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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

ボウコン
1981年 福岡県
黒木城主・大蔵大輔助能の家内が治まらなかったとき、妻の春日局が剣ヶ渕に投身自殺をした。その亡魂が彷徨って、往来の人々を悩ませて流行病が起こるなどの災いがあった。行空上人がこれを鎮めたという。

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ミズカミ
1971年 福岡県
大蔵大輔助能が黒木城で見初めた小侍従との仲を怨んだ本妻が、乳母と侍女の2人とともに、矢部川に身を投げた。乳母の怨霊はその後水神となって夏は子どもを川底に引っ込め、常には往来の人を悩まし、疫病を流行させるなどした。行空上人の加持祈祷で怨霊はしずまった。
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カニ
1999年 滋賀県
往来の者を悩ませていた蟹が、僧に正体を見破られ、戒を授かり災いをなさなくなった。
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ダイジャ
1976年 京都府
大蔵神社のあたりのことを橋ヶ谷という。橋ヶ谷の池の端には大蛇がいた。大蛇が音を立てるので、人々が怖がったという。
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レイ
1977年 福岡県
北木屋村を出て、剣淵というところがある。ここは黒木家の北の方を鎮魂するために剣を沈めた所である。
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ハヤリヤマイ,アクマ,オニ
1986年 長野県
ある時、村に流行病がはやって大勢死人がでた。そこで庄屋は、これからは自分の家を悪魔の宿として貸すから流行病を村から追い出してくれと願をかけた。そうすると流行病は一段落したという。それから庄屋の家では節分のときに豆まきをしないで、障子をあけて悪魔や鬼を迎え入れるのだという。
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ジゾウ
1998年 愛知県
天明の大飢饉のとき、流行病のため赤ん坊がたくさん死んだ。村人達は病を食い止めるために「かど坂のお地蔵さん」にお祈りをすることにした。念仏講の人たちが何日も続けた結果、流行病は次第におさまったという。
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カラスナキ
1977年 秋田県
カラスが忙しく鳴くと災いが起こる。
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チマミレノオビイ,ボウレイ
1984年 長野県
上人が乗る籠の先棒の足が動かなくなり、その先には比丘尼がいた。比丘尼は癩を病み巡礼に出たが、途中宿の主人に殺された。死体を崖に投げた男もいた。主人は行方不明に、男は自殺する。比丘尼の霊は恨みと巡礼半ばの悔しさで彷徨っていたが、上人が成仏させた。
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ジバクレイ
1995年 福島県
長く区長を務めた人が病に倒れ、それを苦にした妻が鉄道自殺したのを皮切りに、町内で入水自殺、首吊り、焼死、水死など立て続けに事件が起こったため何度もお祓いをしてやっと平穏になった。
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ダイジャ,ミョウケンボサツノオンツカイ
2001年 岩手県
長者の妻は笛の上手い若君(松若)に想いを寄せていたが、相手にされなかったので彼をいじめた。これを知った長者は妻を追い出したのだが、仏罰が当たって、この妻は大虵となってしまった。大虵は滝の橋の付近に住み着いてこれを渡ろうとする人々を悩ませた。
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タカダテモッケ,ボウレイ
1934年 岩手県
高館で死んだ源義経主従の亡霊が夜毎に現れ、暴れまわった。中尊寺の僧による祈念でも鎮められなかったが、いずこともなく現れた猿が亡魂に混じって阿修羅節を踊ったところ、亡魂もそれにつられて踊り、猫間ヶ淵へと姿を消し、二度と現れなかった。
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タチ,オニ
2001年 長野県
多田満仲の剣は、信州戸隠山で、鬼を切った剣である。
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オンンメサマ,ウブメ
1977年 神奈川県
昔、大巧寺の上人が川にかかる橋を通りかかったところ、赤ん坊を抱いたウブメに出会った。冥土の苦難を訴えるウブメに上人が経をあげて回向してやると、その心は鎮められた。数日後、美しい女が上人の前に現れ、お礼として1包みの金を置いていった。上人はこれで宝塔を作ったのだが、それが今日も大巧寺にある。
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イエジンサン
1996年 山梨県
ある家の人が、顔見知りの上人が役人に捕えられたときに、庇い立てしてやらなかったせいでその上人は処刑されてしまった。それからその家には病気や流産などの不幸が続いて、上人のたたりとされ、その上人をイエジンサンとして祀った。
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オノテルサキミョウジン
1978年 東京都
照崎という盗賊が上野に住んで往来の妨げとなっていたが、ついに捕らえられ江戸坂本で処刑された。しかしその執念が人を悩ませたのでその地で神に祀った。
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ミズ,ウバ
2000年 愛媛県
昔、ある貴人の乳母が、乳の出が悪いことを苦に投身自殺し、哀れんだ村人は祠を建てて弔った。乳の出が悪い母が、投身自殺をした岸の上から徳利を吊り下げて水を汲み、その水で作ったお粥を飲むと乳の出がよくなるといい、現在も若い人がよくおとづれる。
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レイブツ
1975年 兵庫県
播州明石郡大山寺の薬師像も、国家に災いがある時は、大いに汗をかいて災いが起こることを世に告げたという。
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シメカケイシ
1967年 福島県
この石を踏むと必ず災いがあると言われている。
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〔カシコフチ〕
1956年 宮城県
昔,男がこの渕で釣り糸をたれていると,1匹の蜘蛛が男の脛に粘々するものをつけ,向こうに行ってはまた何かつけて帰ってくるということを繰り返した。男がそれを傍らの柳の大木になすりつけておくと,やがて柳の木が根こそぎ渕の中に引き込まれてしまい,渕の底から「賢い,賢い」という声がした。蜘蛛はこの渕の主であったという。それからこの渕を賢渕と呼ぶようになった。伝説源兵衛渕の主の鰻と闘って勝ったのはこの蜘蛛であろう。
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ハランダママシンダオッカア,ヨビゴエ
1972年 長野県
部落の大蔵作次郎のおっかあ(妻)が孕んだまま死んだとき、おっかあの兄の大坪源次郎が屋根の上で「おーいおーい」と呼びながら病人の着物を振っていたことがあった。
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ダイジャ
1972年 福井県
泰澄大師が池の岩に剣を打ち込み、大蛇を封じ込めた。その池がセンジャガイケ(千蛇ヶ池)、岩がケンガイワ(剣ヶ岩)。池は女人禁制、泳ぐと死ぬといわれている。
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