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怪異・妖怪伝承データベース
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検索対象事例

コメ
1979年 兵庫県
神部にある伊和大明神に、3寸(約10cm)の米が宝物として納められている。これは神代の種と言い伝えている。故老が言うには、これは風破壊山の頂上に生じた稲だという。

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タノタタリ,タシロノカミ
1971年 京都府
村と村の境にある三日月形の小さい田は、地頭も祟りがあるといっているが、作らないと二村に祟りがあるという。ふたつの村の尼が身を清め別火をしてつくった。この米は伊勢の御神の初穂にあげる。池を田代の神と伝えている。
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イナリ,シラトリ,モチ
1949年 京都府
伊呂具秦公(いろぐのはだのきみ)という者が稲を積んで豊かになり奢って、餅を的にして遊んだところその餅が白鳥と化して山の上に飛んでいって留まった。その留まった所に稲が成り生えたため、伊奈利(稲荷)の社を建ててこの鳥を祀った。その子孫も先祖の過ちを悔い、その社の木を家に移し植えて祈った。この木生付く者は幸を得て、木枯れるものは必ず禍があるという。
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シンメイサマ
1964年 福島県
三春町庚申坂の神明宮の神明様。この神明様は伊勢の大神宮様で、男と女の一対。(人々が供える)着物が100枚になると、祈祷して伊勢の大神宮に送る。ご神体はしゃくなげの木であるが、ふだんはもったいなくて拝めない。顔の白い布は年に1度ご元朝にしか取って拝めない。男のほうが少し小さく、胴体は径1寸ほどで和紙がまいてある。全長7、8寸。おしんめい様は出たくなると夜中でもいつでも出る。宮を守っている人の夢などで、「出たい出たい」と知らせる。そういうときは、すぐに出ないとしかられる。おしんめい様と歩いていると、76歳のじいさんでも一日中歩いて疲れない。
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カミ,アシアト
1987年 広島県
岩に人の足跡と馬の蹄に似た窪みが付いている。神さんが通った時に落ちている米を食べるために降りた跡だという伝説がある。
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ダイズ
1952年 神奈川県
ある家の天井から大豆が降った。イチッコによると、災難が来ることを八幡様が教えられたのだと言い、みなで八幡神社にお籠りして、大豆を神前に供えてから食べた。
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ヨントダ
1956年 宮城県
三坪の田から四斗の米がとれた田を、神のお授けとして四斗田と呼んで神田とし、その米を式内社行神社に供え、志戸田の村名とした。今も田植えには幣束を立て、汚れをきらい、神輿渡御には塩をまいて清める。
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タノカミ
1982年 新潟県
3月16日は「田の神下り」の日で、田の神はこの日家から田圃へおりる。アンコを入れた糯米の団子を作り、俵の上に上げて、「今年の作がよいように、けがのないように」と祈る。11月16日は「田の神上がり」で、新米の入った俵に団子を盛ってお礼をいう。この日田の神は田から家へ上るといわれる。耕作する人間より田の神様は早く下り、遅く上る。そして、翌年の3月まで田の神様は家で休んでおられるとする。
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チホ,マナツル
1983年 三重県
垂仁天皇27年の秋9月に、伊勢の方で鳥の鳴き声が昼夜を問わず聞こえるのを、倭姫命が怪しんで使者を送ったところ、志摩国伊雑方上の茅原の中に、本は1本で末は千穂に茂る稲を、真名鶴が育てて伊勢神宮に献上していたという。
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タノカミ
1984年 福井県
11月10日をタノカミアガリといって、アズキ飯を炊いて氏神社へもって参った。神はこの日までは田を守っていたが、以降山へ上って木の種まきをするのだといわれている。、昔は刈り終わりが遅く「田の神上り」になっても、天候に左右されたりして、稲刈りがまだ終わっていないときは、神さまは泣きながら山へ上られた、といわれた。
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オトヒメ
1977年 徳島県
貧乏な姉と金持ちの妹がいた。姉が門松を海中に投げると水神が現れ、門松の礼に狆をもらう。狆が米3合を食べて小判3両を出し、姉は金持ちになる。妹がチンを借りていき、死なせてしまう。姉が死骸を埋めるとエノミの木が生え、実の代わりに小判が成った。
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サンポウコウジン,ノウサクノカミ,マモリガミ,コドモノカミ
1983年 岡山県
三宝荒神は光明山の北の麓の山と田との境、谷川に臨む水源地にあるフロに祀られている。これは農作の神、守り神、子供の神であると言われている。
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ムギノカミ,コメノカミ,カネノカミ
1941年 愛媛県
麦御飯がいやだった長者が女房を追い出したが、それを哀れと思った麦の神、米の神と金の神が出てきて、その女房についていくことにした。後に、その女房は改めて嫁いで、三人の神のおかげで新しい夫を大金持ちにしたという。
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〔ナマミノジゾウ〕
1978年 広島県
備後神石の僧が大山へ行き生身の地蔵を拝みたいと祈願すると夢に一人の僧が現れ、下野の岩船に生身の地蔵がいると告げた。僧は早速そこへ行くと、一度に三つの仕事をこなす僧に出会い、彼こそ生身の地蔵であると大山権現を尊く思い、急ぎ帰る。帰り際下野の僧は一掴みすると釜いっぱいに炊ける不思議な米を与えた。
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コトノカミ
1982年 新潟県
田の神は一般に「事の神」と呼称されている。2月8日(または9日)の事始めの日に事の神様は稲の種子を持って、天から下りられるとされ、農家はボタ餅あるいは小豆団子を作って供えた。12月8日(または9日)の事納めの日には、事の神様が天上に帰られるといって、事始めと同様にボタ餅などを調えて供えた。
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アメノサカホコ
1979年 宮崎県
日向国の高千穂峰の頂上に、天孫が建てた矛がある。柄の長さは4尺(約120センチ)で黄金ないし鉄製で、地上から2尺(約60センチ)上あたりに鬼面らしきものが彫りこんである。数千年経ているこの矛はまさに神が造ったものに違いない。それを土地の人は「天ノサカ矛」と呼んでいる。
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(ゾクシン)
1981年 栃木県
三が日は朝食にオカンイモと小豆飯を食べ、夕食にソバを食べる。オカンイモは鳥の出汁に銀杏切りにした大根・細かく切ったニンジン・ゴボウ・ハネギに適当に切った里芋を入れ、醤油で味付けしたもの。三が日の朝には仏様と大神宮様に小豆飯とオカンイモを供える。下げたオカンイモはご飯に入れておかゆにして食べると疫病神がくっつかないという。
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レイム,シンレイ
1973年 秋田県
大平山に鎮座する三吉大明神を信仰している者が怪しい夢を見た。それは山上で神人が人に日頃信仰により利益を与えるというものだった。妻も同じ夢を見たので急いで祠を建てると様々な願いが叶ったが、成就した時餅を供えなければ祟った。
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カミナリ
1934年 愛知県
敏達天皇の御代に、一人の農夫が田の水を引きに出掛けて、雷雨に会い、木の下で休んでいると、落雷した。雷は子供のような姿で現れ、私を助けてくれれば汝に子を授けようといった。農夫が望み通りにすると、雷は昇天し、後になって子を得たという。
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(ダンバラハン)
2000年 愛媛県
曽我部家の宅地内にあった、敷神のダンバラハンへの祭礼は一年おきに行われる。祭事では篠目竹をスノコ状に編んだ中に、よく水洗いした束二合分の米を詰め込んで巻き込んだシトギを供える。そして同じく二年前に供えたシトギの中の米が、カビも生えずにきれいであった場合、今年と来年は豊作であるというお告げとされていた。
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ギライ・カナイ,キンマモン
1986年 沖縄県
久高島中部東岸の聖地であるイシキハマはギライ・カナイの拝所であるといわれる。島に初めて居住したアナゴの子はここで麦、粟、黍、扁豆、コバなどの種子の入った壷を拾ったが、その頃、君真物という者が度々出現し、近くの森で神遊びした。そこは中森の嶽という御嶽になっている。
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