと昔のある日、置きから黒塗りの船がやってきた。大勢の人がこの黒船に乗ってきて賑やかだったが、一夜たつとだれもおらず、1体の御神像だけがあったので、陰暦6月15日に祭りをすることにした。
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(ゾクシン) 1956年 山梨県 正月14日には道祖神の前で各町内ごとに火を焚く。門松、書初めなどを焼く.。子供達は「せいの神は丸焼けだ」などといい、道祖神の石の神体を火に焼いたりする。これは疫病神が八日様の日に各戸を覗き歩いて、その年に厄病にする家の名を書いた帳面を道祖神に預けてあるので、その帳面を焼くための火焚という。
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タタリ,ヒイミサマ 1933年 東京都 伊豆大島では24日を日忌様と呼ぶ。火忌とも書く。波浮では24日に海を見てはいけない。船の崇りを見ると崇りがあると言われている。この夜は火を焚かない。また、牛馬は山野に帰して家には置かない。泉津村で悪代官を殺した35人が神津島に渡ろうとして海上で死んだという伝説も残されている。
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カンコロボシ 1982年 三重県 旧暦6月14日は天王祭である。このお祭まで川に泳ぎに行ってはいけない。それはカンコロボシに肝を抜かれるからだという。
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キフネノカミ,タタリ,サクゴシ 1983年 京都府 後奈良院の御世、京中に咳疫が流行し、子供が多く死んだ。卜者によると、貴船の神の祟りだという。これによって弘治2年9月2日にこの神を祭り、時疫を退けさせた。今でも洛中の子供が、小神輿といって祭るのはこの遺風だという。
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ミコシ,タタリ 1935年 神奈川県 7月14日に江の島で行われる天王祭の御輿は、明治以前は塗りのものだったが、神仏分離の影響によって白木の御輿に作り替えたので、塗りのみこしは売り払われた。しかしそれを運んだ舟の持ち主父子は間もなく死に、また売買に立ち会った名主も発狂したり不幸が続いた。これは天王様の祟りだろうと言われた。
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サメ 1960年 三重県 6月14日はオオジロ様(海の神様)の祭りで、お使いの鮫3本が必ず来るといい、海女は海に入らない。
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